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信越五岳トレイルラン2014≪レースレポVOL.3≫ [ 信越五岳トレイルレース]

(レースレポVOL.2からの続き)

ヘッドライトを点けて6Aを出発。(ここからは写真は一切ありません)
しばらく緩い上りのロードとなるが、なぜかこういう所がなんとなく走れない。
平坦になって先を行く選手のライトが遠ざかるのを見てやっと走り始める。

トレイルに入っても比較的平坦でそれほど路面も問題はないのだが、やはり足元には注意を要する。
したがって、暗闇のトレイルでは足元のライトの灯りのみを見つめて走ることになる。
だから、回りがどんなところなのかはほとんど分からない。
時折、先行する選手の灯りがチラチラと見えて、これから進む方向を教えてくれるが、基本的にはこの先、右に行くのか左に行くのかも直前にならないと分からない。

2kmほどのトレイルで戸隠神社への参道に出た。
ここから随神門まで緩やかな砂利道が続く。
前回は歩き通した場所だ。
しかし、今回は走る。ダメだった自分に打ち勝つために。
何度も何度も歩きたくなる気持ちを抑えつけて意地で走る。でも、ゆっくり(笑)

門を左折すると再びトレイル。
木道が多くなり、足元に気を使いながら走る。
明るい時には雰囲気のいい森なのだが、この暗闇では全く分からない。

今までのエイド間の距離より短いせいか、まだ元気が残っているせいか、思ったよりあっさりと7Aに到着することができた。

7A到着(87.0km) 13時間46分(予定14時間) 区間1時間2分(予定1時間)

なにか温かい飲み物を頂いたと思うがなんだったかもう覚えていない。
4分でリスタート。
ボランティアや選手で賑わっている明るく照らされたエイドから一人暗闇に旅立つ時にはなんとなく淋しさを覚える。

しかし残すエイドはひとつのみ。
まだまだ距離があるし、最後の大ボスが待ち構えてはいるが、着実にゴールが近づいている。
ここまでのタイムも予定通りにこれている。
前回と比べて、気持ちも、脚も残っているのを感じる。
小さな上り、下りもマイペースで進む。
走れるところは歩かずにゆっくりでも走る。

8A到着(92.3km) 14時間45分(予定15時間) 区間59分(予定1時間)

最後のエイドに到着。
ようやくここまで辿り着いた。ひと安心だ。
腰かけておそばを頂く。
エディさんにドリンクをもらい6分でリスタート。

ここからじわじわと高度を上げていく。
左に曲がるところからは一気に登りはじめる。
高い上りは最後だと思い、ゆっくり慎重に登る。
ペースが遅いせいですぐに後から追いつかれ、譲るのの連続。
しかも、途中で立ち止まり何回も休憩してしまった。
もう登りは全然ダメです。相当登坂力落ちてます。
日頃の登りのトレーニング不足を今更嘆いても仕方がない。
とにかく辛抱して登るしかない。
気分的には20~30人くらいには抜かれたような感じだったが、リザルトを見ると最終エイドからそこまでは順位を落としていないようです。(その後の平坦部分で抜き返したのかな?)

上りもやっと終わったかと思われたが、まだゲレンデの上りが残ってた。くそっ!
道幅も広くなったので、止まって譲らなくてよくなって、端の方を遅れながらも何とか前についていく。

随分と時間が掛かってしまったが、ようやく頂上に到着。
大きく深呼吸して、すぐに下りにとりかかる。
上りでは結構まわりに人がいたような気がするが、下りになった途端に前後の灯りははるか彼方に遠ざかった。

さぁ、あとは走って走ってゴールを目指す。

走り難い下りもあったが、とにかく走れるところは精一杯走る。
ペースは遅くても、とにかく最後の最後まで走る。
それが今回の最大の目標だ。
絶対に走ることを諦めて歩かない。(もちろん上りは別)

ここで、私のスタミナよりもガーミンの電池の方が先に切れてしまった。
久々の超ロングでガーミンの電池切れのことなど全く頭になかった。

ここからは時間が分からなくなってしまった。
正確には分からなかったが、なんとなく予定時間(18時間30分)にはギリ間に合わないような予感がしていた。

しかし、今回はスケジュールは立ててはいるが、タイムは目標としていない。
とにかく最後の林道を走ることだけを考えていた。

後からは最後の力走をみせる選手が元気よく抜いていく。
いや、決して元気があるわけではないだろう。ここまでくれば誰だって疲れているはず。
それでもみんな走っているんだ。
丁度、午前0時までにゴール出来るかどうかギリギリのところなのかな。
みんな必死なんだ。
私も歩きたくなる気持ちを押さえながら走り続ける。
この辺になると追い抜く時、追い抜かれる時、誰かれ構わず声を掛けあいながら完走を目指す。
「ナイスラン!」「ラストファイト!」「お疲れさま!」「あと少し、頑張りましょう!」
きっと、相手に声を掛けながら自分自身にも言っているのでしょう。

林道も随分と走ってきた。
ゴールも近いはず。
もう、距離も時間も分からないが、もうここまで来るともうどうでもいい。
ずっとこの大会には悔しい思いを抱いていたが、ようやく走り切ることが出来た。
正直、楽しかったとは心から言えないけど、とにかくきちんと完走できたことが嬉しい。
ようやく過去の呪縛から逃れられることに安堵の気持ちで一杯になった。

そして、下り斜面の先に大勢が待ち構えるゴールの灯りが見えた。

DSC01964 (640x452).jpg

あー、終わった~。やっと終わった~。

ゴール(110km) 18時間39分(予定18時間30分) 区間3時間54分(予定3時間30分)

ゴールの瞬間はもっと感動するかと思ってたのに、ようやく終わった安堵感で力が抜けてしまった感じ。
とはいえ、とにかくほぼ予定通りのタイムでゴールすることが出来ました。
とりあえず、最大の目標は達成することが出来ました!
これで、完走証の木製盾を堂々と眺めることが出来ます。(先日ようやく届きました)

DSC01979 (640x480).jpg

しかし、大会が終わって日にちが立つにつれて心の中になにか満たされないものを感じていました。
最大の目標は達成したものの、自分を抑えて、抑えて、とにかく完走することばかりに執着しすぎていた気がします。
だから、このコースや大会自体を心から楽しむことが出来なかったんじゃないかという気がしてきました。
自分が本当に好きなのは、心を開放して、自分の思うままに、身体の動くままに、自然の中を気持ちよく走ること。
信越が好きなのは、そういうことが思いっきり出来るからなのに。。。。
それが出来なかったのが、ちょっと残念な感じ。

次回、この大会を走るときには、もっと、もっと自由に伸び伸びと走って、今度こそゴールする時には、楽しかった~と心から思えるような走りをしたいと思います。

大会関係者の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、地元の協力者の皆さん、有難うございました。
来年以降もぜひ参加したいと思います。
でも、もう少し宿泊代何とかなりませんかね?

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信越五岳トレイルラン2014≪レースレポVOL.2≫ [ 信越五岳トレイルレース]

(レースレポVOL.1からの続き)

3Aを出ると、関川沿いのほとんど日陰の無い道が約6kmほど続く。
例年、ここの暑さにやられてしまう選手が多い。
かくいう私も前回、ここで完璧にやられました。

DSC01932 (640x477).jpg

相当の覚悟でこの区間を向かえましたが、エイドを出るとすぐに曇り空に。
おっ、ラッキー! 
微妙に昇っているこのダラダラ道も何とか走り続けることができた。
途中のかぶり水、ボトルの水でのかぶり水で何とかしのぐ。
最後の公園の宴会隊エイドで冷えた梨を頂き、水場で再びかぶり水。
絶妙な場所にあるこの私設エイドはこの大会には必須ですね。

再びトレイルに入り4Kmほどの上り。

DSC01935 (640x479).jpg

平坦区間を過ぎて下り始めると約3kmで次のエイドだ。

DSC01936 (640x478).jpg

気持ちよく走れるトレイルを抜けるとパッとエイドに出る。
この区間は気合が入っていた分、思っていたよりあっさりついた感じ。(時間的には相応ですが)

4A到着(51.5km) 7時間21分(予定7時間30分) 区間2時間6分(予定2時間10分)

トイレの列に並びながらコップに入れた巨峰をほうばる。
トイレ休憩込で8分でリスタート。

家族連れで賑わう黒姫高原スキー場のコスモス畑の脇を上り、そのまま林道に入る。

DSC01938 (640x475).jpg 

DSC01940 (640x476).jpg

ダラダラと辛い上りが5kmほど続く。
この林道は前回、体調に異常を感じた場所。

DSC01942 (640x480).jpg

今日は曇り空だが、ここはムリせず歩く。
元気な選手には抜かれるが、先のことを考えると無理は絶対に出来ない。
この先まだまだキツイ所がある。

DSC01945 (640x472).jpg

林道を終え、しばらくトレイルを下って、吊り橋。
揺れるので一人づつ歩いて渡ります。

DSC01946 (640x480) (2).jpg

を過ぎると心が折れそうになる水道パイプ脇の小刻みな九十九折れの登り。
距離は短いけど結構辛い箇所。

DSC01947 (480x640).jpg

ちょっと踏みたくないようなものがあちこちに落ちている。
といっても、〇〇ちではありません。

DSC01949 (640x480).jpg

しばらく進むと笹ヶ峰牧場に出る。
開けと牧草地に出て先が見渡せると、歩きたくなる誘惑に負けそうになる。
しかし、女子選手がしっかり走っているのを見ると自分も頑張らねばという気持ちになり何とか走り続ける。

DSC01952 (640x467).jpg

牧場を抜け、キャンプ場に入るとエイドは近い。

5A到着(66.6km)  10時間6分(予定10時間20分) 区間2時間45分(予定2時間50分)

ようやくここまで来れた。
途中、肌寒い時もあったから、これから夜になって瑪瑙山への上りを考えるとウェアは防寒も考えた方がいいかもしれない。
タイム的にも少し余裕があったので、ドロップバックを受取って、そのまま更衣室でウェアを全取っ替えすることに。
素早く着替えるために一旦スッポンポンに。
ここからはファイントラックパワーメッシュノースリーブに長袖TEE。下はC3fitロングタイツにショーパン。
ジェルなど一部追加。
バッグにライト類を入れる代わりにその他荷物は全部出してしまいました。
着替えの時間を含めて16分でリスタート。

そろそろ疲れが出てきていたが、着替えてさっぱり、気分も一新。
さあ、後半も頑張ろう。まだまだいける!

DSC01955 (640x480).jpg

しばらく行くと再び林道になる。
ここでついに眠気がやってきた。
走っていると何とかなるのだが、歩くと途端に睡魔がやってきて、足元がフラフラになってしまった。
こういうダラダラ林道を歩いてしまうと決まって眠くなってしまう。
補給食を食べてごまかしながら歩いて、なんとか給水所まで到着。
イスに腰かけてしばし休憩。
このまましばらくここで寝てしまいたい気持ちでいっぱいになった。
ここにきて、ドロップバックに三種の神器のメガシャキを入れなかったことを後悔する。
後続の選手はたいして休憩することなく、元気よくトレイルに入っていく。
20秒ほど目をつぶって悩んだけど、やっぱり進むしかない。
ここからはトレイルの上りだし、何とか目が覚めることを期待して、先に進むことにする。
結局2分の滞在。

黒姫山に向かっての上りはそれほどの距離ではなかった。
同じ上りでも林道と違ってトレイルなら足元を注意したりしなければならないので眠くならなくて済む。

ピークを過ぎると走れる下りとなる。
もう目も覚めてきていた。
走り出すと少しづづ元気を取り戻してくるのを感じる。
一人だと寂しいとこだが、丁度ペーサー付きの男女ペアが良いペースで走っていたので、私のペーサーとなってもらい、後ろに着いて一緒に走る。
おしゃべりしながら走っているが、何を話しているのか分からなかったが、話声がするだけで退屈さが紛れた。

少しづつ、辺りは暗闇が迫っていた。
約6kmほどの下りで次のエイドだ。
ライトはそこまで我慢。
トレイルの真正面に煌々とした灯りが見えてきた。

DSC01957 (640x471).jpg

6A到着(81.0km) 12時間44分(予定13時間) 区間2時間38分(予定2時間40分) 

ライトの準備して7分でリスタート。

ここからは夜間走行となる。
ここから2つのエイドは区間距離が短くなる。
そう思うだけで気が楽になる。

さあ、終盤に差しかかった。
まだ気力は十分に残っている。
タイム的にも予定通りにこれている。
まだまだいけるぞ。

そして闇夜に包まれた戸隠へと走り出す。

(レースレポVOL.3に続く)

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信越五岳トレイルラン2014≪レースレポVOL.1≫ [ 信越五岳トレイルレース]

平成26年9月14-15日に開催された信越五岳トレイルランニングレース2014に参加してきました。

信越五岳とは妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山のことで、この山々の裾野に広がる高原をぐるっと110kmの距離を制限時間22時間で走るトレイルランニングの大会です。
途中には8カ所のエイドと2カ所の給水所があり、エイドでは、水、コーラ、クエン酸ドリンク、パワーバー、バナナ、梅干し、塩飴、ポテトスナック、場所によっては、冷やしトマト、笹寿司、ごはん玉、そば、じゃがいもなども置いてあります。

途中の66km地点のエイドにはドロップバックに着替えや、補給食、ライト類を入れて預けておけます。
また、この大会の特徴であるペーサー制度。この地点から自分のペーサーのサポートを受けながら残り43kmを一緒に走ることが出来ます。

前日受付のため、土曜日の朝から準備を始めて午前中には出発するが、高速に乗った途端に事故渋滞。三連休の初日ということもあってすっかり到着が遅くなってしまった。
受付終了時刻の午後4時30分ギリギリに到着。競技説明会にもぎりぎり間に合った。

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東京も涼しくなってきていたけど、こちらはもうすっかり秋の気候。
上着が無いと寒いです。
うっかり短パンしかはいてこなかったので、しかたなくサポートタイツでごまかす。

午後5時半からは夕食を兼ねたウェルカムパーティー。
ご飯やパスタ類が中心で、量もたっぷり。ビールも飲み放題だが、さすがにたくさん飲む人はいないようです。

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地元の人を除いて前後泊が条件です。
初日にはスタート地点の斑尾高原、ゴール後は妙高エリア。
参加費も25,000円と高額ながら、宿泊代も相部屋でもそれぞれ9,000円(食事なし)、6,000円(朝食付き)という料金設定で、普段は車中泊で節約している俺にとっては相当な出費。
初日のペンションでは、狭い部屋にエキストラベットを入れられ、スペース全くなく、テレビもない部屋に男3人。
これは、夏の美ヶ原のペンションと同じ状態。もう、前泊ペンションが嫌いになりそうです。
こうれじゃ、早く寝るしかありません。
ゴール行きの荷物、ドロップバック、レースの支度を済ませて9時過ぎに就寝。

3時起床。
テーピングなどの準備を済ませて4時過ぎに会場入り。
おにぎり、パン、温かいスープ、ジュースなどを頂く。

朝は寒く、みんなジャケットやシェルなどを着込んでいるが、スタートすればすぐに脱ぐことになるので着ないで我慢。

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今日のウェアは、ノースリーブシャツ、ショートパンツ、UVアームカバー、襟カバー付キャップ、C3fitカーフゲイター、R×Lの五本指ソックス。
サックはサロモンスキンプロ10+3。シューズはホカスティンソン。
700Lボトル2本に水とシトリックアミノウォーター。
パワージェル×7、ベスパハイパー×1、ムサシニー×1、アミノ系顆粒いろいろ×5、ロキソニン×1。
おやつは塩羊羹×2、ドライマンゴー×1、クリフバー×1、しっとりケーキバー×1。
マンゴー以外は同量をドロップバックに。
(結果的には半分消費、涼しかったのでボトルも1本でよかったかな)
その他にはファーストエイド、サバイバルシート、簡易トイレ。
ドロップバックには着替え一式とタオル、ヘッドライト、ハンドライト、予備補給食。
私にとってのドロップバックの三種の神器である汗ふきシート、メガシャキ、サロンパススプレーを持ってくるの忘れてました。(出発の日に準備するからこういうことになる、、、)

今回のタイムスケジュールはざっくり作ってこんな感じ。記録を狙っているわけではないが、あくまでもこれを目安として頑張る。一応関門時刻も。。。。

DSC01969 (640x479).jpg

外は寒いので、スタートまで建物の中で待機。
午前5時半。
明るくなった斑尾高原スキー場をスタート。

さあ、いよいよ、2年前の雪辱を晴らす時がきた。
関川の暑さにやられ、一時は意識がもうろうとしながら、これ以上のヘロヘロはないっていうくらいグダグダな展開で、最後はほとんど歩きっぱなし。
どうにかこうにか制限時間30分前にゴールできたというあの悔しい思い出。

今回は、あんな無様なレースはしたくない!絶対にしない!
3Aまではとにかく温存し、マイペースをキープして、最後の最後まできっちり走り切る!
やればできる。必ず出来る。
それなりに経験も積んだ。距離も踏んだ。
幸い今回は気温もそれほど高くなく、走るには最高の天候に恵まれた。

スキー場の上りもゆったりと登る。
先は長い、焦らず行こう。
スキー場から外れて下りきると、しばらくクネクネとした平坦なトレイル。

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11km過ぎから緩やかな上りの林道。
道幅もありゆっくりだが自分のペースで走って登れる。

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1A手前では、このコースで最高の景色が楽しめる。

DSC01922 (640x480).jpg

1A到着(18.5km) 2時間7分(予定2時間10分)

計画通りに走れている。まずは一安心。
飲み物だけ飲んですぐにスタート。

ここから斑尾山への本格的な上りが始まる。
このコースの序盤での一番の頑張りどころ。

もともとは登りが得意ではなかったのに、今年は山トレをあまりしてこなかったので、輪をかけて登りが遅くなってしまっている。
調子が良い頃には、前の人にぴったりついて、スペースを空けたら抜かせてもらうこともあったのだが、今は前の人に離されないように食らいつくのが精一杯な状態。

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でも、まだ序盤なので、まだ元気はあった。
迷惑をかけることもなく、無難にこなす。
1Aから登りはじめて40分で斑尾山山頂到着。約2.3kmで約400m上昇。

DSC01925 (640x469).jpg

そこからは、一転して一気の下り。
途中ゲレンデにでてからも斜度のきつい下りを直滑降。
前回は勢いに任せて猛スピードで下ってしまったが、今回は自重して脚に負担にならないようゆっくり下る。

2A到着(23.9km) 3時間9分(予定3時間10分) 区間 1時間2分

温存ペースでぴったりはまってます。
顔を洗ってさっぱり。
ここから吸水タオルを頭に巻いた上にキャップというスタイル。汗が垂れてこなくて助かった。
トイレ休憩を入れて5分でリスタート。

ここから4kmほどは気持ちの良いトレイルが続く好きな箇所。
個人的には斑尾というとこの辺りのトレイルを思い浮かべます。

DSC01930 (640x444).jpg

一旦ロードに出てから、約2.5kmほどの上りで袴岳頂上。
ここさえクリアすれば、あとは3Aまではずっと下り。

しかし、この下りも要注意。
約8Kmの下りが続く。
いい気になって目一杯走ってしまうと関川沿いのランに影響してします。
気持ちよく下るとともに、脚をリフレッシュさせるつもりで、力を抜いて自然の勢いだけで走る。

町に近づくとエイドは近い。

3A到着(38.5km) 5時間15分(予定5時間20分) 区間 2時間6分

OK、OK。計画通りに来てます。
なにより脚の疲れがほとんどない。
前回よりも10分ほど遅いが、疲れ方は全然違うようだ。

かぶり水をしてから、大きな冷やしトマトを丸かじり。
気温も上昇してきているようだし、ここから先の暑さに備えてボトルを満タンにしておく。
途中にはかぶり水や私設エイド、水場もあるけど、ボトルの水はいつでもかぶり水にも使えるようにしておく。

さあ、序盤のウォーミングアップ区間は無事にクリア。
ここまでは何の問題もない。(前回もここまでは問題なし)
問題はここから先、関川沿い。

空は雲が多いのに、ちょうどエイドにいる時にはそこだけ晴れ間が出て暑い。
この先曇ることを願いながら、5分ほどの休憩で3Aをあとにする。

(レースレポVOL.2に続く)

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信越五岳を終えて思うこと。。。 [ 信越五岳トレイルレース]

週末に信越五岳その他の大会を走られた皆さんお疲れ様でした。
自己記録の更新、目標タイムクリア、時間内完走などそれぞれの目標達成のために精一杯頑張られたことでしょう。
目標に向かって頑張るって、やっぱりいいですよね。

私の信越五岳の結果は、ほぼ想定通りのタイムだったし、最後までヘタレることなく走り切ったし、積年の思いを果たした。

だから、達成感に満ち溢れ、充実感を感じている。。。。。はずなんですが・・・・・。

しかし、

リベンジしたという喜びや、達成したという安堵感はあるものの、なんとなくスッキリとした爽快感を感じられないんです。

はなからタイムなんてそれほどこだわっていた訳ではありません。
自分なりにしっかり走れば、それなりのタイムになるであろうと思っていた。
それはそれで出来たはず。
だから、タイムに不満があるわけでは決してありません。

スピードこそそれほどではなかったにせよ、自分なりにきちんと走ったし、終始、頑張って走ることが出来たと思っています。

だから、成果としては申し分なく終わることが出来たんです。

でも、なんとなく、精神的な満足度が今一つ足りない気がするんです。

数日経って、今冷静に大会を振り返ると、今度こそ失敗はできない、最後までしっかり走るには無理はできない、という不安な思いで、常に温存温存とそればかり考えていたような気がする。

信越五岳という壁を、全速力で助走をつけて一気に乗り越えたというよりも、一段一段はしごを作って、落ちないように慎重にゆっくり上ってから壁を乗り越えたって感じでしょうか。

たしかに、110kmという超距離を走るには、序盤に飛ばし過ぎてしまうと最後まで脚はもたないと思う。
3Aまでは脚を温存するのはセオリーであろう。
だから、序盤に温存するのは間違えでは決してない。

しかし、失敗を恐れるあまりに最後までそんなことばかりに気をとられていた気がする。

終始そんな気持ちばかりで走っていて、心から信越五岳を楽しんだと言えるのか?
完走したという事実はあるが、それだけで本当に満足なのか?

自分が理想とするトレイルランは、そんな失敗を恐れていたり、気持ちを萎縮して走ることではないはず。
もっと、心を開放して、自然に溶け込み、緑に囲まれ、風を受けて、気持ち良くナチュラルに走ることではないのか?
そう考えると100%の精神的な満足感を感じることが出来ないのかもしれない。

もちろん大会、レースなのだから、楽しい、楽しいだけでは出る意味もないし、頑張って走らなければ時間内完走すらできないし、ある程度ストイックにならなければならない部分はあるかもしれない。

しかし、走る楽しさを忘れてしまって走ることが俺にとって意味があることなのか?

もちろん、走っていて楽しい時間帯もたくさんありました。
2Aを過ぎた辺りは自然公園っぽくて良いですし、3A~4Aの後半もはしゃいじゃうようなトレイルだし、5A~6Aの後半の下りは気持ちよく走れたし、夜間となってしまうが6A~8Aも参道を除けば結構好きです。
そもそも、この大会のコースは、気持ちよく走れるし、もともと好きなコースなんですから。

レース終了後には、やりきった思いで達成感を感じており、前記事のレース結果速報ではやりました!といっているものの、改めて読むと、楽しかったとは一言も書かれていないことに気が付きました。
やはり、成果は十分だったが、精神的な満足感はイマイチになってしまったのかもしれません。

まぁ、今回は前回の失敗を取り返すために走ったようなものなので、こうなったのも仕方がありません。
マイナスを帳消しにしたってことで。
次回に信越五岳を走るときこそが、本当にこの大会を楽しめるはずです。
その時には、失敗することなんか心配せず、心のままに、脚のままに、信越の走りを堪能したいと思います。
そう、ナチュラルランが一番です。

こんな内容の記事をアップしようか、迷いました。
黙っておけば頑張ったってことだけで済んだんですが、正直な今の気持ちを記しておくことにします。
もちろん、正規のレースレポも今後書くつもりです。(そん時は頑張りました!ってスタンスでね)

ちなみに、足の爪の一部がやられたものの、筋肉痛など特段なく、昨日から軽くJOG開始し、今日は10kmを普段通りに走りました。
なんだか、自分でも追い込みが足りなかったんじゃないのか?と突っ込みたくなりますが、回復力が凄いってことにしておいてください。実際、もう相当な大人(歳)ですし、そうそうムリできませんから。(笑)

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信越五岳トレイルラン2014≪結果速報≫ [ 信越五岳トレイルレース]

9月14日に開催されました信越五岳トレイルランニングレース2014に参加してきました。

前記事にもある通り、特別の思いで参加しました。

結果、2年前のリベンジをきっちり果たしてきました!!
倍返しとまではいかないけど、2年前の借りを返すことは十分に出来ました。
でも、自分自身の努力のたまものとかいうことではなくて、相当天を味方につけたおかげでもあります。
気温がそれほど上がらず、走るにはグッドコンデションでした。
特にコース一番の鬼門の関川沿いは曇り空で前回よりずいぶんと涼しく走ることが出来て非常に助かりました。(それでも走り続けるのはきつかったけど)
大会スタッフ、ボランティア、応援の人達にとってはだいぶ寒かったことでしょうね。有難うございました。

前回の反省を踏まえて、信越五岳攻略の鉄則である、3Aまでは極力温存作戦。
登りはゆったり、じっくり。平坦、下りも焦らず、リラックスして、疲労をためない余裕の走りと心掛ける。
特に袴岳からの関川までの下りはそれまでの疲れを取るかのように回復させるつもりで、肩の力を抜いて、心の中でリラックス、リラックスと自分に言い聞かせていました。

そして、5Aまでは我慢、我慢の走り。
8Aまでは、辛抱、辛抱の走り。
瑪瑙山山頂までは根性、根性。
そして、最後の林道は維持でも走りきる。

とにかく、登りは平坦と下りをきっち走り切るために常に無理をしないこと、脚に負担をかけないことを心掛けた。
というか、最近めっきり登りが弱くなっているだけですが。
その分、平坦、下りは頑張って走りました。

各区間はほぼ設定タイム通りに走れたけど、一番肝心の8Aからゴールの区間で想定を大分越えてしまいました。
瑪瑙山(めのうさん)の登りが予想以上に時間を要してしまいました。(ここはちょっと根性足りなかったのかな?)
最後の林道は、特に意地で走っていたものの、結果的にはスピードが伴っていなかったせいで、目標設定タイムである18時間30分(ゴールタイム午前0時)を9分オーバーしてしまいました。

それでも、今の自分の力は100%出した結果だと思います。
このコースに対してやり残したことはないです。
やれることはすべてやったし、最後まで自分を奮起させて頑張れたと思います。

目標設定タイムをオーバーしたことがちょっと残念な気持ちもありますが、おそらくこれが私のベストタイムだと思います。
前回の結果と比較しても約3時間(正確には2時間45分)の短縮なのでタイム的にも十分果たせたでしょう。

本当にトレイルランニングを楽しめるこのコースを最後まで走り切れたことがとても嬉しいです。
この素晴らしいコースにずっと悔しい思いを持ち続けてきましたが、これですべての呪縛から解放されて、心から、そして堂々とこの大会は素晴らしい、とてもいいコースであるとほかの人に話しをすることが出来ます。
そして、これからは、今までとは違う気持ちでこの大会に向き合うことができます。
リベンジとかいう敵対的なイメージではなく、これで一体になれたというか、やっと信越五岳ファンの一員に慣なれたという感じでいます。

応援していただいた皆さん、有難うございました。
目に見えないたくさんの応援の気持ちが支えとなって頑張れたと思います。
これからも温かい気持ちで見守っていただけると嬉しいです。

そして、明日からは新たな目標に向かって歩み始めます。

DSC01917 (640x360).jpg

まずはその目標探しからですが。。。。。(笑)

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