第2回スパトレイル(SPA TRAIL)≪レースレポVOL.2≫ [ スパトレイル]
(VOL.1からの続き)
笹原を抜けて、すぐ右に山の稜線がみえてくると登りも終わりが近い。
ここまでくると植生も随分と違ってきます。
いよいよこの先がこの大会のハイライトといってもいい野反湖です。
霧で視界が悪かったり、風が強かったら、この湖一周はショートカットすると脅かされていましたが、
晴れ男全開につき景色もバッチリ見れましたよ。
もう、この景色見るとほんと感動します。
ここまで苦労して登ってきた甲斐があるってもんです。
反時計回りのこの湖を一周します。
右側の湖岸のグリーンの中の道を選手が走ってます。
対岸に第2エイドがあります。
下にエイドが見えてきました。
そろそろお腹が空いてくる頃。
うどんが食べられるのを楽しみにもう少し頑張る。
第2エイド到着。34.6km 5時間40分(予定5時間30分) 区間2時間41分。
あっという間に貯金放出。予定より10分のビハインド。
やっぱり登りでは予定よりずいぶんと遅れていたんですね。
これからはもっと登りを頑張らないといけません。
こっから挽回なるか?!
エイドでの写真撮り忘れ。舞茸うどんはお代わりももらいました。美味しかった。ご馳走さまでした。
パワーバー丸ごともらえる。あんまり食べないんだけど非常食として1枚だけもらっとく。
ここで一周完了。
ひと上りするとコース最高地点の弁天山。
さあ、下りの始まり。
久々のロングダウンヒルだが、ニューシューズもフィットしているようで足指も痛まない。
なにより太ももの痛みがないので、積極的にスピードをあげられる。
去年はくねくねとした林道が長くて飽き飽きしたような記憶があるが、今年は直線的なトレイルが多くなっていた。
下りは林道よりも断然トレイルの方が楽しいですね。
集落まで下り切ると第3エイド到着。47.2km 7時間35分(予定7時間20分) 区間1時間55分。
上りほどではないが、下りでも貯金を取り崩してしまった。
こうなると挽回は難しくなってきた。
エイドではマイカップで飲み物をもらいます。
各エイドには水、スポドリ、コーラ、バナナ、オレンジがありました。
毎回コーラ2杯。バナナとオレンジを頂きます。
ここから六合(くに)の集落を巡ります。
右に左に曲がっているうちに方向感覚もちょっとおかしくなってきた。
何と無く地図は頭にあるけど、コース図を確認することもしないので、どのあたりを走っているのかさっぱり分からなくなりました。
上ったり下りたりを繰り返しながら進みます。
途中、この大会のために切り開いてくれたような手作り感たっぷりのトレイルをたくさん通ります。
地元の方のご協力に感謝いたします。
ふかふか、ちょっとずぶずぶでしたが、気持ちよく走らさせていただきました。
遠く山の斜面にスキー場が見えます。
あの麓がゴール地点。まだ遠い~~~。
おっ、滝があるぞとこの時は呑気に写真撮ってました。
そう、話題騒然となっている滝の脇の階段登りが待っていました。
この階段のことは説明会で言っていたのかどうか分からないが、どれほどの階段なのかを全く認識してなかった。
(高低図では急斜面があるとは思ったけど)
最初は普通の階段だったが、そのうちに崖に架けられた非常はしごになり、それが延々と上の方までつながってます。
いくつか滝が連なっているようで、その脇を上り続けるのですから斜度はきついわけです。
約1kmで200m程登ってます。
途中で、ヒーヒーいいながらブーブー言ってました。
途中の滝で休憩。
ようやく登り切ると第4エイドが待ってます。
58.7km 10時間5分(予定9時間10分) 区間2時間30分
いやー、この区間は手こずりましたね。
関門時間の15分前通過です。一気に関門時間が近づき、完走がやばい感じになってきました。
途中、私設エイドで手作り豆腐を頂きました。有難うございます。
集落のほぼひとんちを通ったりします。
町の人達は温かく迎えてくれています。でも、街の中でも急斜面。
段々必死になってきているので写真も少な。
最短区間ですぐに第5エイド。
64.5km 11時間18分(予定10時間10分) 区間43分
関門時間12分前通過。
せっかっくのおそばだったけど、時間がギリギリなのでやむなくパス。
残り距離は約8Km、残り時間1時間42分。
高低図ではほぼ上り基調と記憶していた。
普通に行けば何とか間に合いそうだが、どんな上りなのか全くわからなかったので、予断は許されない。
走れるところはきっちり走っておかないと。
幸い下りもそこそこあり。
ロード区間もそこそこあり。
残り距離をどんどん減らしていく。
しかし、ズルズルの下りもあったりして手こずる場面も。
サイクリングロード辺りまで来ると完走を確信したのかみんな歩いている。
でも、まだズルズルの上り坂なんかが待っていたら大変。
私は走れるところはあくまでも走っておく。歩きたくなる気持ちを奮起してゆっくりだけど走る。
もう、終わりかと思っていたら、やっぱりトレイルの上りがまだあった。
もう少し、もう少しと我慢しながらようやくロードへ。
よかった~~。完走できる。
ここまで頑張ってきてゴール手前でタイムアウトなんて悲しいですからね。
ここまで苦しむとは予想していなかった。ほんときつかったです。
またしても終盤は方は関門時間を意識しながらの展開になりましたが、苦しみながらも完走できてほんとに良かったです。
ゴールタイム 12時間39分(予定11時間50分) 区間1時間21分。
結局、関門21分前でした。
去年は終始走れるコースという印象だったけど、今年はレベルが違いましたね。
ただ、林道もトレイルも、上りも下りも、フカフカトレイルもズブズブトレイルも、しまいには激階段もありと盛りだくさんのコースでしたので、充実感もたっぷり楽しめるコースでした。
でも、トレランには激坂はあったとしても激階段はいらないんじゃないかな。
コース設定にはそうとう苦労したと思われ、ややムリくりな感もありますが、多くの手作りトレイルを作っていただいた地元の皆さんにはとても感謝します。
そして、スタッフ、ボランティアの方々、本当に有難うございました。
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第2回スパトレイル(SPA TRAIL)≪レースレポVOL.1≫ [ スパトレイル]
平成27年6月28日開催された第2回スパトレイル(四万to草津) SPA TRAIL(Shima to Kusatsu)のSTSK72Kに参加してきました。
四万温泉をスタートして野反湖を一周、六合(くに)の集落を巡り、草津温泉の草津国際スキー場がゴールのワンウェイコース。(制限時間13時間)
途中の野反湖をスタートとする38Kのクラスもあります。(制限時間8時間)
受付は前日のみ。したがって四万温泉に前泊することになります。(30Kは朝、草津温泉からスタート野反湖まで移動するため草津温泉泊)
私は車で行ったので、一旦ゴール地点の草津温泉まで行き駐車して、事前に予約しておいた専用バスに乗り換えて受付会場へ移動。
必携品のチェックとブリーフィングを終えて、再び専用バスにて四万温泉に移動。
(事前に必携品となっていたレインジャケット、ライトはチェックなし)
宿の予約が遅くなり、スタート会場近くの安い宿がとれず、四万グランドホテル泊。
他の民宿などに比べれば高かったけど、大浴場はあるし、晩御飯はしっかりしたバイキング形式で美味しい物を腹いっぱい食べることが出来たんで大満足です。
今回の装備は、ファイントラックパワーメッシュノースリーブ&パンツ、長袖TEE、ショートタイツ(まだ少し太もも心配なので)、ショートパンツ、キャップ、ネックカバー、C3fitカーフ、R&Lメリノ5本指。
バックはサロモンのスキンプロ10+3。
シューズは購入したばかりのブルックスのカスケディア10(限定カラー)。このシューズは素晴らしかったです。(後日にレポします)
補給食はジェル×7(残1)、アミノスティック×6(残4)、ベスパハイパー×2(残1)、塩羊羹×2(残2)、しっとりケーキバー×2(残2)、塩飴×6(残2)、ブラックガム×2(残2)、ねりうめ1袋(残ほとんど)。
と、いつもどおりたんまり持って帰ってきました。
トレランの時は何があるか分からないのでこれくらいはやっぱり持って行ってしまいます。
コース図、高低図は大会HP掲載をリンクしておくので参照ください。
私のガーミンデータでは距離は72.5km(公式72.7km) 累積標高3,154m(公式4,610m)。累積標高は大分差があります。
当日は午前3時起床。午前5時スタート。
大会プロデューサーの二人に見送られる。
林道は広さもあり渋滞は発生しません。
去年より舗装路部分が多かったような気がします。(整備が進んだ?)
上りといってもほとんど走れる林道だった印象でしたが、今年は結構歩いてしまいました。
コース変更というより私がへたりになっただけ。
序盤はどんどん抜かれまくりです。
先は長いし、この林道上り区間はウォーミングアップのつもりで焦らず進む。
野反湖までは常に近くに知り合いがだれかしら走っていたので声掛けあいながら進めてめげずに済んだ。
約11km地点の給水所までは登りが続く。
給水所 11.3km 1時間43分 (ここは想定時間なし)
そこから今度は下り。
舗装路も多かったかな。
この序盤の林道区間はずいぶんと短くなりました。
登り返して別荘地帯を抜けると第1エイド。
21.9km 2時間59分(予定3時間10分)
ここから手作りトレイル。
まだふかふかです。雨じゃなくてホントよかった。
しばらく下るとなんと川渋滞。
事前に川を渡るのにロープを渡してあるとの説明があった場所。
雨で増水したらこの区間はショートカットする予定でしたが、雨も降らず、増水することもなかった。
どんたけ深い川が登場するのかと心配(楽しみに?)してましたが、ごく普通の川でした。
しかし、川辺に下りるずるずるの急斜面と、一人一人岩を飛び越えていくので思わぬところで渋滞が発生。
岩を飛び越えれば全然濡れることもなく、ロープを頼りにすることもありません。
足首までは覚悟してましたので、ちょっと拍子抜けです。約15分のロス。
しばらくすると野反湖への上りが始まる。
この区間はずっと上りが続くので覚悟してじっくりと登ります。
旧道を復活させて笹を切り開いて作ったコースは去年以上に走りやすく切り口もきれいに刈られて、去年みたいに足裏に突き刺さるようなこともありませんでした。整備いただき本当に有難うございます。
約6kmで約550m登ります。
久し振りのトレイルでの上りなのですごく心配してましたが、序盤の林道ほどほかの選手に遅れをとることはなかった。
少しだけホッとひと安心。
ほぼ登り切る頃にスカイランニングっぽいお出迎え。
さあ、待望の野反湖まではあと少しだ。
(VOL.2に続く)
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