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第2回ふれあいの道(高尾~桧原村)トレイルラン(≪レースレポVOL.2≫ [トレイルランレース(その他)]

VOL.1からの続き)

いよいよレースが始まります。
といっても、一斉スタートではないので緊張感も高揚感ゼロ。
右手中指に装着したSIカードをスタートのSIステーションに差し込みパンチしてスタート。
ちなみに、本日のタイムスケジュールは、前回の試走時に決めたスケジュール通り。
大垂水峠2時間、和田峠4時間、浅間峠6時間、ゴール8時間と超ざっくりのまま。

いきなり細いやつれた登山道なので、ちょっとした渋滞。
慌てず騒がずペースを合わせて少しづつ進む。
住宅街の脇を抜けると小さな上り下りで徐々にペースが上がる。

スタートからいろんなレベルの選手が入り乱れているので多少の違和感はある。
なので強引に追い抜いていく選手もいるが、こんな所で人を押しのけて5分、10分早く進んでも全然えらくもないのに、と心でつぶやく。

もちろんレース、大会なので、自分も走れるところは一生懸命走るし、登りもふんばって頑張る。
当然タイムも気にはなるが、みんなでトレイルを楽しもうという集まりでもある。
景色に和んで、季節を感じて、自然のなかで一日楽しもう!それがなにより一番!!

小さな上りも今日はそこそこ走って登れる。
脚の調子は良さそうだ。
徐々に前後もスペースが空き始め、ゆったりとしたマイペースで進む。
今日はなんだかどこまでも走っていけるような感じがして気持ちが良い。

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城山湖の展望台まできて、身体も十分温まったので軽量シェルを脱ぐ。
今日は冷え込みが厳しかったが、選手の服装はいろいろで、半そでTシャツの人もいれば、しっかりジャケットを着込んでいる人もいる。
動き続けている分には身体は大丈夫だったが、頬とか耳とかがちょっと冷たい。

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第1CP(5.7km) 三沢峠 1時間6分 クラス別36位。

ここからは細かいアップダウンも少なくなって大分走りやすくなる。

2週間前の試走の時と比べると落ち葉が多くなっている。
その分、枝から葉が落ちて見られなかった景色も見ることが出来る。

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第2CP(10.7km) 大垂水峠 1時間53分 31位 (区間 47分 23位)

思っていたよりもあっさり大垂水に到着。
直前に試走したこともあるのだろうが、脚の疲れも感じることなく走れているので調子はまずまず。
予定ではここまで2時間としていたのでちょっと貯金が出来た。

ここからは登りが続くので、係りの人にポール使用OKの確認をとってザックからポールを取り出す。
スイッチバックと広くて見渡せる直登がいくつか続く。
こういう場所はポールの威力を発揮するところ。
明らかにポール使わない選手とのスピード差を感じる。
腕も使ってグイグイと登っていけるので、どんどんと追い抜いて行くことが出来る。
ポールよ、サンキュー!!

おかげであっさり小仏城山に到着。
最初のエイド。
ところがそこには500mlのペットボトルの水と大きな梅干しが置いてあるだけ。
バナナくらいないのぉ~~~~!!!
まだ、梅干し欲してないし。
しかたなくボトルに水を補充するだけですぐにスタート。

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ここは南高尾と違い、すでにハイカーも増えてきていた。
すれ違うのも、追い越すのも気を使いながら、迷惑と思われないようにそっとすり抜ける。
頑張って!と声を掛けてくれる人もいれば、迷惑そうな顔の人もいる。
そりゃ仕方がないよね。
ひとりひとりが気を使って、これ以上嫌われないように心掛けるしかないね。

第3CP(15.9km) 景信山先 2時間51分 19位 (区間 58分 14位)

斜度もゆるくなって走りやすくなってきました。
走れるところはポールを片手にまとめて持って走り、登りになるとすぐに両手に持ち替えて、腕の力も借りて勢いで登ってしまいます。

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コースでは陣馬山を巻くことになっていますが、ここまで来て山頂の白馬を見ないで巻いてしまう人がいるの?
と思ったが、山頂最初の茶屋のすぐ下を左に折れるとそのまま和田峠まで下れる道が続いていました。
山頂からの長い階段を避けて和田峠と陣馬山をつないでいる道なんですね。
和田峠からの上りの時はこの道の方が楽に陣馬へ辿りつけそうです。
階段を使わない分、コースとしても楽に和田峠に到着することが出来た。

第4CP(21.5km) 和田峠 3時間40分 17位 (区間 48分 9位)

ようやくエイドに到着。
予定よりさらに貯金を殖やし20分の余裕。
このままでいけば予定の8時間は大丈夫そう。
この先でもさらに貯金を作れると7時間30分切りが見えてくる。

さっきのエイドが寂しかったし、お腹も空いてきていたので、このエイドは楽しみにしていた。
ところが、テーブルにはオレンジしか見当たらない。
まさか、もうバナナ売れ切れですかぁ??
ではなく、手が回らなくて切っていないだけでした。
エイドでボランティアをしていたELBさんにすぐに切ってもらって4~5切れをガブつきました。
もちろんオレンジの方もたっぷり頂きました。
ボトルに水を補充してすぐにリスタート。
やっぱコーラ欲しいなぁ。。。。

ここから醍醐丸まではちょっとした急登。じっくり上ります。
何やら上空から白い粉のようなものがチラチラ落ちてくる。
花粉の季節でもないのになんだろう?
落ちた粉を凝らしてみると小さな白いビーズのように見えます。
上を見上げる木の枝からは青空がのぞいて見えるけど、まさか雪???

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上空の空気は相当冷え込んでいるようです。
雨が凍って雪になったというより、空気中の湿気が凍ってできたような感じでしょうか。

しだいに雲が広がり、舞う雪も徐々に増えてきました。
気温も朝より寒いような気がするほど冷えてきました。

第5CP(23.0km) 醍醐丸 4時間5分 16位 (区間 24分 14位)

ここからはハセツネコースと同じトレイルをたどります。
一旦下ると、コース中でも難関箇所の一つとなる連行峰への上り。
これでもかこれでもかと上りが続きます。
わずか1kmですが200m上昇します。
途中で休憩を入れたくなるような上りですが、ポールのおかげで何とかクリア。

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これを過ぎると後は浅間峠まではわずかだと思っていたけど、ここに落とし穴が。
今回はまき道禁止。
普段なら普通にまき道を使ってしまう所ですが、禁止ということで、小さなピークを何度も登ります。
小さいながらそれなりに険しく、結構きついです。
多分、茅丸、生籐山、三国山のピークは初めて通ったと思います。
ここも何とかポールのおかげでクリアしましたが、後半にきてのこのジャブのような攻撃には参りました。

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落ち葉もすごいのですが、もともと路面が硬いので、フカフカの感じはあまりしません。
逆に、埋もれた木の根や岩に気をつけないといけません。

第6CP(29.8km) 浅間峠 5時間35分 16位 (区間 1時間30分 16位)

最後のエイドの浅間峠到着。

ところが、そこにはCPの係員が二人ポツねんと立っているだけ。
やけに寂しいと思ったら、エイドの設置がありません。
バナナどころか水すらありません。
冷え込んだことで水分摂取が少なかったおかげでボトルの水もどうにか最後までもちそうですが、あてにして飲み干していたら危ないところでした。
ここで苦情を言ったところで、現実を変えることはできず、仕方なくそのまま進む。

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ここら辺まで来ると、前半の高尾山陵とはちょっとちがう雰囲気の山の景色となる。
奥多摩らしくひっそりとした山深さを少し感じられる。
すでに一面はうっすらと白く染まってきました。

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走れる場所も多くなるが、前後ともそこそこ距離があるようでかすかに人の気配を感じる程度。
最初はいろいろなレベルの選手が入り乱れていたが、ここまで来るとレベル感が統一してくるので、滅多に追いついたリ、追い抜くことも少なくなる。
時折、前方に選手の影が見えるが、なかなか追いつくこともできない。
それぞれ、いいペースで走っている感じ。
それでも、競ながら少しづつ追いついていける感じはレースならではの感覚。

北風がものすごく冷たい。
身体も随分と冷えてきました。
このままでは動かなくなると思いシェルを着込みました。
ペラペラですがこの1枚で寒さを感じなくなりました。

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第7CP(37.0km) 数馬峠 7時間7分 14位 (区間 1時間32分 15位)

最後のチェックポイント。
ここからはゴールまで下るのみ。

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最後のご褒美とばかり、ここからの下りは最高でした。
最初から最後まで、フラットな路面で、木の根の張り出し、岩や石ころ、小枝もなく、ガレて掘れているようなところもありません。
しかも、落ち葉が無いので足元を気にすることもなく思いっきり走れます。
斜度も走るのにはちょうど良い感じでブレーキをそれほどかけなくてもいい感じ。
下り好きにはたまらない走りやすい下りでした。
当然、私もいままでの疲れを忘れるくらいに全開で走りましたけど。
山から麓への下りをあちこち走ってきましたが、これほど走りやすい下山道は他にはないかもしれません。

下り切ってロードに出ると、すぐ左にゴールの数馬の湯があります。
ちょっとした上りでしたが距離もわずか。
何人かが声援で出迎えてくれています。
楽しかったレースを振り返りながらゆっくりとゴールします。

ゴール 7時間28分 14位 (区間 20分 5位)

予想タイムより30分早くゴール出来たし、終始、心も充実していたし、脚の調子も良かったようでヘタレることもあまりなかった。

記録証は機械の故障なのか後日の郵送となった。
しかし、大会HPにはSIシステムならではの詳細な記録が乗っています。(今までのタイム、順位はこの記録の年代別から)
こういうの眺めているの好きです。
序盤こそタイムも順位も下ですが、徐々に順位を上げていて、ミスタイムも少ないし、終始安定して走っていたことが分かります。
ちなみに年代14位でしたが、最後の下りは区間5位。
写真撮ったり、最後はゆっくりゴールしたことを考慮すると相当下り飛ばしていたことが分かります。。

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ゴール地点にはバナナもオレンジもたっぷりあったので、思い残すことなく食べさせてもらいました。
温かい飲み物もなかったけど、すぐに温泉に入れるのは最高!

温泉出た時には、すでに帰りのバス停には長蛇の列。
おまけにあとの選手は温泉に入るのも順番待ちのようでした。
しかたなく、バス停に並んでいると、マイクロバスで途中まで送ってくれるとのことで乗り込むことが出来た。
しかも、五日市駅までそのまま送ってくれることになり、爆睡しているうちに無料で駅まで送り届けてくれました。
ラッキー!!

大会運営にはいくつか改善をお願いしたので、頂いているアンケート用紙に書いて送っておくことにしましょう。
とりあえず、いくつか挙げるとすると
1.決められたエイドはきちんと設置してもらいたい。(当たり前の話ですが)
2.エイドは3ヵ所でもいいけど、内容をもっと充実してほしいです。(どこに何があるかも明確にしてほしい)
3.帰りのバスは臨時便でもいいから参加人数を搬送できるだけのバスを用意してください。
4.コース途中の案内表示をもう少し多くしてください。(特に分岐は必須)

最後の4については、個人的にこのコースを走っていることもあるかもしれないが、迷いやすい場所があるような気がしないけど、実際にはコース迷いしている選手もいるようなので、分岐にはテープでもいいからコース案内表示をもっとすべきでしょうね。
まき道禁止も結構だけど、ずるする人を取り締まることを考えるよりも、もっとコースを分かりやすくする工夫を考えるべきだと思います。
もっというと水は全部500mlのペットボトルで用意していたようですが、これだけ大量消費するのには無駄なゴミを多く出しすぎじゃないですかね。片づけも大変なのでは?

いろいろ書きましたが、是非参加した選手の意見を受け止めて、もっと改善して、いい大会にしてもらいたいと思います。
大会の場所、コース、距離、ゴール後の温泉などは個人的には日帰りで一日を楽しむにはちょうど良い大会なので、エイドを当てにしないというスタンスで挑むのであれば次回もアリなのかな?

最後までご覧いただいて有難うございます。
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