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2015おんたけウルトラトレイル100K≪レースレポVOL.1≫ [ おんたけウルトラトレイル]

平成27年7月19日に開催された2015おんたけウルトラトレイル100kに参加してきました。

会場は長野県王滝村の松原スポーツ公園。王滝村は昨年噴火した御嶽山麓の村。
山頂では未だに埋もれたまま救助されてない行方不明者の救助活動の準備が進んでいます。
被害に遭われた方々のご冥福と一日も早く発見されることを祈るとともにご家族様にはお悔やみを申し上げます。

この土地で、こうして大会が開催され、私たちがトレイルランを行えることに感謝します。
そして、少しでも王滝村の復興にお役にたち、活力ある村になってもらえるようにと願うばかりです。

さて、大会は100kmと100マイルの2部門。
100マイルは100kmを14時間以内に完走した選手だけに参加資格が与えられています。
したがって100kmの選手の多くは目標タイムを14時間切りとしています。

100kmは制限時間20時間 関門が3ヵ所それに小エイドが3ヵ所。
100マイルは制限時間24時間 関門が4ヵ所それに小エイドが3ヵ所。
広大な国有林のなかを大きくぐるっと周回する林道が中心のコース。
マイルは途中3回ループして距離を伸ばしてあります。
ただでさえ同じような景色を延々と走るのに、さらにループして戻らされるのだから精神的にもタフでないとマイルは参る。(笑)
累積標高はガーミンログでは2,330m。最大高低差は約800mでした。
2年ぶり3回目の参加ですが、コースは第1関門まで序盤が少し変わっていたようです。
一旦上ってから滝越地区まで下りてくるので前半で大きな上りを2回登ることになります。
とはいっても累積標高はそれほど変わってませんでした。
川沿いのロード部分が多くなった感じです。

100kmのスタートは午前0時。
早目に現地入りして仮眠してからスタートしたいところでしたが、急な家の用事で昼過ぎまで車が使えず、ぎりぎりの会場入りとなってしまった。
それでも受付、準備を済ませてから車中で約3時間仮眠できました。
その間にマイルはすでにスタートしています。

スタートの頃になると降っていた雨も一旦は止んでいました。
それでもいつ降りだしてもおかしくない空模様。レインの上下は必須です。

本日のウェアはいつもと変わらず。装備も同じ。携帯品も同じ。
ちょっと省略しすぎですね。
ゼロフィットのショートタイツ、ショーパン、ファイントラックパワーメッシュノースリーブ&ブリーフ、ドラウトエアロングスリーブ、R×Lメリノ五本指ソックス、C3fitカーフ、キャップ、雨用にゴアキャップも携行、ネックカバー、指切りグローブ。
シューズはブルックスのカスケディア10、バックはサロモンのスキンプロ10+3、TNFのウェストポーチ、ライトはブラックダイヤモンドのスポット、ストックはブラックダイヤモンドのウルトラディスタンス。
シトリックスアミノアルティメイトEVO×8本、塩分タブレット×8個、塩羊羹×4、ジェルブラスト×3、ベスパハイパー×2、ソフトフラスクにパワージェル×5を2本。ボトル2本(1本は水、1本はBCAA顆粒各種(グリコとシトリックス)、メガシャキ×1、ブラックガム×4枚。(ジェルはほとんど消費したが、それ以外はおおよそ半分のみ消費)
おおよそ半分は第2関門で受取れるドロップバックに預ける。その他にコーラのミニボトル、タオル、着替え(半袖、アーム、キャップ、ソックス)も入れておいた。(結果的に一切着替えなかった)

DSC03433 (640x480).jpg

全員で御嶽神社に向かって開催にあたってのお礼をしてから午前0時スタート。
約4kmくらいまでは上りのロード。
急なところもあるけどまだ元気なので走って登る。
体調的には悪くないような感じ。こういう時は序盤飛ばし過ぎないように余計に注意しないといけない。
そこからはダブルトラックの緩やかな上りがずっと続きます。

DSC03434 (640x480).jpg

回りとはペースがほぼ合っていたのでストレスなくマイペースで走れる。
回りが歩いちゃうとついついこちらまで歩きたくなるけど、走れるところはゆっくりでも走るように心掛ける。
雨は降っていなかったが、湿度が高いようですでに汗だく。
約12Km地点までが序盤の大きな上り区間となっている。

2015おんたけ11.jpg

DSC03435 (640x480).jpg

そこから王滝川沿いのロードまでが下り区間。下り切ったところが最初の小エイド地点(23km地点)となっている。
しかしまだ全然下り切った感じがしないうちに23Km地点を通過。
もちろん小エイドはまだ現れない。
通過予定時間は3時間を設定していたが、通過タイムは予定通りなのでそのまま気にせず走り続ける。
どうせ、次の区間がその分短くなるだけだから。

結局小エイドは26.3K地点にあり(公式23km)。到着時間3:24(予定3:00)
水だけの補充。

DSC03436 (640x480).jpg

しばらく川沿いのロード。歩きたくなる気持ちを押し殺して走る。
前方にフラフラと眠たそうに歩いている選手がいるので声を掛けようかと思って顔を覗き込むとなんとチームOのO田さんでした。
しばらく話しながら歩きで進む。(少しは眠気が飛んでくれたかな?)

再び砂利の林道の上りとなって少し歩きのペースを上げる。
こういう時はストックが威力を発揮します。
脚の推進力に加えて腕での推進力が加わるのでロングの時には脚の負担の軽減になります。
第1関門までバックにストックを括り付けたままの選手がいましたが、折角持っているのに重しにしていてはもったいないですね。
背中にあると使いたい時にすぐに取り出せないので、自分なりにすぐに取り出せるように工夫した方がいいと思います。
私はウエストポーチを使っているので、ストックを三つ折りにした状態で両脇に刀ざしにしています。
ソロモンのスキンプロ10+3には長いままバックにくくりつけられるシステムが備わっていますが、そのような使い方をしている人はほとんどいないようです。
以前はそれを使っていましたが、ウェストポーチの刀ざしの方が抜き差し簡単なので、最近はもっぱらこちらのやり方にしています。

ぼちぼち明るくなってきた。
眠気が来ないうちに夜が明けてくれそうだ。ひと安心。

DSC03437 (640x480).jpg

第1関門は32kmの設定。しかし、さっきのエイドからだと6kmになる。そんなことは有り得ないよね。
3kmずれていたので、区間距離が合っていれば、第1関門は35kmくらいかなと頭の中で想定しておく。

2015おんたけ21.jpg

やはり32km地点で関門はまだ。ここの予定時間4:40。20分近く早い通過となった。
なんだかおかしい。想定と全く違う。そんなに調子が良いとは思えない。距離と時間がごちゃごちゃで頭の中は混乱。
とにかく関門目指して進むしかない。

なかなか現れない関門におかしいな、おかしいなと思いながら進む。
そして37Km地点でようやく第1関門到着(公式32km)。到着時間5:16(予定4:40)。
5km予定より先なので、タイム的には想定内なんだと思う。
もう計画とは比較が難しいのでとにかく自分の脚とペース感覚を信じて進む。
ここでは普通の大きさのおにぎりを頂く。
ふだんはこんなに大きなものは食べないので、もらうかどうか迷ったが、先も長いしもらえる時にはもらっておくかと一つもらって食べながら進む。
しかし、やはり大きすぎてなかなか食べきらない。もう途中で捨てたくなったが、すこしづつ口に運びゆっくり噛みながらようやく完食。
レース中はごはん系はどうも苦手のようだ。一口サイズにしてもらえると嬉しい。

前半の大きな上りはこれでクリア。
この先は上り下りがあるが、そんなに長い上りは無くなる。
さあ、次は第2関門。ドロップバックを受取れる大エイドだ。
まだまだ先は長いがそれほどの疲労感はない。頑張ろう!

この時はまだ特に眠気などは感じていなかった。。。。

(VOL.2に続く)

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コメント 2

JUN

最後の写真はオールスポーツ?
アドレナリンが脳内に異常分泌されてるようで
いい顔されてますよね。

by JUN (2015-07-28 22:20) 

harley

おそらくすでにアドレナリンは出尽くしてます。
脳内は真っ白。もしくはトランス状態です。
by harley (2015-08-16 00:21) 

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