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第4回美ヶ原トレイルラン≪レースレポVOL.1≫ [ 美ヶ原トレイルラン]

平成26年7月5日に長野県長和町で開催された第4回美ヶ原トレイルラン&ウォークに参加してきました。
種目は80km、40km、14Km、8Kmとバラエティに富んでいます。
すでに大会HPに完走率がアップされています。

80km 出走534名 完走309名(男294名 女15名) 完走率57.9%
40km 出走346名 完走337名(男270名 女67名) 完走率97.4%
14Km 出走175名 完走175名(男120名 女55名) 完走率100%

昨年の70kmの完走率は65%、そしてその前年の完走率はなんと35%でした。
今年は10km距離が延びて50マイルになりましたが、制限時間も1時間延長になって16時間となりました。
最初に言っておきますが、今回は大会前日から当日の序盤まで雨が降り続き、トレイルがドロドロ、グチャグチャになってしまったせいで、上りも下りもまともに走れず、いや歩けず、特に前半は苦労しました。
その影響で前半まででのリタイアや制限時間オーバーが多かったのではないでしょうか。
それにしても、女性の完走者が15名(完走率34.9%)ってすくなっ!!
これはもう走るのが辛いってことでじゃなくて、完全に泥んこにお手上げってことでしょうね。

かくいう私も前回大会でグチャグチャ泥んこに体ごとダイブしてしまい、どっぷりはまっちゃった後遺症で、なんだか泥んこにはやけに慎重になってしまいました。
今回まさかここまでドロドロになっているとは想定していなかったので、またしても明るい色のウェアを着てしまった。
もう汚してはなるものかとソロリ、ソロリと進んじゃいました。(ちなみに前回のウェアの泥汚れは落ちませんでした)
とはいえ、何度すべって尻もちついたのかは数え切れません。実際、20回以上は手をついてます。

前置き(言い訳)が長くなりました。

受付は前日のみ。エントリー料に宿泊費の一部が含まれているので、宿泊は半強制です。
前日午後3時ごろに会場入り。
必携品は定められていますが、チェックはなく、それほど厳しくはしていないようです。
ただし、遅くにゴールとなる選手に対しては、途中でライトのチェックだけは行われます。
持っていないと先に進ませてもらえません。天候によっては防寒具等もないとストップさせられます。

受付終了後、一旦、宿泊先のペンション(車で10分くらいのエコーバレースキー場にあるアンデルマット)にチェックインして準備を完了させます。
今回の装備
半袖TEE、アームカバー、ファイントラックパワーメッシュノースリーブ、ランパン、ファイントラックアンダーソックス、防水ソックス、C3fitカーフゲイター、ダーティー・ガール・ゲイターズ(シューズのゲイター)。
この大会は全区間でストック使用が許されているのでブラックダイヤモンドウルトラディスタンス。先にゴムキャップをつけておきましたが序盤の泥に取られてしまい、その後は先なしのまま。
ザックはサロモンスキンズプロ10+2、シューズはホカスティンソン(これ大失敗でした)。
完全な雨だったので、レインウェア上下(上は着てスタート、下はバックにしまったまま使わず仕舞い)
補給食は、パワージェル×7、BCAA粉末いろいろ、塩飴×3、塩羊羹×2、クリフバー×1。
エイドの食べ物はそれほど多くはなかったので、お腹すく人はもう少し持っていた方が安心でしょう。

夕方5時から選手ミーティング、コース説明等があるので会場に再び戻る。

会場駐車場では偶然にも隣の車にチクリン君。ホカ半額で買えてうらやましぃ~。
でも、速く走る人にはどうなのかな?今回はどれ履いたのかな?

大会当日。
2時半に起床。朝食は大会が用意した朝食のおにぎり2個とバナナ。
一晩中雨が降っていましたが、朝になっても止むことはありません。
正直、こんな雨の中を走るのは気が重い。
午後には上がる予報なので、少しでも早くに上がることに期待する。
午前4時のスタート時間ギリギリまで車で待機。

他の人のウェアはさまざま。レインを全く着ていない人。レインの上下を着ている人。
私はレインの上だけ着て、その上からバックを背負いました。
普段はバックを背負ったうえからレインを着込みます。脱いだり着たりするのに、その方が楽だから。
しかし、今日の雨はそう簡単には止みそうにもなく、脱ぎ着の心配いらないようなのできちんと着ました。

DSC01806 (640x480).jpg

それほど後方に並んだつもりもなかったが、いざスタートすると前方にはかなりの人数がゲレンデを駆け上がっている。
おやおや、後ろにはたいした人数がいない。
まあ、最初の4kmはゲレンデの上りが続くのでマイペースで登れるから関係ないか。

DSC01807 (640x480).jpg

スタート時刻ではまだ薄暗かったのでヘッドライトを点けておきましたが、去年よりも日が昇るのが早いようですぐに不要となった。
しかし、しまうのも面倒なのでそのまま頭に装着したまま進みます。

しばらくは稜線のシングルトラックを縦列でゆっくりしたペースで進みます。
辺りはもやで真っ白。今年もここの景色を見ることが出来なかった。残念。

下りに差しかかると隊列は崩れ、走れるようになるがドロドロ地獄が始まりました。
日頃歩かれているようなトレイルではなく、粘土質の黒土はグチャグチャで足をとられます。
走れるトレイルも今日ばかりはゆっくり進まざるを得ません。
時折、グチャグチャをもろともせず駆け抜けていく選手がいますが、今日の私にはとても無理。
今日履いているシューズはホカのスティンソン。長距離レースでは定評のある厚底シューズですが、ソールは小さな突起がたくさんありますが、ドロドロ、ズルズルには全く歯が立ちません。
ゴムの性質も泥が付きやすい気がします。
そして気持ち的にも泥に突っ込みたくないという弱気な面が出てしまったようです。
今思えば、もう少し突っ込んでもやかったのかな、と反省。

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DSC01810 (640x480).jpg

一旦谷にまで下りてからまた登り返すと第1エイドに到着。
第1エイド和田峠 14.7km 2時間58分 (昨年12.9km 2時間21分)

エイドの反対側の「農の駅」で最初のトイレ休憩。
それほど疲れてはいないけど、滑らないようにと脚をぎゅっと使ったりしていて、余計な体力を消耗している気がする。
いつのまにか途中で雨は上がっていたが、いつまたふち出すか分からないのでそのまま着ていました。
ようやくヘッドライトをバックにしまう。

今回、いつものようにタイムスケジュールを作っていなかったので、それほどタイムを気にしていなかった。
前夜の予習(前回大会の自分のブログ記事)でなんとなく自分のタイムを覚えていたが、あまりの遅れに記憶違いかと思うほど。
ただその時は、距離がどれくらい伸びているのか分からなかったので、たいして遅れも気にしていなかった。
体調的には悪くはなかったし、走れるところはそれなりに走っていたつもりだったので、ちょっと、泥んこにてこずってしまったかな程度。

ここからは三峰山までの上りが続く。
それほど抜かれることはないのだが、今記録を見るとキロ3分くらい余計に時間が掛かっている。
やっぱりどろどろだったのかな?どんな状況だったか記憶がありません。
でも、雰囲気のいい森の中を進んでいたような気がします。

山頂過ぎると下りなのだが、やっぱりペースは上がっていません。
狭い登山道をズルズルと下っていたと思います。
トレイルから外れないように進んではいるが、どうしてもグチャグチャをみんなが避けるので、ずいぶんとトレイルを踏み荒らしてしまっている気がしてすごく心苦しい。

並行していたビーナスラインに出てしばらく舗装路走ると第2エイド到着。
第2エイド扉峠 21.6km 4時間44分 LAP1時間46分 (昨年19.7km 3時間41分 LAP1時間20分)

さっきまで相当遅れていたはずなのに、あっという間に遅れを取り戻したのか?とちょっと勘違い。
ちょうど1時間遅れてました。
そりゃそうだ。そんなに簡単に取り戻せるはずがない。

水のペットボトルをもらいそのままボトルへ。
座って休憩する選手もいたが、頭から水をかけてもらいすぐに先に進む。
この時、並走する選手が、「休んでる暇ないですよね。」と声を掛けてきた。
?????(なんで?)
「次の関門まで余裕がないです。第1関門10時ですからピンチです」って教えてもらった。

やばっ。全然関門時間なんて気にしてなかった。気にするどころか関門の時間すら知らない。
残り1時間15分くらい。
タイム表がないので、どれくらいの時間が掛かるのかよく分からない。
走りながら予習の記憶をたよりに計算すると、確かにギリギリのようだ。

野辺山に続いて、またしても関門との戦いとなるとは想定外でした。
今回は故障があるわけでもなく、体調が悪いわけでもないので、まさか関門にギリギリになるとは思ってもみませんでした。
とにかく、ダラダラとはいかず、ここからは少し気合を入れて走らないとまずい。

DSC01811 (640x480).jpg

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コース最高地点となる茶臼山までの距離はたいしてないが、勾配がちょっときつい。
しっかり登って到着しても山頂はやっぱりもやで真っ白。

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牧場に入るとおよそ1kmほどの歩行区間が設定されています。
希少植物が生えているそうですが、それよりも牛のフンが雨でドロドロになって泥に混ざっているのを避ける方が気になります。

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歩行区間が終わると第3エイド(第1関門)まではわずか。
時計をみるとなんとか間に合いそうです。
牧場の広々した中をしっかり走って関門を目指します。

DSC01816 (640x480).jpg

第3エイド山本小屋 40.2km 5時間56分 LAP1時間12分 (昨年38.9km 4時間59分 LAP1時間17分)
よかった~~~。
関門4分前に通過。

次の関門までの距離と時間を確認してすぐにスタート。
野辺山での関門地獄の経験から、一度関門に引っ掛かりそうになると、次も、そしてその次も危なくなることを学んでいたので、関門ごとに距離と残り時間の確認は怠らない。
次の関門まではずっと下り。長い林道のはず。
13kmで関門までは2時間半あるので、この区間は焦らずとも通過できるでしょう。
しかし、その後に余裕を作るためには少しでも早く進んでおかないと。

エイドから少し行ったところにあるドライブインで2度目のトイレ休憩。
雨も完全に上がったし、疲れもそれほどではない。
さてと、下りにとりかかるとするか。

(レースレポVOL.2に続く)

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第4回美ヶ原トレイルラン《結果速報》 [ 美ヶ原トレイルラン]

土曜日に開催された美ヶ原トレイルラン80kに参加してきました。

スタート時は生憎の雨模様。
金曜日からずっと降っていたのでトレイルは黒土がぐちゃぐちゃの状態で、上りも下りも、平地までもつるつる、ヅルヅル。
その後雨は上がったもののトレイルの状態は変わらずでした。
特に序盤の下り坂では、何回足をとられてしりもちついたか分かりません。上り坂もヅルヅルと滑って登りにくい。
その後雨は上がったもののトレイルの状態は変わらずでした。
スパトレイルではちょっとだけでしたが、今回は一日中、泥んこ遊びになっちゃいました。
でも、今回は泥にダイブはしなかったけどね。

体調的にはそれほど悪くはなかったはずなのに、スタート位置やシューズがぐちゃぐちゃには合わなかったこともあり、第1関門では制限時間の5分前通過とまさかの遅れ。
野辺山での関門地獄の再現となってしまいました。
後半走れるところで頑張って挽回。
最後の大門峠の関門は通過でないかと思われましたが、諦めずに走り続けた結果が、なんとかクリア。
そして、今回はどうにかゴールまで辿り着くことができました。

ゴールタイム15時間34分。(制限時間16時)
ギリギリだけど、走れるところは走ったし、最後まで足は売り切れることなく走りきれたので良かったです。

前回大会より距離が10km弱伸びたし、トレイルの状態が悪かったので、ずいぶんと難易度が高かったと思います。
そういう意味では充実感も達成感もたっぶり味わいました。

参加された皆さんお疲れさまでした。
スタッフの皆さん雨の中ありがとうございました。

今日はキタタン開催ですね。
同じようにぐちゃぐちゃかな?
みんな楽しんでね!

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第3回美ヶ原トレイルラン≪レースレポVOL.3≫ [ 美ヶ原トレイルラン]

(VOL.2からの続き)

長い下りの林道もうんざりしてきた頃、ようやく35Kmの部のトップ選手が上がってきました。
ここからは、これから私たちが走ってきたコースを逆走してゴールを目指す35Kmの部の選手たちとのエール交換タイム。
すれ違いざまに「行ってらしゃい!」「ファイト!」「景色最高なので頑張って!」と声を掛けながら、時折ハイタッチをしてすれ違う。
みんないい笑顔なので、こちらも元気をもらう。

最後尾の選手とすれ違う時には、いつのまにか林道区間が終わっていて、街に下りてきていました。

まともに日向に出ると暑さがこたえる。
さっきまでの強風、涼しさはどこに行ってしまったの??
灼熱の畑の舗装路を次のエイドまで頑張って走る。
しかし、ペースはすでに相当遅い。下りだからなんとか脚が動くだけ。

ようやくコースの中間地点。
まだ先は長いなぁ。一気に暑くなって意気消沈気味。

DSC00493.JPG

しばらく街の中を走るが、住民は全く関心が無いようで、畑仕事している人からは声援をもらえるが、外に人がいない。
プチトマトをくれた人が唯一いたのが嬉しかっけど、それ以外は・・・・。
やっと街に来て安堵している選手にとってはちょっと残念。

第2関門、A4和田宿到着。39Km、6時間46分(予定6時間30分)。
遅れを取り戻すどころか逆にさらに遅れ気味。でも、まだ許容範囲でしょ。
ここで水かぶり。日陰に腰かけてしばし休憩。
しかし、遅れを考えるとのんびりしていられないので、8分ほどで再スタート。

コース図ではちょっとした峠を越えることになっているが、実はこれがまた高低図では分からないようなきつさ。
斜度はそれほどでもない気もしたが、直登の上りがでいつまでも続いた。
ちょっと舐めていたためか、暑さのせいか、この上りでかなり消耗してしまったような気がする。
後で調べたところ1km当たりの高度変化表では、最高峰の茶臼山への上り、この先の大門峠への上り、を押さえてこの区間が一番きついことが分かりました。(1キロの切り方にもよるんですが)

美ヶ原トレイルラン 2013-08-31, 高度変化.jpg

下ってから大門街道を横切ると舗装路、そしていよいよ長い上りの林道区間。
スタート前からこの上りが心配だった。
覚悟して取り掛かる。といっても、やっぱり走れる脚は持ち合わせていませんでした。
お散歩にならないようにそれなりに歩くが、緩い傾斜でも走れる気がしない。
こうゆう区間をゆっくりでもいいからしっかり走れるようになりたいもんだ。

DSC00496.JPG

とにかく我慢の歩き。
でも、歩きだと時間が掛かるばかりで、一向に残り距離が減りません。

どれくらいの時間をかけたのか分からないくらいに長い時間でした。
ようやく林道が終わると次のエイド。

第3関門A5長門牧場到着。52.5km、9時間40分(予定9時間10分)
予定からずいぶんと遅れてしまった。林道歩きすぎだな。
すでに完全に売れ切れている脚の状態ではこの先予想タイムからの遅れを取り戻すことは難しい。
遅れを最小限に止めよう。というか、ここまで来たんだから絶対に完走しよう。

ここから数kmは走りやすいトレイルが続きます。
しかし、楽しく、軽快に走れる状況ではなかった。
下手すると歩きたくなるほど疲れ果てていたが、ここを走らずトレイルランと言えるのか?さんざ歩いてきたんだろ?
お前歩きに来ただけか?と自問自答。
「良し!」と気合を入れて走り出すも、やっぱりペースは遅い。かろうじて走っている程度。

DSC00499.JPG

しかし、辺りはいい雰囲気のトレイル。
女神湖、白樺湖を経て大門峠へ。

DSC00501.JPG

そして最後の難関、大門峠への直登。
足元が悪く、ポールのおかげで何とかクリア。

第4関門A6大門峠到着。61km、11時間25分(予定10時間40分)
どんどん遅れが増している。脚はもう限界を超えているので、タイムよりもとにかくゴール目指して頑張るのみ。
今更だが目標の設定タイム(12時間)は全然間違っていたようだ。
去年の完走者のタイムを参考に12時間なんて完走タイムを設定してしまったが、完走率からしても12時間でゴールしている選手たちは強者のレベルでした。
今は、自分なりに頑張るしかない。
残りもあと10kmちょっと。重い脚を奮い立たせてスタートする。

もう前後との差は相当ある気がするが、時折後ろから追い抜かれる。
しかも、前に見える選手に追いつくことはない。
ジリジリと後退しているってことか。
自分としては、最後は疲れた選手をどんどん追い抜いて行くレース展開をしたいところだが、最近はそんなパターンは全然できなくなってるw

もうタイムなんかよりとにかくゴールにたどり着きたい、その気持ちだけになっていた。
だから、もう時計を見ることもなかった。

ただ救いは、最後のご褒美としての車山高原や八ヶ岳の景色が良かったこと。
前半は景色イマイチで、後半は走りがイマイチで、なんだかいいとこなかった様な気がしていたが、この景色を見れてやっぱり楽しかったな。来てよかったなと思えた。

雲に隠れてしまったけど、遠くには八ヶ岳。

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遠くに車山の天文台が見えきた。やっと帰ってきた。残りもあと少し。

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気持ちは晴れやか、されど脚はどんより。
でもこういう所を走るのはホントに気持ちがいい!!

DSC00515.JPG

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反対方向から逆走してくる大量の選手。集団ミスコース?と思ったら35キロの選手との合流地点でした。
あとはゲレンデを駆け下りるだけ。

時計を見るとすでに予定ゴールタイムから1時間10分も経過していた。
あーあ、今回も後半グダグダになってしまった。(こんなんで2週間後の雁坂(142km)完走できるのか?)
ここまで来るともう、タイムなんてどうでもいい。一日無事にトレイルを楽しめただけで十分。
あせらずに下ろう。
なんとか最後までもってくれた膝に感謝し、最後に痛めては申し訳ないので、いたわりながらのダウンヒル。

後からは容赦なく35キロの選手が追い抜いて行くが、とても同じように元気に駆け下りる気力がない。
マイペースで、転げ落ちないように走る。

そして、ようやくゴールが見えてきた。ふぅ~~~。

DSC00520.JPG

ゴーーーーール!!
72.5km、13時間44分。
総合190位、年代別18位。

いろいろ課題が露呈してしまったが、何とか完走できた。
雨にも降られずに、まずまずの天候だったし。
事前のうわさ通り、70kmとしてはきついコースではあったが、景色も楽しめたし良いコースでした。

大会関係者、ボランティアの皆さん有難うございました。

はい!お疲れさま!

DSC00521.JPG

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第3回美ヶ原トレイルラン≪レースレポVOL.2≫ [ 美ヶ原トレイルラン]

(VOL.1からの続き)

午前4時スタート。
辺りは真っ暗ですが、選手たちのヘッドライトの灯りが一筋の流れとなって、スキー場のゲレンデを駆け上がっていきます。

DSC00450.JPG

周りの選手の灯りで、足元は明るいので自分では点灯してません。明るい人のすぐ後ろをついていきます。

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約4Kmのゲレンデを登りきるころには少しづつ明るくなってきてます。

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そして清々しい朝を迎えました。
しかし、稜線はしばらくは隊列を組んで進むことになります。

 

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最初のピークゼブラ山を過ぎると昨日来た八島ヶ原湿原を見渡せます。

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ピークを過ぎると少し開けた林道を2kmほど一気に下ります。
そこからは上ったり下ったりの繰り返しが続く。
しかし、ほとんど一列渋滞のままなので順位の変更はありません。ひたすら前の人に続きます。

ビーナスラインに合流するすぐにA1和田峠到着。
ガーミンでは13km。ここでコース案内(11Km)と2kmの差が出た。
2時間20分(予定2時間10分)。
予定より10分遅いけど思うように抜けなかったし距離も少し長かったのでOKでしょ。

ここからストック使用開始。
しばらくはビーナスライン沿いの分水嶺トレイルで三峰山を目指します。
エイドすぎてからは少しばらけてきてマイペースで進めるようになる。
ここからは本当は景色の良いところとのことであったが、残念ながら終始もやっていて周りは全く見えませんでした。残念。

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A2扇峠到着。19.9km。3時間40分(予定3時間30分)
ラップは予定通り。
ひざの調子は問題ない。ただ、少しすでに脚が重い感じ。やはり走り込み不足がもろに出た感じ。
最近は走っても10kmくらいだったもんな。最後までもつのか?

まだまだ上り基調は続きます。
次はコース最高峰の茶臼山。

少し霧が晴れた瞬間。やっと景色が見れた感じ。

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上りはそんなにきつくはない。
なんとなく、レースって感じでなく、ゆったり進んでしまった気がするが、先も長いし脚の調子もイマイチなので焦らず進む。

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茶臼山到着するも、やはり眺望は霧に阻まれてしまったのでそのままスルー。 

DSC00469.JPG

ここからはしばらく緩やかな細いトレイル。
希少な植物が自生しているところなので、踏み外さないように慎重に進む。
とても風が強く帽子が飛ばされそうなくらい。
気温も涼しくて、ちょっと寒いくらい。
ウィンドブレーカーを着込んでいる人も多いけど、私は涼しくてちょうどいいくらいに感じる。

DSC00471.JPG

何やらいきなりゲートみたいなのを通過。ここから牧場だったらしい。
コースにもしっかり牛の〇〇が落ちてるので踏まないように。

柵のあるところまで来るとしばらく歩行区間が始まります。この先に山本小屋のA3があるはずだが先は見えない。

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説明会では片足を着地していれば競歩のように進んでも大丈夫だと見本まで見せてくれてたけど、すでにそんな元気もなく、ゆっくり歩いて進む。
疲れた足を休めることが出来たので自分的には良かった。

牧場なので勿論こんなのがあちこちに。

DSC00477.JPG

A4山本小屋到着。25.9km、5時間1分(予定4時間50分)
ここもラップでは予定通り。
なかなか最初の区間の10分の遅れを取り戻せないけど、それ以後はほぼ順調にきている。

辺りを見ると少しづつ霧が晴れてきています。

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再びビーナスランンにでて、美ヶ原高原美術館を過ぎたあたりから本格的に晴れてきた。
高台に出ると高原らしい風景が広がっている。
思わず両手を広げて「ウォー!」と叫ぶ。やっぱりこうでなっなくっちゃ来たかいがありません。

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前半最後のピーク、物見石山への上り。相変わらず風が強い。

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振り返ると山本小屋も小さくなってる。

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頂上付近は大きな岩がゴツゴツしていて少し走り難いけど、足の置き場に注意しながら進む。
こんなところでグギッしたくないですからね。

下りになると一層アブナイ。大きな浮石がたくさんある。ここは慎重に。

DSC00486.JPG

ここを過ぎると長い下りの林道区間が始まります。
ここで脚を使いすぎると後半にダメージとなることから、飛ばし過ぎないよう落ち着いて走る。
この林道区間のどこかで10時スタートの35kmの部の選手たちとすれ違うはず。
走ってみると確かに長い、長い。
もういい加減に良いですよってくらいに走らされる。
下りきれば第2関門4Aにつく。
そこまでは下りのみなので頑張って走るぞ。
といっても、まだまだ林道は続くのであった。

(VOL.3へ続く)

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第3回美ヶ原トレイルラン≪レースレポVOL.1≫ [ 美ヶ原トレイルラン]

平成25年8月31日(土)に開催された第3回美ヶ原トレイルランに参加してきました。
会場は長野県長和町にあるブランシュたかやまスキー場。白樺湖の西側、車山の北側にあるスキー場です。

種目は70K、35K、8K、8Kウォーク。 
私は70Kに出場しました。
コースは霧ヶ峰、美ヶ原、白樺湖など観光地としても有名な場所をを霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイルをメインとしてぐるっと時計回りに周ります。
ちなみに35Kは70Kの中間地点をスタートして反時計回りに70Kの前半部分を逆走します。
したがって、70Kの選手と35Kの選手がすれ違うことになります。
トレイルレースでは珍しい設定ですね。(ほとんどが林道区間でのすれ違いになっていると思います)

ガーミンでの距離は72.5kmでした。

美ヶ原トレイルラン 2013-08-31.jpg

斜度きつそうに見えますが、70kmの長さを縮めているのでそう見えるだけです。
ガーミンデータでは累積標高3,621m。標高は800m~最高1960m。

美ヶ原トレイルラン 2013-08-31, 高度.jpg

スタートは朝4時、制限時間は15時間。(35Kはスタート10時、制限時間は9時間)
エイドは6ヵ所。エイドには水、スポドリ、たまにコーラ。食べ物はバナナ、梅干し、ところによりまんじゅうなどもありましたが、あまり充実しているとは言えない内容です。しかも、2カ所は水だけでした。
私はあまり食べないのでバナナさえあれば大丈夫でしたが、補給食は自前をしっかり用意した方が良いでしょう。

今回の携行食は、パワージェル梅×6、グリーンアップル×4(1残り)。塩飴×4(2残り)。塩羊羹×4(3残り)。ドライマンゴー×1。ジェルブラスト×2。ベスパハイパー×2(1残り)。ニー×1。 アミノバリュー(スティック)×3(2残り)。アミノバイタルゴールド(スティック)×3。
ドリンクは、シトリックスアミノプロ、ムサシリプレニッシュ、グリコクエン酸&BCAAの粉末をボトルに溶かして飲んでいました。
普段はあまり飲み物も摂取しない方ですが、今回は珍しく2.5Lは飲んだかもしれません。

ウェアは、ファイントラックパワーメッシュノースリーブのうえにノースリーブシャツ、ハーフタイツにショーパン、アームカバー、ネックカバー付のキャップ、シューズはノースのダブルトラック。BDのウルトラディスタンスZポール。バックはサロモンスキンプロ10+2に熊鈴つけて。中には、ファーストエイドキッド、ハンドライト、軽量ウィンドブレーカー、携帯トイレ、地図、方位磁石、エマージェンシーシート、ホイッスル、スマホ。

前回大会の完走率が35%と非常に厳しいコースのようでしたが、今回は前年ほど暑くなかったこと、そして制限時間が1時間延びたおかげで、出走者549名に対して完走者357名と完走率は65%まで上がったそうです。

受付は前日(金曜日)のみ。
したがって、お休みをとらないと出走できませんが、今回は夏休みをこの週にしたのでずっとお休みしていました。
良かったのは睡眠時間をたっぷりとれていたことですね。

午後2時ごろに現地入り。

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受付終了済ませても選手ミーティングが始まる5時までには時間があったので、車で付近を観光することにしました。
しかしながら、八島ヶ原湿原、霧ヶ峰高原に行ってはみたものの、どこも霧が多くて全く景色は見れませんでした。
しかも途中から雨が降り出し、何にもせずに帰ってきてしまいました。

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霧ケ峰高原は、その名の通り霧だらけ。

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選手ミーティングで簡単にコース説明を聞いてからバスにて指定のペンションに移動。

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白樺湖からまた奥に入る会場からは一番遠いお宿になってしまいました。
4人部屋に3人の相部屋。
この宿には私を含めて5名の選手が泊まってました。

間もなく夕食の時間。晩御飯はペンションだけあって洋食。普段は絶対食べないような豪華なディナーでした。

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同宿の選手と明日のレースのことほかの大会の話など談笑しながらゆっくりと過ごします。
夕食後、風呂に入ってから最終的な支度を整えて午後9時過ぎに就寝。

翌朝(?)午前2時起床。テーピングしてウェア着てからオーナーの車で会場まで送ってもらえます。

朝食は大会が用意したおにぎり弁当(おにぎり2個、バナナ、ペットボトルのお茶)

そうこうしている間にスタート時間。
すでに真っ暗闇の中のスタートゲートには大勢の選手が並んでましたが、同宿の選手と一緒に後方からのスタートになりました。
ほとんどの選手がヘッドライトをつけてます。でもずるい私は、大勢いるからライトなしでも行けるだろうとハンドライトもバックにしまったまま午前4時スタート時間を迎えました。

ひざの痛みが引いたばかりで不安を抱えたまま、そして、走り込みも全然足りない状況ではありましたが、走るからにはなんとしても完走だけはしたいと胸に誓います。

何とか天気ももってくれそうです。
どんなコースなのか。どんだけきついのか。そして、なんといっても高原の景色がものすごく楽しみです。

では、行って参ります!!

(VOL.2に続く)

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