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第20回日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)≪レースレポVOL.1≫ [ 日本山岳耐久レース(ハセツネ)]

平成24年10月7~8日東京都のあきる野市で開催された第20回日本山岳耐久レース 長谷川恒男カップ(通称ハセツネ)に参加してきました。

コースは、武蔵五日市~入山峠~市道山~醍醐丸~生藤山~浅間峠(第1関門)~笛吹峠~西原峠~三頭山~鞘口峠~月夜見駐車場(第2関門)~御前山~大岳山~御岳山(第3関門)~日の出山~ゴールという72Km。

参加者は約2,000人くらいでしょうか。
長距離とはいえ、序盤にシングルトラックがあることを考えれば、参加者が多すぎて渋滞が発生してしまうのも仕方のない人数です。(工夫の仕方もあるとは思うが・・・)

普通のレースと違うのは途中にエイドといわれるような補給所がないこと。唯一、第2関門で1.5Lの水またはスポドリをもらえるだけ。
あとは、天然エイドが3カ所あるのみ。
それ以外で水や食料等の補給を受けることが出来ないので、基本的に72Kmを走りきる装備を担いで走ることになります。

私の装備は、サロモンのスキンプロ10+3のザックに、ブラックダイヤモンドのウルトラディスタンスのポール、ヘッドライト、ウェストライト、ハンドライト、替電池、撥水ウィンブレ、アームウォーマー、ファーストエイドキッド、サバイバルシート、ティシュ、携帯トイレ、携帯電話、デジカメ、小銭。
雨具は天気予報によりカット。
防寒用もウィンブレとアームウォーマーのみとしたが、結果、一度も着用せずに半袖TEEだけで大丈夫でした。

補給食は、パワージェル13個(フラスク3個に分けて)、ジェルブラスト1個、ベスパハイパー2個、スニッカーズミニ3個、パーフェクトプラスケーキ2個、梅シート1袋、塩飴3個、眠眠打破シート。(消費はおおむね半分)

総重量は計ってません。

今年は、おんたけ100km、信越五岳110kmに続いて、このハセツネにも初参戦。
STYにも参戦しているので、私にとって今年はウルトラトレイル元年みたいなもんです。
しかも、前レースの信越五岳でレース経験初の撃沈を経験して、完全に自信喪失状態でした。
したがって、ハセツネがどんな展開になるのか、自分自身全く予想が出来ず、不安が先行していました。
今回は、とにかく最後までしっかり走りきりたい。笑顔でゴールして、達成感を味わいたい。
と強く思っていました。

その半面、テンションはすごく低く、このレースに対するモチベーションもなかなか上がってはいませんでした。
このレースコースは奥方の地元でもあります。
昔から、MTBやハイキングで知っている山も多い。
しかし、ずっとこのレースを敬遠してきました。(いろんな理由で)

でも、なんだかんだといっても、何事も経験。
挑戦し甲斐のあるレースであることは間違えない。
これまでいろいろ挑戦してきて、この大会は残しておくことはできないレース。避けて通れないレース。

走る以上はベストを尽くす!

ということで、当日の朝になって支度を始める。(おそっ!!)
会場には小雨が降る中、11時前に到着。

体育館はもう満杯。通路になっているような狭いスペースに荷物だけ置かせてもらってスタートの準備。
開会式、エアロビが始まるころになって、ハイドレの水を飲もうとしたら、全く吸えない。
あれ?校庭の隅に行ってハイドレ取り出して調べてみるが、原因が分からない。
ホースを再度つなぎ直すとなぜか吸えた。
もう一度、バックに入れて吸ってみるとまた吸えない。
あれっ?とちょっと慌てていると、なんだかアナウンスも慌ただしく、いきなりスタートの号砲。
みんな一斉に走り出している。
やばい!!しかたないので原因不明、吸えないハイドレをバックに収めて、スタート位置まで急いで向かったけど、合流した時には後ろにいるのは数百人くらい。
かなり後方からのスタートとなってしまった。

遅れをとってしまったことは仕方ないにしても、ハイドレが吸えないままというのはさすがにまずい。
この先どうなってしまうのか?
幸いなことに、このバックにしてからハイドレ1.5Lとは別にショルダーにボトルを挿して持つようにしていたので、700CC位はすぐに飲める場所にある。

不安を抱きながらも、とにかく、渋滞箇所までは遅れを少しでも取り戻そうと懸命に走ることにする。

そして渋滞箇所へ。
遥か彼方に見える先の方まで人の列。
覚悟はしていたものの、うんざりするほど待たされる。

今のうちにハイドレを再チェック。
歩きながらハイドレをバックから取り出してみるものの異状はない。
飲み口にストッパーがあるので何度もひねってみるが全く出てこない。
ちょっとイライラしてストッパーをグイッとひねったら、なんと、飲み口がポロリとかけてしまった。
これで完全にハイドレから水を飲むことが出来なくなってしまった。
ハイドレは貯水タンクとしてもっていて、ボトルが無くなったらハイドレからボトルに移し替えるしかない。
もし、ボトルが無かったら完全にアウトだったろう。
今考えると、バックの下から伸ばしているホースが、バックの中のどこかでねじれていたのかもしれない。
最初からホースごとやり直しておけばよかった。

まだスタートして何キロも走ってないのに、時間だけが進んでいく。
いったいこの先どうなるんだろう?

CIMG5442.JPG

≪レースレポVOL.2≫に続く。 

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コメント 12

ammysan

それだけの距離を走るのに、途中に食料の補給とかが受けられないとは、厳しいなあ。
そして、2000人とは? 厳しいレースなのに、それだけの参加者がいるのにも驚きです。
by ammysan (2012-10-10 04:34) 

松原浩孝

ハーレーさん、ハセツネ^ ^
お疲れ様でした♪
しかし、ボトルがあって精神的にも助かりましたねー。
飲めないとなったら。ペース配分に影響しますからね^ ^
by 松原浩孝 (2012-10-10 08:42) 

sally

スタート前に会った後、トラブルあったのですね。
渋滞する情報が一人歩きしてスタートから市道山分岐
過ぎまでは走りづらかったでしょう。
スタート位置に工夫が必要と感じます(ブロック制など)
私は第2関門の給水も無しで良いと思ってます。
by sally (2012-10-10 13:30) 

JUN

ハイドレの原因はなんだったんですか?
ハセツネのスタートってパプ〜〜っていう
サイレンてイメージでしたが今は号砲ですか?
by JUN (2012-10-10 18:44) 

hime

スタート前にこれだとかなり焦りますよね。
もう何とかなれって感じのスタートでしょうか。
ボトルがあって良かったです。
by hime (2012-10-10 23:23) 

harley

>ammysanさん
20年続いている老舗の大会だけあって(どういうわけか)不動の人気があります。
最近のエイド充実大会とは全く異なる耐久レースです。
単純に楽し~~い!と叫ぶようなレースではないですね。
試練への挑戦みたいなもんでしょうか。
その分やりがいも大きいです。

>松原さん
いや~、もしボトルなかったら、のど乾いた時はいちいちバックおろして、
ハイドレパックからがぶ飲みするようでした。
皆さんもスタート前にはチェックしてくださいね。

>sallyさん
どこが分岐だったのかよくわからなかったけど、
第1関門手前まで断続的に混んでました。
スタート位置さえ確保してればあと30分は早かったかな。
第2関門でハイドレに入れた水はそのままゴールまでお持ち帰りでした。
でもせめてボトル1本分はないと綾広までもたないな。

>JUNさん
今では確認しようがないのですが、ホースがバックのどこかでねじれて塞がってしまったのではないかと思います。

>himeさん
ボトルなくて、ハイドレ飲めなかったらリタイア確実でしょう。
スタートの時はほんとに焦りました。
実は、ボトル持っていくつもりで忘れてたんです。
会場で買おうか、買うまいか迷った挙句に700円の臨時出費となりましたが、買っておいてよかったです。
by harley (2012-10-11 00:34) 

liang

出だしからいきなりのドラマだったんですね。
無事完走されたと知っていてもドキドキしました。
写真を見て渋滞が想像以上のミチミチぐあいで驚きました(゜Д゜)
by liang (2012-10-11 13:49) 

kummy

しょっぱなからアクシデント!!読んでるこっちがドキドキします(^-^;
でも冷静に対処するのはさすがですね!
私ならパニクってアウトでしょう…
by kummy (2012-10-11 14:31) 

harley

>lianguさん
この写真の場所が一番の渋滞箇所です。
一列で牛歩が続きます。
by harley (2012-10-12 00:59) 

harley

>kummyさん
間一髪セーフってとこですね。
エイドが無いので水が飲めないのは致命的です。
by harley (2012-10-12 01:04) 

おおやまねこ

ハイドレがそんなことになっていたんですね。
それもスタート直前に・・・。でも、よく落ち着いて対処しましたよね。さすがです。
by おおやまねこ (2012-10-12 14:34) 

harley

>おおやまねこさん
文章では落ち着いているように思えたかもしれませんが、
みんながスタートした時は、焦りまくりでした。

by harley (2012-10-14 18:12) 

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