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チャレンジ富士五湖レースレポート Vol.2 [ チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン]

今日もウルトラな長文となるかもしれません。お読みになる方は、気合を入れてレースをお楽しみください。

前回に引き続いて、レーススタートからです。 

全員でのカウントダウンから、ゲストランナーのエリック・ワイワイナによる号砲を合図に、いよいよ過酷なレースがスタートしました。普通のレースと比べても、おそらく、一人ひとりがおもいおもいの熱い気持ちを込めての走り出しなのではないでしょうか。なんとなく距離の長さと心の熱い思いとは比例しているような気がします。そう、今日は、フルマラソンより熱い思いで走ります。

ビギナーズの部72kへのエントリーは、約700名だそうなので、実際の参加者は、500~600名くらいなのでしょうか。長丁場のレースですから、スタートロスなどというものは、この世界には無縁です。スタート直後も、我先にと人をかき分けて先を急ぐ人など見当たりません。みんな先のことを考えての超スロースタートです。多分そうなのでしょう・・・。

初心者の私は、ウルトラのスタートはこんなものなのかと思い、周りのペースに合わせていたら、あまりにも遅すぎで調子狂っちゃう。しかし、1キロも行かないうちに、集団はすぐにバラケて、自分のペースで走れるようになった。

(天候不順で)休養十分な私は、体も軽く、時計も見ずに走っていると、2キロ通過時点のペースが5:03。3キロ通過では、下りだった事もあり4:46と当初予定のキロペース6分を大きくオーバーしています。予定では6分でイーブンに走れればと思っていたが、元気なうちには、ある程度の貯金を作るつもりで、体に任せて無理にペースを落すことはせずに自然体のペースで行こうと考えました。

5.5kほど行ったところで国道138号線に出て左折します。ここで、100kの人達と合流です。すでに、スタートしてから3時間=28k=山中湖1周を走ってきている人達なので、なんとなくちょっと疲れている感じの人が多く見受けられます。

申し訳ないが、こちらは、まだスタートしてから30分しか経っていないので、足はフレッシュ。72kの人達と、ほぼ同じペースを刻みながら、100kの人達をどんどん追い上げていきます。国道沿いの歩道を信号を守りながら、河口湖方面に向かいます。

歩道が狭いため、車には迷惑だったかもしれないが、追い越すために車道の端っこを1列だけ走らせてもらいます。幸い、交通量も多くなく、危険な感じはありませんでした。交通ルール守らず申し訳ありません。(追い抜きの際には、念のため手信号は出しておきましたよ)

富士急ハイランド、河口湖インターチェンジあたりで、10キロ通過。時間は52分(平均キロ5:14ペース)とちょっと早すぎの感じ。後になって考えると5:30くらいに抑えておいた方がよかったのかも知れないが、結果は同じかもしれないし、正解は分からないですね。

このまままっすぐ進み、12キロ付近で右折して、河口湖へのまっすぐの下り。緩やかな下りなので、走りのペースは快適だが、そのぶん信号待ちが疎ましくなってくる。ペースは乱されるし、せっかく追い抜いた人達に信号待ちで追いつかれると、やっぱり損した気分になる(わ~、ちっちゃな人間に思われちゃいますかね?)。

下りきると河口湖大橋を渡ります。ここからは、河口湖マラソンと同じコースをしばらく走ります。

DVC00067.JPG

もうこの先には、信号らしい信号はほとんどありませんので、気が楽になります。

しばらくは、河口湖の対岸に見える富士山を眺めながらのランを楽しみます。ところどころに見頃の桜もあり、アマチュアカメラマンもたくさん来ています。天気は良いし、景色はいいし、風も少なく、気温もちょうどいい感じで、ランニングを楽しむには最高でした(まだこの辺では・・・)。

河口湖の中ほどで20k通過。時間は1時間47分(10kスプリット55分)平均キロ5:21ペース(10kスプリットペース5:31)とまだ予定よりも早いペースで来ている。

河口湖の一番奥 最西端で河口湖とはさようなら。次の湖、西湖に向かいます。左折してすぐに、真っ直ぐの急坂が目に飛び込みます。最初の難関の急登です。真っ直ぐな道だけに見た目でウェ~という感じ。ここはじっくり歩幅を縮めて、小刻みに登ります。

坂の中間の24kエイドには、着替えを用意している人達もいます。まだ専用の袋がたくさん並べてありました。さすがに、ここでは、給水とバナナで小休止。

いままで、エイドの話が出てこなかったですが、5kごとにちゃんとエイドがあり、水、バナナのほかにもチョコレート、梅干、飴などがあったようです。各エイドでは、必ず給水だけはして、時たまバナナを一切れもらいました。

いつものレースなら、走りながらさっとコップを取って、走りながら飲んでいますが、今日だけは、立ち止まって、慌てずに飲みます。でも、お菓子はどうも食べる気がしません。やっぱりバナナあればいいでしょ。

ところで、今日はめているファイントラックの手袋は、薄くて軽く、多少の保温力もある。なんといっても最大のメリットは、撥水効果のある素材のため、給水時などに手が濡れなくて済むということ。夏ならすぐに乾くが、ちょっと寒いときには冷えなくてとてもいいです。本来はこれだけで使用するのではなく、この上にちゃんと手袋をするアンダーグローブとして使用することを推奨しているみたいですが、ランニング時にはこれだけでも大丈夫だと思います。ただ、引っかきキズなどには弱そうなので注意が必要で、トレランにはもちろん無理です。この日は、朝は防寒、給水での濡れ防止、午後はUV対策として、結局1日中この手袋をしてました。

話は戻って、24kのエイドからもう少し登ったところで西湖に到着。

西湖は、山中湖や河口湖のように大きくないが、そのぶん静かな雰囲気の湖で、週末をのんびり静かに過ごすのにはぴったりの場所です。湖畔にはキャンプ場がたくさんあり、キャンパーには河口湖などより人気があると思います。

また、6月にはSAIKOロードレースや秋にはツールド・ジャパンの西湖ステージという自転車のシリーズ戦も行われます。かつては出場したこともありますが、最近はご無沙汰してます。

あっ、私は、別に、河口湖町の観光協会のもでは決してありません。念のため・・・・。

また、脱線して、レースがなかなか進みませんね。ゴメンナサイ。

西湖の北岸沿いを4キロほど走れば、あっという間に西湖を通過してしまいます。西湖を離れてすぐに30k地点通過。時間は2時間45分(10kスプリット57分)平均キロ5:30ペース(10kスプリットペース5:45)。ジワリジワリとペースダウンしてきているが、まだ、予定ペースを上回っており余裕をぶちかましていた。

実は、今でこそ、ガーミンの記録をスポーツトラックスでいろいろな方法で結果を見ているが、走っている最中は、1キロごとのペースを表示させているので、登りや信号待ちなどの変化のある小刻みなスプリットタイムの情報しか頭には無く、10kという塊でタイムを計算していなかった。つまり全体が把握されていなかったことが今回の反省点である。普通のレースは、さほど1kごとのペースを乱されることが無いので、1kの小さな情報でも全体のペースとして掴みやすい。

なんか理屈ぽくなってしまったが、この辺でまでは、ほぼ1kごとに5:30で走れていたので、安心していたが、時たまある登りやエイドでの給水・ストレッチなどで、頭で考えている以上にペースが落ちていて、10kスプリット5:45)になっていることに気付いていなかったということです。

30kすぎのエイドでは、温かいうどんを頂きました。レース中にこういった食事をするのは初めてです。レース中におにぎりとかを食べる人もいるようですが、普段も少食のせいか、お腹が空くのが苦痛でもなく、レース中はジェルかシリアルバーのようなもので十分でした。

この時もお腹が空いていたわけでもなかったが、なんかウルトラっぽい感じだし、滅多に経験しないことなので、食べておくか、という感じで頂きました。塩分でも摂っておこうかとおつゆも飲みたかったが、熱すぎて飲めません。フ~フ~して冷ましている時間も無いので、ポリバケツに捨ててしまいました。ゴメンナサイ。

 

今日中には、精進湖まではたどり着きたかったのですが、やっぱりゴールはウルトラ遠いいです。

(VOL.3につづく)

 

なお、距離その他はガーミン405の記録に基づいていますので、実際及びコース表示とは異なっていると思います。

 

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