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使ってみましたZポール ウルトラディスタンス☆ [グッズ・アイテム]

ほとんどのトレラン大会ではトレッキングポールの使用は禁止されているし、普段トレランする時にも5時間~7時間程度なので、それほどポールの必要性を感じていなかった。
そもそも、年配のハイカーが杖として使っているというイメージでした。

しかし、私にとって超長距離のトレランレースとなるSTYにエントリーした時からトレッキングポールを意識するようになった。
アウトドアショップに行ったときには、必ずポール売り場をチェック。
STYの本番での使用の前までにはポールを使ったランにも慣れておかないといけないとも考えてました。

いろいろと調べてみると、トレラン用となればやはり重要なのは軽量性。そして、操作性。
候補に挙げたのは、ブラックダイヤモンドのZポール ウルトラディスタンスとシナノのトレランポール13.6のふたつ。

GWのある日、好日山荘でZポールを見て悩んでいると、今ならポイント3倍付きますとの店員さんの言葉に背中を押されてとうとう買ってしまいました。

早速というかやっというか、先日の奥武蔵のトレランではじめてのポールを使ってみました。

≪Zポールの特徴≫

色は黒を基調とした落ち着いたデザイン。
自転車好きにはたまらないオールカーボン製。
重量は実測で110cmサイズ二本合わせて255g。ほんとに驚くほどの超軽量です。
3段折りたたみ式。つなぎ目はインナーコードが青い樹脂でカバーされています。
伸縮式のものよりはコンパクトさにかけるものの軽量さを優先しているのでしかたありません。
ソフト携帯袋つき。
DSC09811.JPG

組み立てる時には、グリップ部分を上に引き上げればボタンが飛び出てカチッと止まる。
折りたたむ時には、ボタンを押してグリップ部分を縮めれば折りたためるようになります。
どちらも5秒あれば簡単に出来るスピード操作性。
DSC09809.JPG

グリップ部分が長くなっていて、下のほうを持つことも出来るようになっている。これ重要。
グリップ部分は素手で握ってもしっくり馴染む材質でとても握りやすい。
手首を通すストラップもゴワゴワした感じがなく一部メッシュ構造になっていて通気性にも配慮している。
DSC09810.JPG

≪バックでの携帯方法≫

グレゴリーのルーファスには残念ながらポールをセットする機能はありません。
しかも、中に入れようとするとはみ出してしまいます。
そこで、持ち運ぶ際のセッティングをいくつか試してみた。
付属の袋は使いません。

ボトル用のポケットの片側に二本突っ込む。
チャックの輪っかで先を引っ掛ければ落ちません。
ポケットはひとつしか使えなくなる
DSC09882.JPG

ボトル用ポケットそれぞれに一本づつ突っ込む。
これだとポケットは全く使えない。
DSC09813.JPG

荷物が少なければ中に入れて、はみ出た先をチャックの輪っかで止める。
これでチャックも開かない。
でも、これでは出し入れは面倒。現地までの行き帰りはこれでいいのかな。
DSC09893.JPG

つけたり外したりを繰り返すのは結構面倒くさい。
この日は練習も兼ねていたので、ずっと持って走ってました。
不要な時にはサッと折りたたんで、サッとしまう方法も考えておこう。

≪トレイルでの使用方法≫
正式には誰にもレクチャーされていないので、自己流で使ってみて感じたこと。

手首のストラップは、落とさないために使うのだろうが、今回1回も手を通さなかった。
もしかして、このベルトは必要ないかも。
もう少し使ってみて、いらないようなら外してしまうかも。

平地、もしくは下りの時は普通にグリップを握りますが、
登りの時にはグリップの下の方を持つと長さが丁度良くなります。
しかもグリップ真ん中の突起に指を挟めてとても握りやすい。
激坂登りなら、人差し指と中指。
緩いのぼりなら、薬指と小指。
といった具合で、持つ位置を替えることで無段階に長さを調整することが出来る。
これをするためには、ストラップに手首を通していると出来ないんです。
DSC09869.JPG

ポールの突き方は足とポール(手)の動きが連動しなければいけないのかもしれないが、どうも足の運びと突くタイミングがずれてしまう。足のリズムのほうが早くなってします。
それでも特に変な感じはないので、自然に任せて突いても大丈夫みたいです。

走るときは突きながら走ることも出来るし、持って走ることも出来る。
持つときには両手に一本ずつでも、片手に二本をまとめて持っても良い。
両手の場合は、グリップ下のほうを握る、片手の場合はグリップより少し下を握ると走るときのバランスが良い感じ。
DSC09868.JPG

折りたたんで手に持って走る場合は片手に一本ずつとなります。
人差し指をにストラップを引っ掛けて握るとブラブラしませんでした。
DSC09877.JPG

DSC09878.JPG

持って走っていても軽量なのでとくに問題ありません。
伸ばした状態のままの場合には、道幅が狭い場所や枝がはみ出ている場所などでは気をつけないと引っ掛けてします。
もちろん他の人が近くにいればなおさらだ。

また、握ったまま転倒してしまうと受身がうまく取れないので、ポールより自分を大事にして、すぐに離さないといけませんね。
あと、岩場などで手を使わなければならないときにも取扱いに注意が必要ですね。

≪今回使ってみた感想≫

ランの邪魔になるかと思っていたが、普通にファンラン程度で走るのであれば全く問題なかったです。
全力で緩やかな下りを走るなら、さすがに持つのもじゃまっくさいかも。
私にはそんな状況は余りありませんが・・・。

登りの時は、予想以上にラクに登れることに驚きました。
きつい登りも腕の力を借りてグイグイ登れる。
脚の力7:腕の力3くらいで登れる感じです。
二足歩行から立ったまま四足歩行が出来るようになった感じでしょうか。
きつい登りや階段登りで、よく膝に手を乗せたりするのと同じことかな。

ギリギリ走れないくらいの緩い登りでも、ポールを使って走るとそのまま登り切れてしまうこともしばしばありました。

下りでバランスをとるのにも有効だったようです。
少し広めに使って、横に身体がぶれるのを押さえて、
スキーのようにサクサクと下っていくイメージです。

ポールを使うとトレイルに多少なりともダメージを与えてしまうことが気に掛かりますが、
個人で使用するくらいなら大丈夫でしょうか。

ポールの有効性は実際に使ってみないと分からないと思いますが、
脚の疲れを軽減するには絶対に役立つと思います。
それはロングになればなるほどでしょう。
そのためにはどうしても軽量性、携帯性なども必要条件ですね。

これからも個人でトレランするときには常時携帯したいと思います。
ガーミンのバッテリーと共に・・・・。
秋のSTYで問題なく使いこなせるように取扱いにも十分慣れておきたいと思います。

使ったことがない人はお試しあれ。
最後に、あちらよりこちらを選んで良かったと思います。

最後まで読んでいただいて有難うございます。
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JUN

niceレクチャーお疲れ様でした。
ワタスも去年購入したんですがまだ未使用です。
記事参考にしてがら近々使用してみまーす。
by JUN (2011-05-17 07:03) 

YSS

頼もしい相棒を入手できましたね。
ますます熱が入りそう!
by YSS (2011-05-17 08:43) 

kummy

山はいろいろとお金が掛かりそうですね(^-^;)
by kummy (2011-05-17 09:50) 

いかいか

この使用レポート参考になります。(もはやメーカーの回しものかともw)。そしてこういうのを見ると欲しくなるボク。使うレベルに無いのに~(笑)何よりも膝とか怪我の予防によさそうですね。
by いかいか (2011-05-17 13:19) 

harley

>JUNさん
せっかく買ったのにもったいないですね。
参考にしていただけると嬉しいんですが、
習うより慣れろ、実践あるのみですよ[__るんるん]
by harley (2011-05-18 00:25) 

harley

>YSSさん
そう、あちこちの山地図を見て
コースを物色中です。
休みの日が足りな~い[__ふらふら]
by harley (2011-05-18 00:27) 

harley

>kummyさん
う~ん、たしかにバック、ハイドレ。おやつもロードよりも多め。
電車で行って、帰りには温泉寄ったり、手間も時間も掛かるかも。
でも、kummyさんの遠征に比べれば大した出費ではないかも?
by harley (2011-05-18 00:36) 

harley

>いかいかさん
レベルなんて全然関係ないですよ。
いかに脚の疲れを軽減して、楽しめるかってことなので、
初心者だって平気です。
ただ、トレーニングで走るならこれに頼ってちゃダメですかね。
by harley (2011-05-18 00:46) 

thick-beard

詳細なレポートでとても参考になりましたぁ。
上半身を効果的に使う練習になりそうですね
by thick-beard (2011-05-18 23:14) 

beki

確かにカーボンはマテリアルフェチには
たまらないですよね~
スキーのストックとか大して重さは変わらないけど
ついつい目が行っちゃうんですよね(^^ゞ
by beki (2011-05-19 10:52) 

sally

ポールって自重を軽くする効果ありますよね。
長時間だと脚、膝の負担軽減出来そう。

本当ならUTMF&STYでこの週はわくわくだった
ハズですよね~ 延期なので金曜日に夜勤予定
入れてしまいました…
by sally (2011-05-19 11:04) 

harley

>thick-beardさん
練習というより持っていれば必然的に使える感じです。
by harley (2011-05-19 22:58) 

harley

>bekiさん
カーボンって言うだけで良いものに感じてしまう。
我ながらバカですね~~。
by harley (2011-05-19 22:59) 

harley

>sallyさん
登りでの脚の補助効果はすごく感じます。

STYの代わりに富士クリーンアップ大作戦か奥多摩に
わくわく中です。
by harley (2011-05-19 23:08) 

やっさん

なんか、すでに板に付いている感じですね!マジほしくなりました。僕も山で試してみたいです。元々群馬の雪国育ちでスキーは4歳からしっぱなしなのでポールに違和感はないと思われます・・・っていうかほしい!

詳細レポありがたいです。僕も同じものがほしくなりましたよ・・・へっへっへ!
by やっさん (2011-05-20 00:49) 

harley

>やっさん
初めてでも運動会の行進みたいなことは大丈夫でした(^^ゞ
レースでは余り使う機会ないので、
せっせと山に通わなければ[るんるん]
by harley (2011-05-20 14:01) 

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