フライデーナイトランツアー　《第5弾特別企画.富士登山編》：走り続けるハーレー日記：So-netブログ

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フライデーナイトランツアー　《第5弾特別企画.富士登山編》　[フライデーナイトランツアー] [編集]

金曜日のランのお楽しみ。
帰宅ランのついでに寄り道して都内を観光ランして帰るフライデーナイトランツアー。
第4弾となる今回は夏の最後の特別企画として富士山山頂へ行ってきました。
もう、寄り道とか、帰宅ランとかを通り越して別物になってますが、あしからず。

土曜日にフリータイムをもらったので、金曜日の夜からのロングランをいろいろと企てまして、
結局、念願の富士登山に初挑戦することにしました。

ネットでアクセスルート検索していたら新宿から富士山駅までの高速バスを発見。
電車で乗り換えていくよりも楽チンだし、安いし、何よりたっぷり寝れそうなのでこれで行くことに。

仕事を早めに切り上げて、予約した20時10分発のバスに乗り込み約2時間で富士山駅到着。
途中はずっと寝ていけました。
オールに備えて少しでも睡眠とれたのはよかった。

バスを降りただけでもう涼しかったです。
身支度を整えて、22時10分富士山頂へ向けてスタート。
駅から南にほぼ真っ直ぐに行けば吉田口登山道経由で山頂まで迷わず行けます。

町を抜けた所にある富士浅間神社で登頂成功を祈願。

もうここから先はず～～～～～～～～と真っ暗闇が続き、ひとっこ一人とも会いません。
ヘッドライトで照らされる足元だけを見つめて緩やかな坂道を走り続けます。

途中、暗闇の森の中に二つの光るものポツンと浮かび上がる。
どうやらシカのようです。
向こうも驚いているのでしょうが、こっちもちょっと怖い。
ほかに木の根もと辺りにも二つの光を見ましたが、なんだか正体は不明です。

ロードと平行に遊歩道があったので、行ってみましたが、足元が悪く、さらに真っ暗になる森の中を走るのは
さすがの私も遠慮して引き返しました(^-^;。
やっぱり馬返まではロードで行くことにしました。（これは間違いなく正解でした）

馬返までは1時間半。ここからは本格的な登山道です。
ここからはずっとウォーキング。
ただひたすらの登りが続きます。

それにしても誰にも遭遇しない。明かりも見えない。
周りは小さな虫の音だけで、その他一切の音はありません。
ん～。だんだん寂しくなってきたぞ。

五合目付近の初の山小屋でやっと人の気配を感じる。ホッ。
そして、富士スバルラインの5合目からの登山道と合流すると一気に人が増え、
さびしくなくなるが、今度は遅いペースの人がいて、自分のペースで進めなくなる。

ここからは山小屋が連続してあるので、休みたくなる誘惑にかられるがなるべく休まず進む。
途中、だんだんと眠気で意識が薄くなりながらもじっくりと上る。
少しづつ人の列も長くなってきて、進むスピードもますます遅くなる。

おやつ休憩で座ってたら、スゥーと意識が遠くなる。
何分くらいだったのか寒さで飛び起きた。
ヤバイ、ヤバイ。慌てて最後の防寒具のシェルを着込む。気温は5～7度ぐらい？

山頂でご来光を迎えるつもりだったが、ここまでで予想以上に時間がかかってしまい、
9合目付近で日の出予定時刻となってしまった。
腰を下ろして、しばし東の空を眺めながらご来光を迎える。
天気は良いのに太陽のところだけ雲がかかってしまった。
キレイなんだけど、半分の寝ているせいなのか感動がいまいち。
20分ほど休憩しながらボーと眺めていました。

すっかり明るくなったところで再度行動開始。
と思ったとたん、山頂付近は大渋滞。さっさと登っておくんだった。

もうこの時には、ご来光を山頂で見終えた人たちが下山路を降りる大行進が始まっていました。
どんだけの人がこの時間に富士山にいるんだ？

何とか渋滞を抜けてやっとこ山頂到着。なんと休憩入れると8時間もかかってしまいました。
とても4時間半で全力でここまで駆け登るなんてことに挑戦する気になれません。

この日はすっごい良い天気で、遠くの山並みまで良～～く見えました。
最高の天気に登れてラッキーでした。
どこを見ても、さすが日本一の高さからの景色。素晴らしい！！

東側。

火口側から剣ヶ峰を望む。

富士山山頂といっても剣ヶ峰まで行かなければ日本の最高地点まで行ったことにならないし、東西南北の景色を一通りゆっくりと眺めたいので、2時間半ほどかけてのんびりとお鉢巡りを楽しみました。

南側。駿河湾と伊豆半島。UTMFの中間。そしてSTYのスタート。どこだろう？

西側。UTMFコース後半の天子山塊と本栖湖。ここから見るとずいぶん低山じゃないか。
そういえば、来週は朝霧高原で向かいの山裾に沿って走り、竜ヶ岳を登るんだった。
遠くは南アルプス。

北側。河口湖。UTMFのスタート、ゴール。右の遠くに見える雲の先の山は群馬か？

北東側。大きな湖が山中湖、杓子山、石割山など忍野高原のコース。UTMFの序盤でもありますね。

下山路は砂走りで一気に下りたかったけど、恐る恐る降りているたくさんの登山客がいるし、砂ぼこりを巻き上げては迷惑になるので、早歩きで我慢しておきました。

5合目の分岐まできて、ゴールを5合目にする選択肢もあったけど、まだ午前中だし、往路と同じく吉田口登山道で下まで下山することに。

下りは一気に走っていくつもりだったけど、すでに疲れているせいか、気持ちよく走れるような路面でもなかったので、そんなに走って下れる状況ではありませんでした。

それでも、一本調子の下りなので、あっという間に馬返まできました。ここまでの下山で2時間20分でした。

ここからは、浅間神社までロードの下り。余裕があれば、往路ではビビッて通れなかった遊歩道を下ろうと思ったが、すでに足の小指が限界にきていました。
小指はおんたけで爪をやられて剥がれてしまっているが、それでも薬指と当って痛くてしょうがない。
このシューズ（スポルティバのラプター）はどうやら足に合わないようですｗｗ。

仕方なくとぼとぼとロードを歩いていると、なんと定期路線バス（馬返～富士山駅）が通りかかったので、思わず手を挙げて載せてもらっちゃいました。
ランナーとしてはちょっとズルですが、下からの往復ですから、これくらいは目をつぶってください。

富士浅間神社でバスを降りて、無事登頂できたことのお礼をしてゴール。