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2013UTMF≪レースレポVol.1≫ [ UTMF]

平成24年4月26日から開催されたUTMF ウルトラトレイル・マウントフジに参加してきました。
富士山を取り囲むトレイルを一周して100マイル、161kmを走る名実ともに日本での最高峰のトレイルランニング大会です。(TJARという別格の大会もありますが)

UTMFに参加するには100km以上のトレイルラニングレースを1回以上完走、または70km以上のトレイルランニングレースを2回以上完走していることが条件となり、なおかつ、エントリーは抽選となりました。
去年は反対側の静岡県から富士山を半周して河口湖まで走るSTYに参加しましたが、今年は一周にステップアップ。
抽選も通って参加することが出来ました。

参加人数は991名(男子829名、女子162名)。海外からの参加者も多かったです。
スタートは26日(金)午後3時。制限時間は46時間で28日(日)午後1時。
途中に10ヵ所のエイド、2ヵ所のウォーターエイドがあります。
エイドには、バナナ、オレンジ、チョコパン、クロワッサン、ポテチ、チョコのほかにエイド毎に焼きそば、うどん、カップラーメン、雑煮、団子などの軽食も用意されます。。
飲み物は水、スポドリ、コーラ、暖かいコーヒー、紅茶なとがあります。
場所によって、仮眠のスペースがあったりマッサージも受けられたりします。

この日のために2月、3月と自分なりにしっかり走り込んで挑むことが出来ました。
ただ心配なのは睡眠不足。普段の睡眠不足を引きずったまま、この日も4時間睡眠でこの日を迎えてしまった。唯一の後悔。

当日は普段通りに起床。
中央道から富士山が見えた途端にテンション急上昇。
ヨシャー!やるぞー!今いくぞー!待ってろ富士山!一人で雄叫びをあげてやる気満々。

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10時過ぎに会場の八木崎公園に到着。

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一旦公園近くに車をおいて、先ずは受付、装備のチェック。
レギュレーションで定められた必携品を一つ一つチェックを受けます。

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会場では、B2Rのやっさん、けんいち、sallyさん、エディさんと遭遇しお互いの健闘を誓う。

何か忘れ物するとは思っていたが、やはりスマホ充電コードを忘れた。
DOCOMOでは売り切れ、電気屋を探して、スタート前に満充電。(これも必携品として満充電が義務付けられています。)
昼飯食ってから仮眠しようと思ったが、とても寝れそうにもなかったので、せめて霊峰富士に挑む前に温泉で身を清めておくことにしました。

そんなことしてたら、瞬く間にスタート30分前、慌てて会場へ。
途中で受け取れる着替え、補給食、替えシューズをドロップバックとゴール後に受けとるバックを預ける。
スタートまで着ておこうと思ったアウターは、すでに寒くなっていたので預けずにそのまま着てスタートすることにしました。
スタート会場ではセレモニーが始まっており、選手でごった返し。

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知り合い探すも移動もままならない。
後方でB2R、京子ちゃん、応援のトシさん達とスタートを待つ。

慌ただしかったせいか緊張感は無かった。
いよいよ始まる壮大なドラマを前にワクワクする楽しみな気持ちと何が起こるのか、自分がどうなるのかという不安な思いではあったが、どこか冷静で落ち着いた自分がいた。
どうせ長丁場。焦っても仕方ない。落ち着いてゆっくり行こう。

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スタートカウントダウン。
個人的にはカウントダウンは三、二、一の方が盛り上がるが、参加選手には外国人も多いためスリー、ツー、ワン、スタート!

そうとう後方からのゆったりスタートだったが、追い抜いて少しでも前に行こうというような焦りの気持ちが全く無かった。
本栖湖まではウォーミングアップのつもり。

トレイルに入り、しばらくは渋滞が続いたが、いつもの大会とは違いイライラすることもなかった。
ここで伊豆トレイルジャーニーで同宿だった選手と遭遇。(その後この選手とは何度も出会い、ゴールもほぼ一緒だった。)

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途中で河口湖そしてコース最後の山を見下ろす。
この町に必ず戻ってくることを胸に誓う。

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足和田山までは登りだったが、渋滞のせいか呆気なくクリア。
後は鳴沢氷穴までの一気の下り。
だいぶバラけてきた。

A1鳴沢氷穴到着。11.4km。2時間1分(LAP1時間59分)

ここからは長いロード。
ちょっとベースあげすぎたかも知れないが、少しづつ順位を上げている。
去年は一番苦しめられた区間だが、今年は緩やかな下り。しかもまだ元気一杯。
今年はあっという間に精進湖入口
まで来てロード終了。

ここからは樹海のなかの気持ちのよいトレイル。
明るくないとここ走る良さはないですね。(夜間走だとちょっと怖い)

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なかなかいいペースで進める。
脚の調子は良さそうです。
すでに20km以上走っているので、 普段なら疲れを感じてもおかしくないのだが、はなから160kmを走るつもりのせいか、この日は全く疲労感がやってこない。
気持ちの持ちようなんでしょうか。

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そろそろ夕闇が近づいてきた。

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A2本栖湖スポーツセンター到着。23.8km。3時間25分(LAP1時間24分)
エイド入口で相当寒そうなトシさん。
いろいろ気遣って声かけてくれる。ソロ参加の私には嬉しいサポーター。いつも辛口だけど心は温かい。有り難う。

まだまだ元気なので休憩することもなく、ライトの準備をして直ぐに出発。
さあ、これからが本格的な山だ。そして、そろそろ、暗くなってくる。
初日の夜がやってきた。これから夜通しの山越えが始まる。
身を引き締めて本栖湖エイドを出発。ヨシッ、行くぞー!

《Vol.2に続く》


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mark3

遂に壮大な冒険の始まりましたね。
本栖湖の夕暮れ、綺麗ですね~。
想像出来ない非日常のレポ、続き、期待しています!
by mark3 (2013-05-05 22:28) 

JUN

やはり富士山が見えるとテンションアゲアゲですよね。
昨日実家に帰り今日横浜に戻って来ましたが
天気は良かったけど富士山は生憎の雲の中でした。
by JUN (2013-05-06 00:59) 

ごーやん

私にとっては、河口湖、本栖湖は親類の家に近く、
年に数回訪れるホットスポットです。
よく知っている場所だけに興味しんしんです。
中央道から見える富士はいつでもあげあげにしてくれますよね~
by ごーやん (2013-05-06 10:24) 

harley

>mark3さん
まさに非日常からの生還でした。
なんとなく外国旅行から帰ってきた時のような感覚。
周りの人(日常の人)はこんな経験してないんだなぁ、って周りを見て思う感じがいてます。

>JUNさん
幸い、天気が良くていつでも見えていました。
360度から眺めることもなかなかないですね。

>ごーやんさん
そうなんですか。
近くで見る富士山はやっぱり迫力がありますね。
祝、世界遺産!
by harley (2013-05-06 21:21) 

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