第2回信州戸隠トレイルランレース≪レースレポートVOL.3≫ [ 信州戸隠トレイルランレース]
≪レースレポートVOL.2≫からの続きです。
約22km地点となる戸隠宝光社の裏から、自然林の中の遊歩道を通って、鏡池に向かいます。ここからのトレイルも最高に気持ちがいい。霧雨、雲が立ち込めて、遠くの景色は相変わらず見えませんが、雑木林の紅葉は、十分楽しめます。
この辺りか、宝光社の手前だったかで、先行していた先輩さんに追いつく。やや疲れてきているのかちょっとペースが落ちている。追い抜くときに「頑張るね」と声を掛けられたが、どうしてどうして、先輩さんのほうこそ、頑張っていらっしゃるじゃないですか。お歳を聞くと58歳とのこと。う~ん、私も、まだまだ頑張らねば。
落ち葉でふかふかのトレイル。いつも、こんなところを走れたら幸せだなぁ。霧雨の紅葉もなかなか乙な物に感じてきます。
そして第2エイドとなっている鏡池に到着(26.4km、3時間52分)。
ここは、水面に映る紅葉がとてもきれいな観光スポット。向こうに見えるはずの戸隠山はモヤで全く見えませんが、まさに水面が鏡のようで紅葉がとてもきれいです。ゆっくり眺めて、写真でも撮りたいところですが、エイドで、コーラとバナナをいつもどおり頂いて、すぐに出発します。
森林植物園となっている森の中は、自然散策路として整備されていて、一般の人もトレイルを楽しめるようになっていて、何人かの観光客も歩いています。
この森林植物園に入ってすぐに、前方で大きな熊鈴の音がします。おっ、1●1さんだ。チラチラ姿は見えますが、追いつくことがなかなか出来ませんが、いい目標となってくれています。
奥社への参道の途中にある随神門を横切って、戸隠牧場までは、同じような道が続きます。この辺りも素敵なところでした。
もうすぐ、戸隠牧場という辺りで、1●1さんに追いつきました。
牧場に入ってからすぐに第3エイドに到着(32.3km、4時間26分)。風通しがいいせいか、止まっていると非常に寒い。休憩所にストーブがあるとのことだが、暖まったら、そのあとが余計に寒く感じるだろうから遠慮しておきました。いつもの補給に加えて、ガーミン405の充電をセットしておきました。残り距離はあと7kmほど、およそ1時間くらいであろうから、バッテリーはギリギリ持つかもしれないが、せっかくバックに持ってきたので念のため・・・。
このエイドは、牧場を回ってきてからもう一度寄ることができます。トップ選手は、とっくに通過しているが、まだ通過したのは20人くらいとのこと。すると牧場内を走っている選手が30人くらいだとすると今は50位くらい。50人なら70位。まさか80人はいないだろうから、100位以内には入れそう。
牧場内は広々としていて、清々しい。天気がよければ最高ですね。ところどころに大きな牛のフンがあります。家の近所の犬猫のフンほど汚らしさはありませんが、念のため、除けながら走ります。
この牧場でも、気がつくと前には1●1さんが走ってました。ほぼ同じペースです。
牧場のはずれでは、小川が増水して、木橋もないため、仕方なく水の中に足を入れることになりました。もともと、雨で濡れてはいましたが、完全に靴下までびしょびしょです。幾つかの小川を飛び越えたりと最後までアドベンチャー的なコースで楽しいです。
牧場の後半は、緩やかな上り。しかも、ずっと先まで見渡せます。この景色は思わず歩きたくなります。
でも、もう残りわずか。スタミナ的にはまだいけるはず。やはり最後まで走り続けよう。ここまでにも、歩いていたり、ゆったりペースの人を何人がパスしてきた。ペースは遅くなっても着実に進みさえすれば、まだ順位も上げられるはず。
ついに1●1さんに追いついた。もう、脚がいうことを聞かないと言ってましたが、まだ、しっかり動いてます。ここからは、私が先行することになりました。
牧場を走り終えると、先ほどの第3エイドに戻ります(35.2km、4時間58分)。残りは約3kmしかありません。もう、補給は不要なので、スルーします。
戸隠キャンプ場を下って、県道を渡るとゴールは近い。しかし、ゴールまでの道のりは緩やかな登り坂。しかし、ペースを落としてでも、とにかく走りきることだけを目標に脚を一歩一歩進めます。
牧場からずっと1●1さんとの併走です。背中から大きな熊鈴の音で後押しされている感じ。歩きたいのは皆同じ。でも、あと少しの辛抱。1●1さんとは、ほとんど会話もないが、心の中では、ずっと同じペースで走ってきた仲間として、最後まで一緒に頑張りたいという気持ち。
ゴールでのアナウンスがかすかに聞こえてきました。長かった旅も終わろうとしています。ゴールに備えて、充電器のコードを片付けて、身支度を整えます。
ゴール前の観客は、ちょっと少なめですが、声援を受けながらゴールです。走行距離38.8km。正式タイム5時間26分。総合順位54位という結果でした。タイムは別として、順位的には満足な結果です。
ゴール後は、おやきと温かい日本そばを頂きまいた。それでも、止まっていると寒くなってくる。早く着替えたいので、早々に預けた手荷物を受け取って、車に戻ろうとしていたところに、KB2さんがゴールに戻ってきました。お疲れさまでした。
生憎の天気ではありましたが、土砂降りというわけではないし、終わってみれば、さほど影響は無かったような気がします。
キツイ上りを前半に設定し、適度な高低差の自然林の中のトレイル、牧場の草原とバリエーションもあり、とても楽しいコースでした。
残念ながら、というか幸運にも黒姫山麓の一部がショートカットされてしまったので、来年は、45kmを走って、ぜひ紅葉の景色の全てを満喫したいと思います。
悪天候の中、大会を支えていただいた大会関係者の皆さん、地元のボランティアの皆さん、有難うございました。
最後まで読んでいただいて有難うございます。
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いや~~
楽しそう。私も出たくなってきました。
問題は、そんなスタミナがないこと。
by ammysan (2010-11-03 23:22)
>ammysanさん
休んだり、歩いたり、時間もタップリあるので、心配いりませんよ~。
フル後半の走りには、効果ありますよ(^O^)
(あると信じてます)
by harley (2010-11-04 08:15)
走ることって孤独なスポーツだと思っていましたが
走っている全員が仲間みたいな感覚なんですよね~(#^-^#)
最後まで頑張る勇気をもらえましたよp(^-^)q
by kummy (2010-11-04 11:03)
ゆっくり水に映る紅葉を眺めていたい景色です。
牧場もコースに入っているのはいいですね。
by ドングリ (2010-11-04 12:57)
>kummyさん
特にトレランは連帯感を感じます。他人との競争というより自己との闘いがより強いんですね
そして、みんなが仲間( ^^)Y☆Y(^^ )
by harley (2010-11-04 13:44)
>ドングリさん
観光には少しの歩きを覚悟が必要ですが、
戸隠はとてもよいところでした。
by harley (2010-11-04 13:47)