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第4回美ヶ原トレイルラン≪レースレポVOL.1≫ [ 美ヶ原トレイルラン]

平成26年7月5日に長野県長和町で開催された第4回美ヶ原トレイルラン&ウォークに参加してきました。
種目は80km、40km、14Km、8Kmとバラエティに富んでいます。
すでに大会HPに完走率がアップされています。

80km 出走534名 完走309名(男294名 女15名) 完走率57.9%
40km 出走346名 完走337名(男270名 女67名) 完走率97.4%
14Km 出走175名 完走175名(男120名 女55名) 完走率100%

昨年の70kmの完走率は65%、そしてその前年の完走率はなんと35%でした。
今年は10km距離が延びて50マイルになりましたが、制限時間も1時間延長になって16時間となりました。
最初に言っておきますが、今回は大会前日から当日の序盤まで雨が降り続き、トレイルがドロドロ、グチャグチャになってしまったせいで、上りも下りもまともに走れず、いや歩けず、特に前半は苦労しました。
その影響で前半まででのリタイアや制限時間オーバーが多かったのではないでしょうか。
それにしても、女性の完走者が15名(完走率34.9%)ってすくなっ!!
これはもう走るのが辛いってことでじゃなくて、完全に泥んこにお手上げってことでしょうね。

かくいう私も前回大会でグチャグチャ泥んこに体ごとダイブしてしまい、どっぷりはまっちゃった後遺症で、なんだか泥んこにはやけに慎重になってしまいました。
今回まさかここまでドロドロになっているとは想定していなかったので、またしても明るい色のウェアを着てしまった。
もう汚してはなるものかとソロリ、ソロリと進んじゃいました。(ちなみに前回のウェアの泥汚れは落ちませんでした)
とはいえ、何度すべって尻もちついたのかは数え切れません。実際、20回以上は手をついてます。

前置き(言い訳)が長くなりました。

受付は前日のみ。エントリー料に宿泊費の一部が含まれているので、宿泊は半強制です。
前日午後3時ごろに会場入り。
必携品は定められていますが、チェックはなく、それほど厳しくはしていないようです。
ただし、遅くにゴールとなる選手に対しては、途中でライトのチェックだけは行われます。
持っていないと先に進ませてもらえません。天候によっては防寒具等もないとストップさせられます。

受付終了後、一旦、宿泊先のペンション(車で10分くらいのエコーバレースキー場にあるアンデルマット)にチェックインして準備を完了させます。
今回の装備
半袖TEE、アームカバー、ファイントラックパワーメッシュノースリーブ、ランパン、ファイントラックアンダーソックス、防水ソックス、C3fitカーフゲイター、ダーティー・ガール・ゲイターズ(シューズのゲイター)。
この大会は全区間でストック使用が許されているのでブラックダイヤモンドウルトラディスタンス。先にゴムキャップをつけておきましたが序盤の泥に取られてしまい、その後は先なしのまま。
ザックはサロモンスキンズプロ10+2、シューズはホカスティンソン(これ大失敗でした)。
完全な雨だったので、レインウェア上下(上は着てスタート、下はバックにしまったまま使わず仕舞い)
補給食は、パワージェル×7、BCAA粉末いろいろ、塩飴×3、塩羊羹×2、クリフバー×1。
エイドの食べ物はそれほど多くはなかったので、お腹すく人はもう少し持っていた方が安心でしょう。

夕方5時から選手ミーティング、コース説明等があるので会場に再び戻る。

会場駐車場では偶然にも隣の車にチクリン君。ホカ半額で買えてうらやましぃ~。
でも、速く走る人にはどうなのかな?今回はどれ履いたのかな?

大会当日。
2時半に起床。朝食は大会が用意した朝食のおにぎり2個とバナナ。
一晩中雨が降っていましたが、朝になっても止むことはありません。
正直、こんな雨の中を走るのは気が重い。
午後には上がる予報なので、少しでも早くに上がることに期待する。
午前4時のスタート時間ギリギリまで車で待機。

他の人のウェアはさまざま。レインを全く着ていない人。レインの上下を着ている人。
私はレインの上だけ着て、その上からバックを背負いました。
普段はバックを背負ったうえからレインを着込みます。脱いだり着たりするのに、その方が楽だから。
しかし、今日の雨はそう簡単には止みそうにもなく、脱ぎ着の心配いらないようなのできちんと着ました。

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それほど後方に並んだつもりもなかったが、いざスタートすると前方にはかなりの人数がゲレンデを駆け上がっている。
おやおや、後ろにはたいした人数がいない。
まあ、最初の4kmはゲレンデの上りが続くのでマイペースで登れるから関係ないか。

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スタート時刻ではまだ薄暗かったのでヘッドライトを点けておきましたが、去年よりも日が昇るのが早いようですぐに不要となった。
しかし、しまうのも面倒なのでそのまま頭に装着したまま進みます。

しばらくは稜線のシングルトラックを縦列でゆっくりしたペースで進みます。
辺りはもやで真っ白。今年もここの景色を見ることが出来なかった。残念。

下りに差しかかると隊列は崩れ、走れるようになるがドロドロ地獄が始まりました。
日頃歩かれているようなトレイルではなく、粘土質の黒土はグチャグチャで足をとられます。
走れるトレイルも今日ばかりはゆっくり進まざるを得ません。
時折、グチャグチャをもろともせず駆け抜けていく選手がいますが、今日の私にはとても無理。
今日履いているシューズはホカのスティンソン。長距離レースでは定評のある厚底シューズですが、ソールは小さな突起がたくさんありますが、ドロドロ、ズルズルには全く歯が立ちません。
ゴムの性質も泥が付きやすい気がします。
そして気持ち的にも泥に突っ込みたくないという弱気な面が出てしまったようです。
今思えば、もう少し突っ込んでもやかったのかな、と反省。

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一旦谷にまで下りてからまた登り返すと第1エイドに到着。
第1エイド和田峠 14.7km 2時間58分 (昨年12.9km 2時間21分)

エイドの反対側の「農の駅」で最初のトイレ休憩。
それほど疲れてはいないけど、滑らないようにと脚をぎゅっと使ったりしていて、余計な体力を消耗している気がする。
いつのまにか途中で雨は上がっていたが、いつまたふち出すか分からないのでそのまま着ていました。
ようやくヘッドライトをバックにしまう。

今回、いつものようにタイムスケジュールを作っていなかったので、それほどタイムを気にしていなかった。
前夜の予習(前回大会の自分のブログ記事)でなんとなく自分のタイムを覚えていたが、あまりの遅れに記憶違いかと思うほど。
ただその時は、距離がどれくらい伸びているのか分からなかったので、たいして遅れも気にしていなかった。
体調的には悪くはなかったし、走れるところはそれなりに走っていたつもりだったので、ちょっと、泥んこにてこずってしまったかな程度。

ここからは三峰山までの上りが続く。
それほど抜かれることはないのだが、今記録を見るとキロ3分くらい余計に時間が掛かっている。
やっぱりどろどろだったのかな?どんな状況だったか記憶がありません。
でも、雰囲気のいい森の中を進んでいたような気がします。

山頂過ぎると下りなのだが、やっぱりペースは上がっていません。
狭い登山道をズルズルと下っていたと思います。
トレイルから外れないように進んではいるが、どうしてもグチャグチャをみんなが避けるので、ずいぶんとトレイルを踏み荒らしてしまっている気がしてすごく心苦しい。

並行していたビーナスラインに出てしばらく舗装路走ると第2エイド到着。
第2エイド扉峠 21.6km 4時間44分 LAP1時間46分 (昨年19.7km 3時間41分 LAP1時間20分)

さっきまで相当遅れていたはずなのに、あっという間に遅れを取り戻したのか?とちょっと勘違い。
ちょうど1時間遅れてました。
そりゃそうだ。そんなに簡単に取り戻せるはずがない。

水のペットボトルをもらいそのままボトルへ。
座って休憩する選手もいたが、頭から水をかけてもらいすぐに先に進む。
この時、並走する選手が、「休んでる暇ないですよね。」と声を掛けてきた。
?????(なんで?)
「次の関門まで余裕がないです。第1関門10時ですからピンチです」って教えてもらった。

やばっ。全然関門時間なんて気にしてなかった。気にするどころか関門の時間すら知らない。
残り1時間15分くらい。
タイム表がないので、どれくらいの時間が掛かるのかよく分からない。
走りながら予習の記憶をたよりに計算すると、確かにギリギリのようだ。

野辺山に続いて、またしても関門との戦いとなるとは想定外でした。
今回は故障があるわけでもなく、体調が悪いわけでもないので、まさか関門にギリギリになるとは思ってもみませんでした。
とにかく、ダラダラとはいかず、ここからは少し気合を入れて走らないとまずい。

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コース最高地点となる茶臼山までの距離はたいしてないが、勾配がちょっときつい。
しっかり登って到着しても山頂はやっぱりもやで真っ白。

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牧場に入るとおよそ1kmほどの歩行区間が設定されています。
希少植物が生えているそうですが、それよりも牛のフンが雨でドロドロになって泥に混ざっているのを避ける方が気になります。

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歩行区間が終わると第3エイド(第1関門)まではわずか。
時計をみるとなんとか間に合いそうです。
牧場の広々した中をしっかり走って関門を目指します。

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第3エイド山本小屋 40.2km 5時間56分 LAP1時間12分 (昨年38.9km 4時間59分 LAP1時間17分)
よかった~~~。
関門4分前に通過。

次の関門までの距離と時間を確認してすぐにスタート。
野辺山での関門地獄の経験から、一度関門に引っ掛かりそうになると、次も、そしてその次も危なくなることを学んでいたので、関門ごとに距離と残り時間の確認は怠らない。
次の関門まではずっと下り。長い林道のはず。
13kmで関門までは2時間半あるので、この区間は焦らずとも通過できるでしょう。
しかし、その後に余裕を作るためには少しでも早く進んでおかないと。

エイドから少し行ったところにあるドライブインで2度目のトイレ休憩。
雨も完全に上がったし、疲れもそれほどではない。
さてと、下りにとりかかるとするか。

(レースレポVOL.2に続く)

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