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第21回日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)≪レースレポVOL.2≫ [ 日本山岳耐久レース(ハセツネ)]

(VOL.1からの続き)

トレランの大会だとスタート前に軽くストレッチはするものの、ほとんどウォーミングアップすることはないんですけど、この日は、一週間ぶりのランということもあってちょっと不安。
学校の裏をJOGして腰と脚の様子をみてみる。
真っ直ぐ立っている分にはそれほど腰は痛まない。
やはり問題は上りだな。

そんな思いでスタートの校庭へ。
セレモニー、かるくエアロビをしてからスタート位置に移動。
タイム順のプラカードも意味もなく、人の流れで並びました。
去年に比べると相当前です。全体からしても順当な位置かな。
別にスタートダッシュするつもりはないけど、いきなりダラダラにはあまり付き合いたくない。

カウントダウンでスタート。

ガシガシ抜いていくようなこともせず、ほぼ流れに乗って進む。
前が空いていれば詰める程度。
気持ちは全くの平常心。焦る気持ちは全くなかった。
いきなり淡々と進んでた。

上りでは当然ながら渋滞があるが、そんなことは先刻承知のすけ。
周りでは、初めて参加したらしい人たちが「これがハセツネの渋滞か」とぼやいている。
でも、個人的には去年より先行しているので、いくらか渋滞がゆるい感じ。

DSC00836.JPG

でも、グイグイ前について、スキを見ては抜かすといった余裕はない。
小さな上り下りを繰り返しながら、抜かされない程度に進む。
幸い上りでもそれほど腰は痛くない。
鈍痛があるときは、腰に手を当ててマッサージしながら腰への負担を軽減する。
第1関門まではポールは使えないので、そこまでは我慢。

この区間の地理がよく分かってないので、どの辺を走っているのかイマイチ把握できていないが、ガーミンで第1関門までの残り距離を見ながら進む。

気温も高くいつもより水分摂取が多い。
1.5Lをなるべくチビチビ飲む。

 

いつもほどの走りではないことは間違いないが、それほど悪い走りではなかったので、そこそこのペースを維持。
いつもより真っ直ぐに身体をキープして腰を入れるイメージで走る。これが正しいフォームかも?
上りではいつものようなパフォーマンスが出せない。
太ももに手を添えて登るが、前かがみになると腰に負担がかかるので、身体は垂直にキープ。
普段はきっと身体全体を使っているんだな。今日は脚だけで登っている感じ。

しかし、上りが続いた辺りで腰にピキッという痛みが来た。
ヤバい、それはちょっと早いぞ。
早くもロキソニン投入。残り2錠。

DSC00838.JPG

すでにあたりはうす暗くなってきた。
早くもライトを点けて走る人がいるが、第1関門まではノンストップ(バックを下ろさない)でいきたいので我慢する。

大勢の声が聞こえてきた。
よし!来た来た。

第1関門到着 4時間30分 22.2km(ガーミン20.7km)

調子が悪く、ペース遅いはずなのにスタート位置のおかげで去年よりも少し早く到着できた。
でも、調子が良くてもここまで4時間で来るのは相当きついだろうな。
関門から少し登ったところで腰かけて、ヘッドライトを装着。ハンドはサイドポケットに。
水分は約半分消費。うーん、これから登りだが日が暮れるのでなんとかなるかな。
数分で再スタート。

上りが始まるとすぐにポールを取り出した。
笹で狭い所は片手に持って走るが、緩やかなのぼりでも積極的にポールを使う。

ポールを使っても上りでのパフォーマンスはイマイチ。
脚に踏ん張りが効かない感じがする。
やっぱり背中と脚は繋がってるんだな。
体幹はランニングに大事なことを実感。

前を追うというより後ろから追い上げられるパターン。
相当ペースダウンしていることが分かる。
どんどん体力も消耗してきている感じがした。
急いで、ZEN補給。今回初投入。どうか効いてくれ!

途中、ベンチを見つけるとなんとなく座って休憩したくなる。
普段の大会でエイド以外で腰かけて休むなんてことしないんですが、やはり腰のせいでしょうか。
ポールを使っていることもあり、思うように補給が出来ないので、腰かけた時に補給するパターン。
それでも1分以内。長居は無用。

浅間峠を越えるといよいよ三頭山への上り。前半の大ボスだ。
ここはじっくり上ることにする。
途中でまたしても腰が痛くなったので休みながらの登り。
この上りで完璧にへばってしまった。今度はベスパハイパー投入。
まだ半分しか来てないのに大丈夫だろうか。
制限時間までは十分な余裕がある。完璧に痛めなければ歩きでも完走は出来ると、自分に言い聞かせる。

 

こういう時間はいろいろと考えてします。
最近、身体の具合も良くないし、満足いくようなレースが出来なくなっている。
俺にはウルトラとかマイルだとか長い距離を走るのはムリなのかな?
もうウルトラとかの大会参加は見合わせて、回数も減らしてのんびり走ろうかな?
来年のUTMFにはエントリーしてしまったけど、当選しても参加取りやめようかな?
そん時はみんなには外れたことにしちゃえばいいか?

そんなむなしい時間が流れる。
それでも前に進んでいるもんだから、着実にゴールは近づいている。

上の方から誘導員の声が聞こえてきた。ようやくだ。ホッとする。
上がりきったところで声を出してくれていた誘導員にお礼を言っておく。

DSC00839.JPG

ここでも座って休憩。ポールをしまって、代わりにハンドライトを取り出す。
そして、二度目のロキソニン投入。

ここからはサクサク下れる下り・・・・・のはずが、岩場の下りは腰に衝撃が走って結構痛いぞ。
腰の影響は上りばかりかと思ってたが、岩の段差を勢いよく飛び降りたりすると腰にズキンとくる。
深い段差はそっと降りるしかない。
そうなると思うようにはサクサク下れない。

下りまで我慢の走りか。
でも、上りよりかは楽なので、徐々に気持ちも身体も回復してきた。
鞘口峠からの上りも今までより少し楽に感じられた。
前に遅れることもなく集団走行についていける。
っていうか、すっかり詰まってました。どうりで・・・。
途中抜かせてもらってなんとか抜け出せた。

舗装路に出ると明るい灯光器が見えてきた。
よし!来た来た。

第2関門到着 9時間7分(4時間37分) 42.1km(ガーミン38.5km)

ボトルの残りは150mlくらい。一気に飲み干し、水1.5L受取りをボトル2本に分けて入れる。
片方のボトルにはシトリックスアミノプロをうすめる。
ブルーシートに座り込むが体育座りは腰が痛くて休んだ気がしないので、ガードレールに腰かけて補給。
初クリフバーを食す。味は良いし、ボリュームもある。(4回くらいに分けて食べた)

6~7分くらいで再スタート。
あとは残る二つのボスをやっつけて下るのみ。
去年より30分遅れだが、状態からして上々のペース。
この調子ならそこそこで完走はできそうだ。
気持ちはだいぶ回復していた。
いける!いける!

(VOL.3につづく)

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コメント 9

ハンサムネコ

おー
記事が同じスピードwww

by ハンサムネコ (2013-10-19 22:32) 

ハンサムネコ

わー
更新時間も一緒(笑)

たて続けにすみません♪

by ハンサムネコ (2013-10-19 22:34) 

harley

>ハンサムネコさん
レースでは相当遅れをとってますがね(笑)
次はゴールまでですね?
いつになるかな?


by harley (2013-10-19 22:42) 

JUN

ロキソニンかぁー
私も投入してみようかな?
by JUN (2013-10-20 10:50) 

ごーやん

私も最近腰の状態が気になります。

寝る時のベッドのマットレスが原因ではないかと疑っています。
普段の生活から改善できることもあるかもしれませんね。

私も今回クリフバー初めて使用しました。
けっこうボリュームがあるので、
あらかじめ一口サイズにカットして持つのもありだと思います。
by ごーやん (2013-10-20 11:51) 

ammysan

いやあ、いろんな武器を投入しますなあ。
これで、ポパイのホウレンソウでもあれば完璧?
(古ぃ!)
あっ。ドーピング禁止薬使用の疑いで、大会本部に密告しちゃおうかな!

by ammysan (2013-10-20 19:11) 

harley

>JUNさん
ロングレースのときには欠かせなくなりました。
ロードのレースでも痛みの出る前に飲んでみては?
普段でも我慢できないような痛みにはいいと思いますよ。
by harley (2013-10-20 23:11) 

harley

>ごーやんさん
腰が痛い時は必ず横向きで丸くなって寝てます。
クリフバーは確かにカットしておくのがいいですね。
味も良かったのでこれから利用しようと思います。
by harley (2013-10-20 23:13) 

harley

>ammysanさん
自分の脚と心臓だけでは全然足りないので、
そりゃ力になるものなら何でも摂りますよ。
この他にも山のようにあります。
でもどれもアンチドーピング商品ばかりです。

by harley (2013-10-20 23:26) 

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