第2回四尾連稜線トレイルラン≪レースレポVOL.1≫ [ 四尾連稜線トレイルラン]
平成26年10月19日山梨県市川三郷町で開催された第2回四尾連稜線トレイルランに参加してきました。
会場となるのは、甲府から身延線で約30分ほど電車に乗った市川本町駅から徒歩10分ほどにある市川三郷町役場です。
車だと中央自動車道甲府南ICから約20分くらい。駐車場はたっぷりあったようです。
町役場の会議室が女性更衣室。隣接する体育館が男性の更衣室として開放されます。(荷物も基本的にはここ)
種目(制限時間)は34km(8時間30分)、16Km(5時間)、8Km(4時間)。
ファミリー、ランニング初心者なら8Km。ハーフ経験者なら16Km。フルマラソン経験者以上なら34kmってところでしょうか。
しかし、この大会を存分に楽しむにはやっぱりメインレースの34kmですね。
エイドはそれぞれ5ヵ所、2ヵ所、1ヵ所。
34kmだけ関門が2ヵ所ありますがそれほど気にしなくても大丈夫でしょうか。
コースは反時計回りの周回コース。
前半に大きな上り。上りの途中にある四尾連湖を経由して、最高峰となる蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ。
尾根に出てからは尾根づたいになので小さな上り下りがあるものの基本走れます。
ほぼ中間地点となる八坂峠からはトレイルを駆け下りて、芦川沿いの県道まで一気に下る。
そこから緩やかな下りのロードをひた走り、もう一度トレイルでひと山越えて町に戻ってきます。
累積標高は1,500m。前半の上りを頑張ればあとは楽しく走れます。
(ちょっと後半のロードが長いですが、下り基調なので気持ちは折れずに走れます。)
34kmのスタートは午前8時30分。
この日は家族が車を使うというので、電車で行くことになっていたが、一週間前に時刻表を確認すると始発に乗っても間に合わないことが判明。
急遽、甲府駅前のビジネスホテルを予約して前泊することに。
おかげで少しはゆっくりと起きれることになりました。
甲府駅からの電車の本数も少なく、おそらく大会に出る選手は同じ電車に乗っていると思われます。
といっても、電車にはパラパラと選手らしき人が乗っているだけ。たぶん30人くらいかな。
ほとんどの人は自家用車のようです。(普段なら私も車ですが)
天気は快晴。気温もほどほどに上がりそうです。
ファイントラックノースリーブ、半そでTEE、ランパン、C3fitゲーター、バイザー、グローブ。
このコースに向いたシューズが無かったので、久し振りにスポルティバのラプターを履いてみた。(トレイルだがロードも結構距離ある)
このシューズは1年以上履いてなかったかな。
ロング向きで全体的に硬い感じだなのだが、特に問題はなかった。
ロードもいけるミドルクラスの距離用の軽量トレランシューズが欲しいところだな。
エイドも約7kmおきにあることだし、ウェストポーチにするかと迷ったが、念のためサロモンスキンズプロ10+2にファーストエイドキッド、軽量シェルのみ。
ボトルは1本(700CC、シトリックスアミノウォーター)。ジェル(パワージェル梅)×4。塩飴×4。BCAA顆粒スティック×4(1本のみ使用)。スニッカーズミニ×1。
会場から少し離れた市街地のロードからスタート。
しばらく狭いロードを走るが、それほどの人数でもないため問題なく走れます。
1.7kmほどの大門碑林公園の裏からトレイルの上りが始まります。
傾斜は緩やかなので、序盤が苦手な私には助かります。
自分がどれくらいの位置にいるのかは分からなかったが、周りのペースとは合っていたので、自分なりのペースで登ることが出来ました。
途中、ブッチャーさんの鍛え上げられた見事な脚の筋肉を眺めながら登る。
上りに苦手意識が強くなってきた今日この頃、にわかにこんな筋肉を手に入れたいと切に願う。
とはいっても、今は自分で頑張るしかない。
幸い斜度がゆるいので、前に遅れるほどではないので必死に食らいつく。
登りきったところが四尾連峠の第1エイド。5.8km地点、1時間3分。
そこから下りになったと思ったら、いきなり林の隙間から湖が見えてきた。
山の緑に囲まれてひっそりたたずむ、落ち着いた雰囲気の四尾連湖だ。
湖畔にはキャンプ場があり、子供たちに声援をもらう。
湖の淵の歩道を進むが、時折立ち止まりその美しさに見とれてしまった。
チェアに座って湖を眺めながらゆっくりとコーヒーでも飲んでいたい気分です。
そこからは再び登山道となり上りが始まる。
ここは距離は短いがちょっときつい上り。辛抱辛抱。
一旦登り切ると気持ちの良いトレイルが西肩峠まで続きます。
山の上は少しづつ色づき始めている感じ。
西肩峠には第2エイド。10.4Km地点、1時間48分。
ここから二度目のちょっときつい上りとなるが、ここも距離が短いのでちょっとの辛抱。
登り切るとコース最高地点となる蛾ヶ岳到着。
尾根の左側は甲府盆地を見下ろし、遠くは八ヶ岳、奥秩父の山々を眺められ、
右側は富士山が眺められるが、生憎、雲の上から頭だけ。
地図からするともう、精進湖や本栖湖もここからすぐ近くでした。
ここからはもうきつい上りもなく、ほとんど走れます。
小さなの上り下りはあるが、走れるレイルが続きます。
このコース全般に言えることですが、ほとんどガレている場所がありません。
元々の地層もあるのかもしれないけれど、岩がゴロゴロしているようなところがありません。
ほとんどが土で足には優しいし、足元をそれほど気にすることがありません。
もちろん根が出ているところはあるにはありますが、掘れて根がむき出しというわけではありません。
しかも、事前の整備が行き届いているので、小枝すらきれいに取り除かれている感じです。
だから、走りに集中できるし、気持ちよく走れます。
地元の方には本当に感謝です。
なんだか久々にニコニコと笑顔で走った感じがします。
あらゆるランニングの中でも、こういうトレイルを気持ちよく走るのがとにかく一番好きなんですね。
そもそも耐久とか競争とか山岳とかいう名前がつくような大会のコースはあまり好きじゃないんです。
激坂をヒーヒー言って登るの苦手だし(笑)
あっ、あと走れる下りも大好きでした。
あと2~3週間後だと紅葉がもっときれいで、1か月後だと落ち葉フカフカのトレイルになっているのかな?
とにかく、とてもいいトレイルです。
こういうトレイルをいつでも走れる環境に住みたいもんです。
走るのが楽しくて、その後の写真もないまま第3エイドの八坂峠に到着。16.1km地点、2時間45分。
ほぼ中間地点。あとはロード中心に町まで戻る感じです。
やっぱりレポ1回では終わりませんでしたね。
(VOL.2へ続く)
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湖と蛾ヶ岳くらいしか覚えてなかったけど、harleyさんの
描写が達者なので、思い出してきましたw
紅葉の時期に走りたいですね。
神流はその時期に開催されるのもあって人気あるんでしょうね。
by hime (2014-10-26 21:57)
はじめまして!いつもブログ楽しく拝見しています。私もこの大会走りました!ハーレーさんのおっしゃる通り、トレイルランニングと言いながら殆ど走れない大会も多い中、実に気持ち良く走れる、これぞトレイルランニングな良い大会でした。写真とても奇麗ですね!これからも楽しみにしています!
by うつぼん (2014-10-27 05:56)
>himeさん
私はhimeさんのブログの写真で思い出して書いたようなもんですよ。
もう2、3週間ずれると紅葉でしょうか。
また一段ときれいでしょうね。
まさに神流はその時期です。
by harley (2014-10-30 01:16)
>うつぼんさん
ご覧頂いてありがとうございます。
モチベーションアップや自分のダメさを再認識してまた頑張らなきゃと思うためには厳しいと言われる大会に出るのもそれなりに意義があるけど、やっぱり楽しく走れるのが一番ですね。
こういうコースの大会が増えるのは嬉しいです。
またどこかの大会でご一緒しましょう!
by harley (2014-10-30 01:21)