2015おんたけウルトラトレイル100K≪レースレポVOL.2≫ [ おんたけウルトラトレイル]
さて、中途半端な形のままとなっているおんたけウルトラのレースレポですが、大会開催からすでに3ヵ月が経過してしまいました。
なんで今更と思うでしょうが、これを終わらせないと次の大会レポにすすめないので、さくさくっと書き上げたいと思います。
すっかり忘れちゃったよという方や初めての方はこちらのVOL1からお読みください。
(VOL.1からの続き)
第1関門を過ぎてからは昇っては下って、左の橋を渡って左に曲がって、また昇って、の繰り返し。
それでも変化のない登りっぱなしの道よりも変化があるし、下りでは脚を休めさせれるので助かる。
49.5Kmで小エイド到着。7時間10分。
公表で50kmとなっているのでほぼ距離は合ってきたようだ。想定時間(7時間)ともほぼ同じ。
ちょっと下ってダム湖の湖畔を走る。
唯一といっていい平坦路。水溜りがあるもののここはしっかり走っておく。
ところどころにある天然エイドでは、水の補給、水かぶりもできる。
再び上りになると歩きになってしまう。
すると、じわじわと眠気が襲ってきた。
すこしづつ意識がもうろうとしてきて、もうそこら辺の道端で横になってちょっと眠たい気分。
こうなってしまうと体の動きは一気に悪くなる。
フラフラの歩きとなり、スピードは遅くなり、距離も全然進まない。
目が閉じそうになるのをガムを食べながらなんとかこらえる。
どんどん追い抜かれるようになり、ペースダウンを実感する。
ここらあたりでマイルに参加のsally選手にパスされる。
既にループを2回こなして、私の倍以上走っているはずだが、スタスタと登りをこなしている。
さすがにペースが違いすぎる。
ムリに追うのは諦めて、マイペース、マイペース。
しばらくクネクネとS字で山を回り込む。
次のエイドは右に回り込むと先に見えてくる。
ここを回るとエイドかな?・・・・・まだか。
次のカーブを過ぎたらか?・・・・まだだったか。
今度こそこのカーブ過ぎだろ。・・・・・またしても、まだか。
3回目なのにいまだにコースを覚えていない。
何度も何度も期待を裏切られながら、ようやく第2関門到着。
67.8km 10時間10分。
公表63kmだが、それにしても想定時間を1時間オーバーしてしまった。
いやーこの区間だけで大幅に失速。やっちゃっいましたね。
デポバッグを受取り、着替えと補給食の補充をしようとしたところ、いきなり雨が降ってきた。
雨宿りするところもなく、すぐにレインを取り出し、着替えは諦めた。
ここで入れておいたコーラを一気飲み。
この大会ではエイドでの飲み物は天然水オンリーなので、炭酸飲料を飲んでいる人が多数。
モンスター飲んでいる人もいた。そうか、その手もあったな。
さーて、気を取り直して土砂降りの中をリスタート。
もうこうなると開き直りますね。
どうせ景色なんてどこも同じだし、フードで視界が狭まっても足元だけをしっかり見ておけばOK。
耳元には雨がレインにあたる音。そしてレインが身体でこすれる音。
この二つの音しか聞こえてこない。
逆にランに集中していたような気がします。
もう眠気も無くなっていました。
おんたけらしい砂利の林道、右側に岩の壁、左側は相当下までの崖。
そんな道が延々と続き、どこも同じような景色だったけど、いままでのように飽き飽きする感じはなかった。
でも、疲れてきた自分の甘さとの戦いが何度も何度もやってくる。
走れるところはサボらず少しでも走る。少しでも長く走る。
いくつかの上りを終えて、ようやく第3関門まで続く長い下りとなった。
ちょっとした上りでも走れなくなっていたけど、下りになるとどこからか元気が戻ってきてくれる。
だからこんなコースでも完走できるんですね。
富士登山競争みたいなコースは私には無理です。
第3関門到着。81.7km 12時間28分。
区間時間はほぼ想定どおりだったので、相変わらず1時間オーバーのまま。
もう挽回のしようがないのでこれ以上遅れないようにするのみ。
エイドで唯一楽しみなのがここのそうめん。
ゆっくり座って味わいたいのに、ここでもザーザー降りにあって、テントの端っこで雨宿りしながらの立ち食い。
後はざっくりふたつの上りをこなせば、あとは下ってゴールするだけ。
上りはじっくり上って、走れるところは走る。
そこそこ走れる。足はまだ残っているようだ。
ピークを越えて下りになるともう完走は確実。
気持ちも終わりが近づいていることもあって元気になってくる。
前回はつま先が痛くなってまともに下ることが出来なかった。
今回はシューズもあっているようでつま先も痛くならない。
ガンガン飛ばして先行する選手を抜いていく。
長い下りを気持ちよく下る。久し振りに下りを飛ばした気がする。
途中の小エイドもスルーして少しでも遅れたタイムを取り戻そうと走る走る。
川を渡って右折すればあとはロードのみ。
歩きたくなるところだが休まずに最後まで走る。
1分でも挽回しよう。緩い上りもあるが何とか歩かずに会場まで戻ってくる。
ゴール。101km 15時間15分。
想定タイムより45分遅れ。
それでも終盤に少し挽回したし、最後までしっかり走れたので充実感はあった。
この大会及びコースは個性的で、好みが分かれるところですね。
最近はポイント欲しさに出る人も多いようですが、そういうの抜きにして、個人的にはこの大会が好きです。
自分を試せるというか、自分との戦いの要素が大きくて、自分との対話をじっくり楽しめます。
来年も出たい大会ではありますが、もう少しエイド、特に飲み物を充実してもらえるともっと出たくなるんですけどね。
あとコース距離をもう少しきちんと計測していただけると気分的にも楽になりますね。
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緑のユニが景色に映えますね!
ウルトラチャレンジしてみたくなりますが私の場合絶対に腰とか骨盤、膝がダメになるからなぁ。この半年間コンドロイチン飲んでますが効果ない感じ(´・ω・`)
by JUN (2015-10-22 05:53)
おんたけお疲れ様でした!
読んでると私もチャレンジしたくなりますね(^^;多分、関門引っ掛かりそうですが・・・
by ろっし (2015-10-22 20:38)
>JUNさん
確かにトレイルの時はグリーン系が多いですね。ロードはブルーかな。
ウルトラは楽しいけどリタイアしても戻るの大変だったりするので、故障箇所があると心配ですよね。
早く頑丈な身体に脱皮してください。
by harley (2015-10-24 10:05)
>ろっしさん
比較的関門時間は緩いですよ。
チャレンジの価値はあります。
by harley (2015-10-24 10:10)