胸膜炎 闘病日記《vol.10》

平成25年5月21日(水)
もうここの固いベッドにもすっかりなれて、自分家のようにグッスリ眠れるようになった。
目覚めも快調♪

明日の朝には退院なので、実質、今日が最終日。

もう、ここでやり残したことはない。(実際には読書は終わってないけど)
思い残すこともない。
ちょった看護師さん達とお別れするのが淋しいけど。
シフトで会えないかもしれない人もいるので今からお礼を言っておく。

俺はここでいつまでも立ち止まっているわけにはいかない。
金曜日からはもうすぐに社会復帰だ！
留守した分までしっかり働かないと。

ここでのトレーニングも最終日とあって階段トレは気合いを入れて7階×15往復。約1時間20分。
さすがに汗だっくだく。でも今日はタオルを首に巻いて、階段に汗を垂らさないよう気を使った。
飛ぶ鳥跡を濁さず。
回数的にはまだまだいける感じ。よし、これなら金曜日からの出勤も大丈夫だろう。
お疲れさま！

午後は敷地内の散歩。約30分。（最後までjogは自粛した）
ここも何回もあるいたなあ～。
ここを歩くのも最後か。
ちなみに、文中の植物写真は全て敷地内で撮影したものです。

最後の点滴までもしみじみと味わった。
まさか飲んだ訳じゃないですよ。
管を通して腕に入ってくる感じがなんとなく分かるんです。
終わるとずっと付けていた点滴用の針が抜かれます。
これで不自由だった左腕が解放された。

 これが最後だと思うと、なんだか一つ一つのことが感慨深く思える。

嬉しいはずなのに、なんだか少し淋しく思える。
ここでの生活もまんざらでもなかったのかも。
イヤイヤ、ダメダメ。

さあ、明日はめでたく退院だ！

こうして入院10日目の夜は更けるのであった。

本日のメニュー
今日から特別食に変更してもらいました。実は、追加料金を払うとちょっとだけメニューを変えてもらえるんです。
一週間単位での申し込みなんですが、先週は入院したてで、メニューもよく分からなかったので、頼まなかったんです。
今週になってやっと申請できて、今日から変更になりました。
でも、すぐに退院。ガックリ。
最後の晩餐は牛丼。社会復帰に向けての食事としてはふさわしい？

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胸膜炎 闘病日記《vol.9》

平成25年5月21日(火)
もう腰の痛みで眠れないということはなくなった。
それでも早く寝るから嫌でも5時には目が覚める。

今日も6時、2時、10時の１日3回の点滴投与だけ。
相変わらずの退屈な生活が続く。
もう日課となったスケジュールをこなす。
朝のストレッチ。
階段トレ7階×10往復。
シャワー。
午後の散歩。
読書。

人生の意義を見失いそうになる。
もし、もっとずっと長い入院が必要な病気になったらどうなっちゃうんだろう。
ましてや、寝たきりにでもなったら・・・。

いまある人生をしっかり生きよう。
時を大切にして後悔しない人生を送ろう。
今出来ることは限りを尽くして精一杯生きよう。

午後、担当医から正式に退院の許可が出た。
「木曜日か金曜日、土曜日でもいいですよ」って言われたので、間髪いれず
「木曜日でお願いします！」と回答。
やった～！！
ついに退院だぁ～～！！！

今となっては、ここでの怠惰な生活や可愛い看護師さんたちとお別れすると思うと寂しい気もするけど、一日たりとも立ち止まってはいられない。

退院後には、特に自宅療養、投薬の必要は無いため、金曜日からは通常通りに仕事に復帰しようと思う。
体力的に心配はあるが、金曜日一日出勤して体を慣らした方が良さそうだ。

早速、各方面に退院、仕事復帰の連絡。
でも、誰ひとり、一日くらい休んだら？の声はなかった。ガクッ(>.<)y-~
それだけみんな大変な思いをしているんだろう。
本当に迷惑をかけてしまってるからな。
早く復帰して挽回しなければ！

何はともあれ、退院決定おめでとう！

こうして入院生活9日目の夜は更けるのであった。

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胸膜炎 闘病日記《vol.8》

平成25年5月20日(月)
昨夜は消灯後もワンセグを観て、夜更かししたせいか、初めて朝までぐっすり寝れた。

既に入院して1週間が経過。

なんだか今日は虚脱感に包ませている。
ストレッチも階段トレもやる気が起きない。

午前中に卒業試験とも言えるレントゲン検査と血液検査。
この検査結果次第で退院の日が決まるはず。
祈るような気持ちでレントゲン室に向かう。

午後の点滴の前にやっぱり階段トレ実施。
7階×10往復。約40分。

その後、待てど暮らせど検査結果の知らせがなかったが、午後七時過ぎになってようやく担当医がやって来て、白血球の数値も4,000で、レントゲンの影も消えてきているので、週末には退院出来るでしょうとのこと。
(ほとんどベッドにじっとしてないので、先生はちょくちょく来てくれていたのかも）

日にちはまだはっきり明言してくれなかったが、一応合格のようだ。

社会復帰は来週かな？
当初もらった計画通りになった。
私のような病状の場合はおおよそ2週間というのが通例なのかもしれない。
人並みのスケジュールだったわけだな。
仕方ないので、今週は静養続けるとしよう。

退院できる見込みが立っただけでもよかった。
枕を高くして寝むれる。
ここでの生活もあと少しということか。 

こうして入院生活8日目の夜は更けるのであった。

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胸膜炎 闘病日記《vol.7》

平成25年5月19日(日)
もうほとんどは病院での生活パターンが固まりつつあった。

日曜日だから外来や検査がないだけで、入院患者にとってはたいして生活は変わらない。

朝、晩と看護師さんが入れ替わるが、どうやら一巡したようでひと通りの看護師さんとは顔見知りになった。
つまらぬ雑談もするようになったが、個人的に親しくなるまでには至らない。
白衣の天使はやっぱり魅力的～♪
加齢臭に満ちた病室に、ほのかな女性の香りがするだけで癒される～。
あらぬ妄想を打ち消すことしばしば。

さて、本日も朝食後の定期検診のあとはストレッチと階段トレ。
今日は7階×10往復。しかも、上りは全て一段飛ばしに。
階段にはポタポタと汗を垂らしてしまうほど。
約40分で終了。

汗かくので連日のシャワー。
病院内でこんな生活してて良いのだろうか？
おそらくこの病院内で私が一番元気な患者だろう。いや、もしかしたら、職員を含めても一番かな？

午後は敷地内の散歩。
途中、担当医に外を歩いているところを見つかってしまったが、知らん顔してすれ違った。
汗だくの階段トレも見られているし、
多目に見てくれるだろう。

休日だというのに、1階のロビーやら2階通路にやたらと人が沢山いた。
後で、掃除のおばさんに聞いたら、何かのドラマの撮影だったらしい。
しまった！
その場で確認して見学するんだった。
最近、病院を舞台にしたドラマ多いですからね。
患者のエキストラだったら出てもよかったのに。(病人らしくなさすぎか？)
何のドラマだったんだろう？
時折、休日を利用して撮影しているらしい。

こうして入院生活7日目の夜は更けるのであった。

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胸膜炎 闘病日記《vol.6》

平成25年5月18日(土)

入院して初めての休日。
外来患者さんもいないせいか少し病院内は静か。
お見舞いの人が多くなるのかと思ったけど、どうも普段と変わらない感じ。
外科とか小児科病棟がないようで、入院患者さんが内臓疾患（特に呼吸器系）が多く、やや高齢のせいか？

私のところには、我が家の家族のほかにも実母、そして義理の母や義姉までもがお見舞いに来てくれて、
談話室はうちらだけで賑やかになった。

いろいろ持って来てくれて、おかげで食料庫も充実。
お菓子は売店でも売っているけどずっと我慢していたので、フルーツは有り難い。
でも、すこしづつ間食が始まてしまってます。
どうしても、口が刺激を求めちゃうんですよね。
とにかく食事の味付けが薄いので。
先日のチョコに続いてせんべいにまで手を出してしまった。

今日も午前中には階段トレを7階×10回。約40分。
ちょうどいい運動だが、午後に再度挑戦がなかなかできない。
もっとカロリー消費しないと。
残念ながら、今のところ減量の成果が全然出ていません。

こうして入院生活6日目の夜は更けるのであった。

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