第4回飛騨高山ウルトラマラソン≪レースレポVOL.3≫ [ 飛騨高山ウルトラマラソン]
(VOL.2からの続き)
52km地点の小さなピークからは約3.5kmほどの緩い下りをまっすぐ下ってくると大きな国道に出る。
前日、車で会場に向かうときに通ったコスモス街道と呼ばれる国道158号線だ。
運転しながらおそらくこの辺がコースになっているであろうことは意識していたので、次の第3関門の丹生川支所までの景色や建物はしっかり記憶していた。
やはりちょっとでも知っている場所にくると安心感が持てて精神的にも余裕が出ますね。
第3関門 丹生川支所到着。57.2km 7時間6分(予定7時間24分) 区間2時間15分(予定2時間12分)
この区間はほぼ予定通りの時間で走れたようだ。
ここでは預けてあるドロップバックを受取り、補給食の追加を行う。
着替えも用意しておいたが、一通り汗を拭きとり、バイザーとソックスの交換だけで済ませた。
脚にエアサロンパスを吹きかけて、トイレも済ませて15分ほどの休憩でリスタート。
無駄なく行動しているつもりでも大エイドではどうしてもこれくらいの時間がかかっちゃいますね。
町を抜けてしばらくのどかな田園地帯を走る。
そこから右に曲がると千光寺まで距離は短いけれどコース中最大斜度の激坂区間が始まる。
トレイルレースならまだしもロードレースではそうそうはお目に掛かれないほどの急斜度です。
ロードバイクでギヤ最大にしてもヒィーヒィー言っちゃいそうな斜度です。
思わず笑っちゃいそうです。
立派な赤門をくぐると今度は108段の階段が待っています。
ここはしっかり手すりをつかまってじっくり登ります。
さすがに走って登る人は皆無。
千光寺を抜けて下りきると、再び見渡しのいい直線コース。
ここのコースはこういう先の方まで見渡せる所が多いですね。
こういう所は余計なことは考えずに、ただ黙々と走り続ける。
この写真は歩いているわけではないですよ。これでもちゃんと走ってます。念のため。
第4関門 国府B&G海洋センター到着。74.1km 9時間40分(予定9時間54分) 区間2時間34分(予定2時間30分)
ここまで予定に対して14分の貯金。この区間もほぼ予定通りのタイムで走れた。
残り26kmほどで最終関門までの時間は4時間20分。
このあと、よほどヘタレなければ完走は出来そうな所まで来た。
ここでも汁物を頂きます。
冷えたきゅうりはさっぱりして格別に美味しい!!
エイドを出ると直線の線路っぱた。安心したのかしばらく歩きながら休憩タイム。
徐々にペースも落ちてきている。
序盤はペースを遅めにしたので、もしかしたら、後半はペース落とすことなく走れるかもしれない、などと思ってたけど、序盤落としても、やっぱり後半はペースダウンしちゃいました。
もう、ウルトラをイーブンペースで走るなんて夢のまた夢ですね。
87km付近のエイドを過ぎると最後のダラダラの上りとなる。
まだ残り距離も10km以上もあるので、ここはムリせず歩きで通します。
とはいっても、のんびり歩いていると余計なタイムロスになるので、サクサクとパワーウォーキング。
ゆったり歩きの人はある程度抜いていく。
上りの距離は約3kmほどなので、この後しっかり走れば十分平均ペースを維持できる。
そしてついにきたぁ~~~~~~!!
飛騨牛エイド!!
こんな所で焼いてくれたものですっごく柔らかくてジューシーで美味しい~~~!!
何切れ食べたかは内緒です。
そして白玉ぜんざい。しっかりお代わりしちゃいました。
普段はそれほど食べたいと思わないけど、こういう時はメッチャ美味しい。
またまた汁物頂きます。それぞれちゃんと名前があったようですが。。。。
しっかり補給したせいか、このあとはしっかり元気よく走れました。
それにしてもまたも見渡しのの良い直線コース。
ん~~、ほんと苦手です!!
最期の方はしっかり走ってからの ごぉぉぉぉぉ~~る!!!
13時間35分(予定13時間35分) 区間2時間55分(予定2時間41分)
なんと予定とぴったりのゴールとなりました。
別にゴール手前のどっかで調整しているわけでもないのに、自分でもびっくりです。
予定通りとはいえタイム的にはワーストですが、とにかく今回は完走できたのが嬉しいです。
これで少しは自信回復したかな?
今回は沿道の応援に大分助けられました。
そして大会関係者の皆さんにも感謝です。
これでロードのウルトラ連戦(大江戸ナイトラン、チャレ富士、野辺山、飛騨高山)が一区切りとなります。
これからはトレイルの連戦となります。
トレイルは全然走ってなかったけど、ウルトラで鍛えた「ゆったりながく走る」という走り方で何とか頑張りたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
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第4回飛騨高山ウルトラマラソン≪レースレポVOL.2≫ [ 飛騨高山ウルトラマラソン]
≪VOL.1≫からの続き
午前4時45分。100kmの部、第1ウェーブのスタートです。
気温は寒くもなく、暑くもなく。
ただ気温は上がりそうな気配。。。
緊張もなければ、気負いもない。とてもリラックスした気分。
しかし、完走に対する強い気持ちはしっかり持って、絶対にここに帰ってくるぞと心に誓う。
走り出すと、まずは市街地方面へ。
最初のお楽しみの飛騨高山の観光名所である古い街並みへ。
前日には観光していないのでこの街並みを通るのは初めて。
趣きのある屋敷が並んでいる街並をランニングの集団が駆け抜けるのはとても爽快でした。
街を抜けると裏街道のような落ち着いた雰囲気の田舎道。
早朝にも拘らず沿道の玄関先にはおじいちゃん、おばあちゃん、小さな子供までもう家族総出で応援のため出てきてくれているご家庭が次から次と並んでいます。
それほど多くの大会に出ているわけではないが、ウルトラの大会でこれだけのたくさんの地元の応援をもらったのは初めてだと思う。町をあげてこの大会を盛り上げてくれている感じがとても嬉しい。
序盤は元気なのでスピードを上げすぎないように注意。
キロ6分半くらいを目途に走る。時計を見るとほぼ6分20秒くらいを平均で刻んでいる。
いいんじゃないですか。
11km当たりから徐々に上り坂となってくる。最初の上りだ。
無理のない程度にきっちり走って登る。
距離もそれほどではなかったので、あっさりピークを越え一旦下る。
よもぎそば。
日差しも出てきた。
まだ朝だというのにエイドごとに水かぶり。このあともずっとかぶり続けました。
第1関門 道の駅ひだ朝日村到着。21.8km 2時間27分(予定2時間38分)。
一応前半は貯金を作れるようには設定しているので計算通り。
3分でリスタート。
ここでもおそばとおひたし。
間もなく斜度は緩いがダラダラの長い上り坂となっていく。
すでにキロ7分台に落ちている。まあ、想定内なのでいいんです。
黙々と、淡々と走り続けていればいいんです。
30kmを過ぎるといよいよ斜度がきつくなる。
ペースは落ちるがここが踏ん張りどころ。
3kmほどを我慢して登り切ればあとは、ほぼ平らになるようなので歩かずに走る。(たぶん走ってたはず…)
尾根まで登り切ると、小さな上り下りがあるものの気持ちの良い林間コース。
鳥のさえずりを聞きながら緑の中を気持ちよく走れる。
こういう感じはとても好きなコースです。
第2関門 飛騨高山スキー場到着。39.2km 4時間51分(予定5時間12分)。
約20分の貯金。これで大ボスはクリア。
こういうエイドでゆっくり休憩している人もいるが、私は出来る限りエイドでの滞在は短縮したいので食べるなり飲んだりしたらすぐにリスタートするように心掛けている。
座り込んで休憩するくらいなら、ゆっくりでも歩きながら休んだ方がいいと思う。
この後は一気の下りが始まる。
太ももには違和感がまだ残っているのでガンガン下ることはまだできない。
特に斜度がきついとおっかなびっくりでそーっと走る感じ。
すぐ脇をガンガン下っていく選手に抜かれまくる。
しかし、まだ半分も来ていないので、ここで無理して再び太もも痛めると後半また辛い思いをするので、時間の余裕もあることだし無理は禁物。我慢。我慢。
こんな私には、これでもかこれでもかというくらいに長い長い下りだった。
どれほどの選手に抜かれたことか。
しかし、段々と斜度がゆるくなるにつれて、周りのペースとさほど変わらなくなって、抜かれることもなくなってきた。
下り切ったところで右折してトンネルに入る。
ちょうど50Kmの手前くらい。約半分まで来た。
そして今度は緩やかな上りが始まる。ここまでほとんど平坦な箇所が無い感じです。
長い下りで体力的にも回復したのか、上りになると快調に感じられてきた。
回りがペースダウンしているようで、走り続けているとどんどん追い抜いていける。
上を見上げずに腕をしっかり振って約2kmほどの上りを黙々と走り続ける。
この後どんな登り坂が来るかなんて、初めてのコースなので知らないことが良かったのかも。
そこからは緩やかな下りで国道までくれば第3関門はもうすぐだ。
疲れてはいたが大エイドが近いので頑張って走るしかない。
(VOL.3へ続く)
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第4回飛騨高山ウルトラマラソン≪レースレポVOL.1≫ [ 飛騨高山ウルトラマラソン]
いろいろと書かなければならないレポが溜まってしまってますが、まずは直近の話題から書くことにします。
平成27年6月7日に開催された第4回飛騨高山ウルトラマラソン100kmの部に初参加してきました。
飛騨高山ビッグアリーナがスタート、ゴールとなる周回コースで、100kmと71kmの部があります。
100kmは4:45と5:00の時差スタート。71kmは5:15スタート。
参加者、完走率が大会HPにアップされてましたので転載します。
種目名 | 参加数 | 出走数 | 完走数 | 出走率 (出走数/参加数) | 完走率 (完走数/出走数) |
100km男子 | 1,686 | 1,515 | 1,118 | 89.9% | 73.8% |
100km女子 | 197 | 178 | 122 | 90.4% | 68.5% |
71km男子 | 691 | 593 | 525 | 85.8% | 88.5% |
71km女子 | 212 | 189 | 176 | 89.2% | 93.1% |
合計 | 2,786 | 2,475 | 1,941 | 88.8% | 78.4% |
100kmの完走率はちょっと低めでしょうか。ちょっと暑かったからでしょうか。
コース図(反時計回り)
エイドは計24か所。水、スポドリ、たまにコーラ。梅干し、塩はほぼ全部。バナナ、飴も多かったです。
その他に地元の特産品も多かったですね。汁ものが中心でしたが、ボランティアの奥さんたちが作ってくれて、どれも美味しくいただきました。おかげでお腹がすくことはありませんでした。
高低図
でっかい上りひとつと小さな上りが四つ。でかい上りは走れるけれど60km過ぎの千光寺への上りはかなり斜度きついです。ロードでは滅多にお目に掛かれないほどの斜度でした。
飛騨高山を訪れるのは初めてでしたが、北陸新幹線が開通したことで遠征するにしても少しは行きやすくなったのかなと漠然と思ってエントリーしてみたけれど、実際に時刻表を調べるとゴール後に列車で帰るのは難しそう。(ゆっくりのゴールなので…)
結局、融通の利く車で行くことにしましたが、レース後に車で帰還するにしても深夜の帰宅になりそうだし、ウルトラ後のロングドライブは危険なので、直前の金曜日に無理を言って半ば強引に溜まっている振休を月曜日にもらうことにしました。
ということで、前日に現地入り。
休憩入れて約5時間半のロングドライブとなりましたが、松本から安房トンネルを抜けるルートを自分で運転するのは初めてだったので楽しくドライブ出来ました。
会場には2回目の説明会の途中で到着。初めてなので最初からきちんとコース説明を聞いておいた方が良かったですね。(反省)
でも、ここでコース最後の方のエイドで飛騨牛がでるという情報をキャッチ。絶対にこのエイドまではたどり着かなければ。。
いや、そうでなくて完走しなきゃダメでしょ。
そう、今回も走り込み不十分で、体調も万全とは言えず、タイム(早くゴールすること)は意識せず、時間たっぷり使って絶対完走を目標としてました。
なのでタイムを意識しないとはいっても、制限時間だけはきっちり意識しなければなりません。
今回のタイムスケジュールはこんな感じ。
エイドの休憩込みで平均8分9秒ペースでゴールタイムは13時間35分と計画。
制限時間が14時間なので25分の余裕を持たせておきました。
とにかく確実に完走を狙うことにします。無理せずに序盤から抑えて抑えていく作戦。
さて、説明会終了後、市内で食事、入浴を済ませて、今夜のお宿探し(車中泊の場所探し)。
近くには道の駅が何カ所かあったので、そのなかから「モンデウス飛騨位山」という所を選んだのだが、街からはどんどんと離れて山の奥の周りに何にもない真っ暗な場所まで行かされた。
あまりにも人けが無くてさびしすぎるので「ななもり清美」に変更。
しかし、そこはすでにほぼ満車状態。たぶん大会参加者がほとんどでしょう。
なんとか駐車場所を見つけて翌日の準備に取り掛かる。そしてようやく就寝。すでに11時は回ってたかな。
これじゃちょっと睡眠不足。。。。
午前3時前に起床。起きてすぐに会場駐車場に移動。
57km地点のエイドで受取るドロップバックとゴール後の荷物を預けてスタート位置へ。
今日のウェアは、ファイントラックパワーメッシュの上下アンダーに、ファイントラックの長袖ドラウトエアジップネックとアシックスショートパンツ。ふともも痛めているので久し振りにハーフタイツを下に履いておきました。C3fitのカーフ。サハラキャップ。ソックスはR×L5本指。UV用にネックカバー。バックはサロモンのS-LABセンスウルトラset。シューズはアルトラのパラダイム。
ジェルは5個×2。BCAAスティック×10本くらい。ミニ塩羊羹×4。塩分タブレット数個。ブラックガム×3枚。ムサシNI×2回分。ベスパハイパー×2などを用意。半分はドロップバックへ。
スタート前だけで長くなりましたので、本番スタートはVOL.2へ。
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飛騨高山ウルトラマラソン≪結果報告≫ [ 飛騨高山ウルトラマラソン]
月一ブロガーに成り下がりましたハーレーです。
パソコンに向かうとなぜか眠くなるという謎の疾患にかかってしまったようで、ブログの更新は月一報告だけになってしまいました。
といっても5月分もやってませんが。。。。
実はブログでは報告してませんでしたが、5月に開催された野辺山高原ウルトラマラソンを完走してました。
無事にとは言えませんが、前年にゴール関門に引っ掛かってDNFとなってしまったリベンジを果たすことが出来ました。
その報告はまた日を改めて、きちんとレポしたいと思います。(ほんとか?)
今日は6月7日に開催された飛騨高山ウルトラマラソンの結果報告だけしておきます。
この大会には今回初めて参加してきました。
飛騨高山を訪れるのも初めてです。
先月の野辺山高原の長い下りで、腸脛靭帯だか大腿筋だか分からないけど、左足外側太ももを痛めてしまいました。
その後二週間ほどは走れずにいましたが、一週間前に痛みもほぼ無くなり、何とか走れるようになりました。
といっても、この大会前にJOGを3日ほどしただけで、ほぼぶっつけ本番となってしまいました。
それでも走れさえすれば、下りさえ気をつけていれば何とかなると思っていました。
しかし、走力もめっきり落ちてきているうえに、準備万端という状態ではないので、とにかく時間内完走だけを目標にして、決して無理なことはしないと決めていました。
なんだかそればっかり。。。チャレ富士が相当トラウマになってしまったか。。。。
前半は抑えに抑えて、太ももに負荷をかけないように注意しながら走ってました。
特に下りは小走りにしてどんなに抜かれようと我慢。
中盤の上り区間ではそこそこ頑張って、下りでの雪辱を果たす。
後半は粘りのラン。それにしてもスピードが全然上がりません。
もうウルトラでスピードキープが難しいようです。
前半は眠気との闘い、後半は暑さとの闘いとなりましたが、何とか時間内にゴールにたどり着くことが出来ました。
終わってみれば、当初予定していたタイムスケジュールのゴールタイムとぴったりのゴールでした。
この大会をもってロードのウルトラもひと段落。
次回からはトレイルレースが続きます。
といっても、なにを隠そう、今年になってまだ1回も山に行ってません。
トレイルの登りはちょっとヤバいです。しかも下りも太ももヤバいです。
当分の間は時間内完走が最大の目標になりそうです。
以前は関門時間を気にすることなんて全くなかったのに、最近は関門時間がレース展開の中で一番重要なファクターとなってます。
自己記録更新なんて夢のまた夢。
もうチャレンジという言葉はこのブログからは抹消するようですね。
さて、次は今月28日開催のSPAトレイルです。
それまでには山トレ絶対にしておかないとね。
週末2回しかないけど、大丈夫かな?
それと、溜まったレースレポなんかも更新しないとですね。
しばらく頑張ってみます。
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