第20回野辺山ウルトラマラソン≪レースレポVOL.1≫ [ 野辺山ウルトラマラソン]
平成26年5月18日に長野県南牧村で開催された第20回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソンに参加してきました。
100km、71km、42kmの三つのカテゴリー。
私は、100kmに出場します。
このコースはウルトラマラソンの中でもアップダウンの激しさでは屈指の大会といわれています。
すでに、今大会の出走者数と完走率が大会HP掲載されてます。
すでに、今大会の出走者数と完走率が大会HP掲載されてます。
種目 | 参加数 | 出走数 | 完走数 | 出走率 出走数/参加数 | 完走率 完走数/参加数 |
100km 男子 | 1,848 | 1,659 | 1,147 | 89.8% | 69.1% |
100km 女子 | 272 | 243 | 137 | 89.3% | 56.4% |
71km 男子 | 264 | 231 | 154 | 87.5% | 66.7% |
71km 女子 | 107 | 98 | 73 | 91.6% | 74.5% |
42km 男子 | 175 | 138 | 118 | 78.9% | 85.5% |
42km女子 | 106 | 90 | 77 | 84.9% | 85.6% |
合計 | 2,772 | 2,459 | 1,706 | 88.7% | 69.4% |
完走率で言うと、先月出走したチャレンジ富士五湖の100kmが男子64% 女子54%なので、野辺山の方が高くはなっていますが、累積標高は、チャレンジ富士五湖680mに対して、野辺山は2,020mとはるかにきついことが分かります。
そしてこの大会の最大の特色は、コースの途中にある3カ所の温泉に途中で入れること。
八ヶ岳の景色、序盤のトレイルラン、そして温泉。
ん~~~~もう、私にはたまらないウルトラマラソンです。
ずっと前から走りたかったけど、ほかの大会とのスケジュールでなかなか出られませんでしたが、とうとう走れるチャンスがやってきました。
ところが、4月の下旬に左足ふくらはぎが軽い肉離れを起こしてしまい、マッサージに通いながら、GW中は大人しくしていました。
そろそろ治りかけたかと思い、大会一週間前に走ってみましたところ、調子に乗りすぎて登り坂を前足でとんとん駆け上がったところ、また痛くなり走れなくなるありさま。
再び一週間休足してから、いきなりこの大会の開催日を迎えてしまいました。
走り込みどことろか、JOGすら一切しておらず、スタートしてから走れるのかも全くわからない状態でした。
そろそろ治りかけたかと思い、大会一週間前に走ってみましたところ、調子に乗りすぎて登り坂を前足でとんとん駆け上がったところ、また痛くなり走れなくなるありさま。
再び一週間休足してから、いきなりこの大会の開催日を迎えてしまいました。
走り込みどことろか、JOGすら一切しておらず、スタートしてから走れるのかも全くわからない状態でした。
当然DNSも検討しましたが、完走しなくてもいいから行けるところまで行ければいいやという思いで強行出場することに。
途中に入れる温泉まで何とかたどり着ければいいなぁという程度でした。
そこで、今回の第一目標は42km地点のヤッホーの湯に入ること。第二目標は71km地点の滝見の湯に入ること。そして、第三の目標は完走。といういいかげんな計画でした。
そこで、今回の第一目標は42km地点のヤッホーの湯に入ること。第二目標は71km地点の滝見の湯に入ること。そして、第三の目標は完走。といういいかげんな計画でした。
一応作ったタイムスケジュールもゴール関門の夜7時まで、14時間をフルに使って完走するという計画を立てておきました。
ということで、2カ所に預けるドロップバックには補充用の補給食のほかに風呂用タオルと着替えを入れておきます。
1ヵ所目の温泉は荷物預けと温泉が同じなので、荷物を受取って温泉入って、着替えてまた荷物を預けることが出来ますが、2カ所目の温泉には荷物を預けられないので、一つ手前のポイントに預けて、着替えを背負って走り続けなければなりません。
この日の装備は、ノースリーブ、ショートパンツ、ロングソックスorソックス+ゲーター、バイザー。
シューズはアシックス、ゲルカヤノ。
前半はウェストバック、後半は着替えを入れるためにミニザック。
補給食及び補充用は、パワージェル梅×4、アップル×4(ほぼ消費)、スニッカーズミニ×5(未使用)、塩羊羹×4(未使用)、塩飴×4(未使用)、アミノ酸顆粒スティック各種×14くらい(8くらい消費)、栄養ドリンク×2(2消費)、ZEN×4×2(8使用)、ムサシNI×2(1使用)、ロキソニン×3(1使用)
シューズはアシックス、ゲルカヤノ。
前半はウェストバック、後半は着替えを入れるためにミニザック。
補給食及び補充用は、パワージェル梅×4、アップル×4(ほぼ消費)、スニッカーズミニ×5(未使用)、塩羊羹×4(未使用)、塩飴×4(未使用)、アミノ酸顆粒スティック各種×14くらい(8くらい消費)、栄養ドリンク×2(2消費)、ZEN×4×2(8使用)、ムサシNI×2(1使用)、ロキソニン×3(1使用)
前日午後3時ごろに会場に到着。受付を済ませて、説明会に出席。
なんだかスポンサーの宣伝ばかりで肝心のコース説明がなかなか始まらないので、ほとんど聞いてませんでした。
途中で、リンガンガーさんとMR45さんを発見し挨拶させていただく。
会場にファイテンブースがあったので、ふくらはぎの肉離れ用のテーピングをしてもらいました。
これが見事にふくらはぎを包み込み、筋肉をカバーしている感じでいい感じ。
もちろんテープが良いせいもあるでしょうが、テーピング技術はやっぱりプロは違います。
長い行列を我慢して並んでよかった!!
今回思いのほか頑張れたのは、このテーピングのおかげといって過言ではありません。
ファイテンさんには感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。(テーピングの写真撮るの忘れた)
なんだかスポンサーの宣伝ばかりで肝心のコース説明がなかなか始まらないので、ほとんど聞いてませんでした。
途中で、リンガンガーさんとMR45さんを発見し挨拶させていただく。
会場にファイテンブースがあったので、ふくらはぎの肉離れ用のテーピングをしてもらいました。
これが見事にふくらはぎを包み込み、筋肉をカバーしている感じでいい感じ。
もちろんテープが良いせいもあるでしょうが、テーピング技術はやっぱりプロは違います。
長い行列を我慢して並んでよかった!!
今回思いのほか頑張れたのは、このテーピングのおかげといって過言ではありません。
ファイテンさんには感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。(テーピングの写真撮るの忘れた)
温泉、食事、準備を終わらせて、会場近くの駐車場にて車中泊。
10時前に就寝。
10時前に就寝。
2時起床。
朝の気温は5℃以下だったと思いますが、陽が昇れば暑くなるだろうと思いノースリーブ1枚にビニール被って我慢してました。
朝の気温は5℃以下だったと思いますが、陽が昇れば暑くなるだろうと思いノースリーブ1枚にビニール被って我慢してました。
ゲート近くで同じく肉離れ中の女将さんとご挨拶。
女将さんがいなかったらおそらく今回はDNSだったことだろう。
肉離れ中でも大会に出ても大丈夫ということを身をもって教わった。(ほんとはダメなの?)
いつも刺激を受けて、元気もらってます!有難う!
女将さんがいなかったらおそらく今回はDNSだったことだろう。
肉離れ中でも大会に出ても大丈夫ということを身をもって教わった。(ほんとはダメなの?)
いつも刺激を受けて、元気もらってます!有難う!
スタートまでは体育館の中で待機。
スタートは最後尾からのスタート。もちろん完走も危うい状態ですから。。。。
サプライズスターターゲストとして安藤美姫さんがが登場。
さほど嬉しさもないけど、一応手を振ってあげよう。
さほど嬉しさもないけど、一応手を振ってあげよう。
午前5時、全カテゴリー一斉スタート。
道幅も十分あり、のんびり気分のせいか、混雑もない。
と、思ったらほぼ最後尾らしく、周りはのんびり走っている人ばかりでした。
でも、今日はみんなお仲間。お仲間。
道幅も十分あり、のんびり気分のせいか、混雑もない。
と、思ったらほぼ最後尾らしく、周りはのんびり走っている人ばかりでした。
でも、今日はみんなお仲間。お仲間。
今日は、ふくらはぎに負担を掛けない走り方を心掛ける。
とにかく、小幅にしてピッチのみで進む。
フラット着地を心掛け、脚を一本の棒のようにして着地。
着地の衝撃はふくらはぎではなく、足全体もしくは脚の付け根で受け止める感じ。
間違ってもピョンピョン、ガツガツは走りません。
一度でもふくらはぎをプチッといかせてしまうとおそらくそこで走れなくなってしまうでしょう。
まるでガラスのふくらはぎです。
とにかく、そぉ~と、そぉ~と走ります。
着地の衝撃はふくらはぎではなく、足全体もしくは脚の付け根で受け止める感じ。
間違ってもピョンピョン、ガツガツは走りません。
一度でもふくらはぎをプチッといかせてしまうとおそらくそこで走れなくなってしまうでしょう。
まるでガラスのふくらはぎです。
とにかく、そぉ~と、そぉ~と走ります。
序盤から八ヶ岳の景色が最高にキレイ。
写真を撮りながらのんびり景色を楽しみます。
写真を撮りながらのんびり景色を楽しみます。
高原らしく見渡しのいい景色のさき~~の方にもランナーの列が見えます。
9Kmほどロードをはしってから、牧場に入ると林道が始まります。
八ヶ岳も随分と近くなってきました。
少しづつ高度を上げて景色も見下ろす感じになってきます。
遠くには富士山、そして南アルプスも見渡せます。
八ヶ岳も随分と近くなってきました。
少しづつ高度を上げて景色も見下ろす感じになってきます。
遠くには富士山、そして南アルプスも見渡せます。
林道には、ちょっと大きめの小石がゴロゴロしているので足首グネらないよう注意して走ります。
決して速くは走らないけど、上り坂でもコツコツは走れる。
しかし、思いのほか下りが走れない。勢いに任せてガンガン下ったら、いっぺんにふくらはぎがいってしまいそうで、怖くて走れません。
決して速くは走らないけど、上り坂でもコツコツは走れる。
しかし、思いのほか下りが走れない。勢いに任せてガンガン下ったら、いっぺんにふくらはぎがいってしまいそうで、怖くて走れません。
下りは慎重にそぉ~と走るので抜かれてしまうけど、上りはこつこつ走り追い抜く。
これでそれほどみんなに遅れずに進めていました。
これでそれほどみんなに遅れずに進めていました。
林道区間に入ると景色はなくなるけれど、気持ちの良いトレイルが続きます。
あ~、ずっ~~~とこんな感じだったら楽しいなぁ。なんて、やっぱり俺って基本トレイルランナーなんだな。
あ~、ずっ~~~とこんな感じだったら楽しいなぁ。なんて、やっぱり俺って基本トレイルランナーなんだな。
ロードになってしまっても、下りで抜かれて、上りで抜き返すの連続。
自分としては安定したペースで走っているつもり。
自分としては安定したペースで走っているつもり。
途中、すごい物持って走っている人発見。道端に落ちていたのを拾ったそうです。
そのあと、私も道路わきを一生懸命さがして走ってましたが、さすがに見つけられませんでした。
そのあと、私も道路わきを一生懸命さがして走ってましたが、さすがに見つけられませんでした。
18km付近がコース中の最高地点。標高1,908m。スタート地点が約1,350mなので550m上昇。
ちなみに、スタート会場がある野辺山駅は日本一標高の高い所にある駅として有名ですね。
ちなみに、スタート会場がある野辺山駅は日本一標高の高い所にある駅として有名ですね。
そこから下り基調が始まります。う~ん、辛い。
大股は出来ないので、いつも以上にピッチを速めます。
でも、やはり下りだと衝撃があるので、ふくらはぎが痛む。
いつもと違う走り方をしているせいか、脚の内側に一本針金が通ったような感じの痛さ。
でも、やはり下りだと衝撃があるので、ふくらはぎが痛む。
いつもと違う走り方をしているせいか、脚の内側に一本針金が通ったような感じの痛さ。
でもまだ走れる痛さ。我慢できる。
ようやく最初の温泉、稲子湯に到着。
34km地点、4時間29分。適当に作った予定の4時間半ぴったりです。
よしよし、良いペースで来ている。なんだかんだもう少し行けそうだな。
34km地点、4時間29分。適当に作った予定の4時間半ぴったりです。
よしよし、良いペースで来ている。なんだかんだもう少し行けそうだな。
ここの温泉には昔何度か来たことがあるので、ここでの入湯はパス。
次の温泉まではあとひと踏ん張り。
ここ少し登ってからは、あとは下りっぱなし。
下りが始まると、みんな息を吹き返したかのように元気よく駆け下りていく。
それに比べて、俺っちときたらちょぼちょぼとしか走れない。
ちきしょう!!おれだってなんでもなければもっと走れるんだぞ!!
と、憤りを感じながらも、ここはじっと我慢。
ふくらはぎを温存しないと元も子もありません。
それに比べて、俺っちときたらちょぼちょぼとしか走れない。
ちきしょう!!おれだってなんでもなければもっと走れるんだぞ!!
と、憤りを感じながらも、ここはじっと我慢。
ふくらはぎを温存しないと元も子もありません。
直線の下りになるころには、もう何百人に抜かれたんだろうと思うほど抜かれまくり。
まぁ、仕方がない。もうすぐ温泉だ。
頭の中は、温泉に入ることしかありません。温泉温泉温泉
途中、小海RE-EX通過。ここはホントに懐かしい場所。
その昔、MTBレースが盛んだったころに、シマノリエックスという日本最大級のMTBレースが開催されていた場所です。
その昔、MTBレースが盛んだったころに、シマノリエックスという日本最大級のMTBレースが開催されていた場所です。
毎年のように何度も来ていた場所です。
ということで、ここのエイドでトイレタイムにしました。(関係ないけど10分もかかってしまいました)
ここからさらに下ってようやく八峰(ヤッホー)の湯に到着。
第一関門、41.5km地点、5時間36分。おや?予定時間より16分も遅い。
トイレと下りのせいだな。仕方がない。
とにかく荷物を受取って、まずは温泉へ直行。
ささっと入ってこよっと
第一関門、41.5km地点、5時間36分。おや?予定時間より16分も遅い。
トイレと下りのせいだな。仕方がない。
とにかく荷物を受取って、まずは温泉へ直行。
ささっと入ってこよっと
この時、温泉に入ることしか頭にはなく、ここまでの遅れを今後取り戻せることなんてできっこないこと、そして、次の第2関門の制限時間まであまり余裕がないことなんて全然考えていませんでした。
(VOL.2に続く)
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その景色最高ですねー
ふくらはぎは完治したらルナサンで鍛えよう。
by sally (2014-05-26 21:47)
>sallyさん
最近の故障がちなのはすべて加齢と判断します。
だから、鍛えるというより無理をしないということでしょうか。
こうして段々走れなくなっていくんでしょうね。寂しいww
by harley (2014-05-27 00:13)
100km !
想像つかない距離です!!><
私はフルマラソンでもヒーヒーだったのに。笑
でも温泉につかったりと、走り続けるわけじゃないのですね。
そこになぜかホッとした私。(出ないのに!笑)
2年前に、ハーフマラソンで人の合間縫って走ってたら
左ひざを痛めてしまって、そこからずっと膝の不調が続きます。
RUNを気休め程度に最近始めたのですが、
膝の調子がいいときと悪いときとで左右されて
悔しいです!!(´;ω;`)
ねね
by 今造ROWINGTEAM (2014-05-27 08:39)
八ヶ岳と北岳を拝みながらのrunは最高っすね(^_-)-☆
私もこんな素晴らしいレースに参加したいっすww
by JUN (2014-05-27 20:51)
>ねねさん
実は私もフルマラソンはヒーヒーですよ。(笑)
ウルトラだから、逆にヒーヒーしていたのでは走りきれないんです。
ゆっくりでもいいから長い時間を走り続けられるかがカギです。
ランナーにひざの痛みはつきものです。
いたわりながらランニングを楽しんでください。
無理は禁物です。(そんなこと言えたぎりじゃないけど。。。)
by harley (2014-05-29 00:45)
>JUNさん
この辺りまでは景色が良いし、写真を撮る余裕がたっぷりあったんですけどね。
問題はこの後。続きはもう少しかかりそうです。
42kmの部でも十分楽しめます。いや、せっかくだから71kmは走った方が楽しいかな?
by harley (2014-05-29 00:51)